2022年 活動報告

本年も残すところあと数日となりました。
1年間の研究室の主な活動を振り返ってみたいと思います。


1. 出版物
◆『AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか』川村秀憲(著)、大塚凱(著) 

本書はAI研究者である川村教授と若手俳人の大塚凱氏との対談形式で、人工知能と俳句について語られています。


2. 論文・学会発表
◆ 雑誌論文
◇電子情報通信学会論文誌
― 吉田 拓海, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 競輪における予想記事の自動生成システムの開発

◆ 国際学会発表
◇ The 17th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2022)
Kodai Hirata, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura :Implementation of Autoregressive Language Models for Generation of Seasonal Fixed-form Haiku in Japanese

◇ 2022 5th International Conference on Artificial Intelligence and Pattern Recognition (AIPR 2022)
Zhijun Zhong, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura, Yoshimi Sato, Rei Hasegawa, Miyuki Hirasawa: Estimation of Bus Passenger Attributes Using Swin Transformer

◆ 国内学会
◇ 第127回知識ベースシステム研究会(SIG-KBS)
大江 弘峻,横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 多田 満朗:灯油配送計画問題の近似最適化における車両別配送地域の決定戦略の検証

◇ 第29回 インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング (SIG-AM)
三浦 颯太, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 多田 満朗:灯油タンク内の液面高の計測におけるレーザセンサデバイスの故障検知

◇ 第22回データ指向構成マイニングとシミュレーション研究会(SIG-DOCMAS)
平田 航大, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 有季定型句の生成に向けた深層自己回帰モデルの実装と評価
赤坂 駿斗, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 複数プレイヤーの同時対戦を考慮したイロレーティングの拡張
劉兆邦, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 多田 満朗 : Estimation of Household Kerosene Consumption Using DeepSets for Efficient Kerosene Delivery Plan

◇ 第44回社会におけるAI研究会 (SIG-SAI)
阿部晃平, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:画像群の差異の説明に向けた服飾画像のキャプション生成手法の検証
西浦翼, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲,弓崎潔,佐藤好美:人物追跡手法を用いたOD推定システム

◇ 第91回 高度交通システムとスマートコミュニティ研究会(ITS)
清水雅之, 横山想一郎, 山下倫央, 川村秀憲:灯油配送計画の最適化に向けた道路ネットワークの階層化手法の検証

◇ 情報処理北海道シンポジウム2022
大江弘峻, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:タブーサーチを用いた灯油配送のローリングホライズンスケジューリング
西浦翼, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲,弓崎潔,佐藤好美:人物追跡手法によるバス乗降者数の推定における対象者特定アルゴリズムの開発
西佑希, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:交通シミュレーションを用いた直進路における円滑な追い越しの実現
右田幹, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:着衣人物画像に対する印象評価と衣服推薦に関する情報提示システムの開発

◇ 第21回複雑系マイクロシンポジウム
― 平間 友大, 横山想一郎, 山下倫央, 川村秀憲 : CNN を用いた漁業資源管理のための定置網操業手法の提案
― 劉 兆邦, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 多田 満朗 : 灯油配送計画決定に向けた多層パーセプトロンを用いた家庭内灯油消費量の推定
― 鐘 支俊, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 佐藤 好美, 長谷川 怜, 平澤 幸:Swin Transformer を用いたバス乗客属性の推定

◇ 電子情報通信学会 人工知能と知識処理研究会
― 織田 智矢, 横山 想一郎, 山下 倫央, 蕨野貴之, 大岸 智彦, 田中 英明:深層強化学習を用いたシミュレーション環境における交差点の円滑な交通流の実現

◇ 第125回知識ベースシステム研究会
― 西浦 翼, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲:バス乗客 OD データの推定における深層学習を用いた人物追跡に関する研究
― 大倉 博貴, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 白井 直樹, 長川 大介, 宮脇 雅史 : ロードヒーティング制御の効率検証に向けた深層学習を用いた路面画像認識
― 清水 雅之, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 萩谷 俊幸, 大岸 智彦 : 自動運転車両の経路探索に向けた深層強化学習の適用

◇ 第206回知能システム研究発表会
― 阿部 涼介, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 商品紹介文の作成支援における生成文評価機能の開発
― 花野 愛里咲, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲: RoBERTaを用いた俳句評価器の構築と性能評価
― 大江 弘峻, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 多田 満朗 : タブーサーチを用いた灯油配送計画の最適化
― 森 雄斗, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 森 正人 : 歩行支援機能を有する前腕支持型四輪歩行器の衝突防止機能の開発
― 細川 万維, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 関屋 英理子: 整数計画問題による家庭料理の献立表提案システムの開発

◇ 情報処理学会第84回全国大会
― 花野 愛里咲, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : マスク化言語モデルRoBERTaを用いた俳句の評価
― 平田 航大, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 深層学習による自己回帰モデルを用いた俳句生成器の評価

◆ その他
◇ 観光情報学会「観光と情報」第18巻
― 山下倫央:作ろう, それから, 句を選ぼう 2022年のAI俳句のこれまでとこれから


3. EXPO出展
◆ 第6回AI・人工知能EXPO【春】、第2回アカデミックフォーラム【春】


◆ 2022北海道ビジネスEXPO
出展タイトル:AIとIoTを活用したデータ駆動型灯油配送の実現
 (ゼロスペック株式会社と共同出展)


4. 受賞
◆ 情報処理学会 第91回 高度交通システムとスマートコミュニティ研究会 (ITS) 
◇ 奨励賞
清水雅之, 横山想一郎, 山下倫央, 川村秀憲:灯油配送計画の最適化に向けた道路ネットワークの階層化手法の検証

◆ The 17th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2022)
◇ Outstanding student Paper
Kodai Hirata, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura :Implementation of Autoregressive Language Models for Generation of Seasonal Fixed-form Haiku in Japanese

◆ 情報処理北海道シンポジウム2022
◇ 技術研究賞
大江弘峻, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:タブーサーチを用いた灯油配送のローリングホライズンスケジューリング

◇ 研究奨励賞
西浦翼, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲,弓崎潔,佐藤好美:人物追跡手法によるバス乗降者数の推定における対象者特定アルゴリズムの開発

◇ 学術研究賞
右田幹, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲:着衣人物画像に対する印象評価と衣服推薦に関する情報提示システムの開発

◆ 情報処理学会第84回全国大会
◇ 大会優秀賞
平田 航大, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 深層学習による自己回帰モデルを用いた俳句生成器の評価

◇ 学生奨励賞
花野 愛里咲, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : マスク化言語モデルRoBERTaを用いた俳句の評価
平田 航大, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲 : 深層学習による自己回帰モデルを用いた俳句生成器の評価


5. 講演
各所において、AIに関する講演を行いました。

【川村教授】
・ヒトとデジタルが共存するミライ(NoMaps Conference 2022)
・札幌AIラボのこれまでとこれから ~次なる成長に向けた地域エコシステムの発展を目指して~(「札幌AI道場」開設式)
・AI俳句から目指す、人とAIが調和して発展する動的システムとは(ビジネス+ITセミナー「AI・業務自動化・RPA 2022春」)
・DXによる社会構造の変革について(北海道水素イノベーション推進協議会)

【山下准教授】
・地域課題の解決に向けた人工知能技術の活用(大分県産業科学技術センター主催「AI活用セミナー~地域課題等のソリューションについて~」)
・AIとIoTを活用したデータ駆動型灯油配送計画の立案(公益財団法人 全日本科学技術協会(JAREC)主催 第3回「SDGsパートナーシップ・プログラム」シンポジウム 2022)
・DXを支える自然言語処理~事例から見える社会との親和性とビジネスの種~(Sapporo AI Lab主催「AI普及啓発セミナー」)
・人工知能によるイノベーションを目指す調和系工学研究室の挑戦(第2回アカデミックフォーラム【春】[第6回AI・人工知能EXPO【春】])
・DX化によるビジネス創出の可能性(一般財団法人さっぽろ産業振興財団共催「DXモデル創出補助金 公募説明会」)
・AI俳句や民間との共同研究を絡めたAIの現状と今後(株式会社網屋社内講演)

【横山助教】
・プロジェクト「一茶くん」におけるAI俳句について(洗足学園)


6.新聞等掲載/メディア出演

新聞(連載含む)     38件
テレビ/ラジオ  4件
WEB  5件
専門誌  6件









7.共同研究

株式会社堀口組除雪業務における労働時間削減に向けたAI・IoT活用に関する研究開発
株式会社網屋AIを使ったパケット解析やログ解析に関する研究
ゼロスペック株式会社IoTと人工知能技術を活用したエネルギー供給の効率化に関する研究
バリュエンステクノロジーズ株式会社人工知能を活用したオークションの最適化戦略およびブランド品査定自動化に関する研究
株式会社シーズ・ラボ人工知能技術を用いたバス車内カメラによる車内状況分析
北海道ガス株式会社北海道のスマートエネルギーネットワーク構築とコージェネレーション等の有効活用に向けた基礎研究


8.学術コンサルティング

東京エレクトロン株式会社人工知能技術に関する指導
札幌交通機械株式会社人工知能、関連技術に関する講義及び具体的事例に関する指導


9.所属学生数(2022年12月現在)

学部3年学部4年修士1年修士2年博士1年博士3年
 3名 5名 4名 7名 3名 3名






活動内容・研究内容にご興味がありましたら、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせ:http://harmo-lab.jp/contact


それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。