「情報処理北海道シンポジウム2022」にて、3名の学生が受賞しました

2022年10月15日に開催された「情報処理北海道シンポジウム2022」にて、3名の学生が受賞しました。

大江弘峻さん(博士1年):「技術研究賞」
西浦翼さん(博士1年):「研究奨励賞」
右田幹さん(修士2年):「学術研究賞」

各学生の受賞のコメントをご紹介します。

◆ 大江弘峻, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲(北海道大学),多田満朗(株式会社ゼロスペック):タブーサーチを用いた灯油配送のローリングホライズンスケジューリング

私は、灯油配送を効率化するための灯油配送計画問題に関する研究を行っています。シンポジウムでは灯油配送計画問題について、タブーサーチやローリングホライズン方式といった手法を組み合わせた提案手法と、灯油タンクの残量がより少ない状況で配送が可能な条件を組み合わせることによって、灯油配送の作業時間を実配送の約半分まで削減が可能な配送計画の作成が可能であることを発表しました。
今回の受賞は、研究室の先生方やメンバー、そしてゼロスペック株式会社の皆様の協力なしには得られなかったものだと思います。この場を借りて、協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、より良い灯油配送計画の立案が最適化手法によって可能となるよう日々研究活動を進めていきたいと思います。


◆ 西浦翼, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲(北海道大学),弓崎潔,佐藤好美(株式会社シーズラボ): 人物追跡手法によるバス乗降者数の推定における対象者特定アルゴリズムの開発

今回研究奨励賞に選出していただき,誠にありがとうございます.本研究は,社会的には地域住民の交通を支え,学術的には人流予測や空間モニタリングに応用できる,大変意義のある研究であると考えています.日々の研究を支えていただいている共同研究先の方々や研究室の先生・先輩方に厚く感謝を申し上げます.今後もこの受賞を励みに,より一層精進していきたいと思います.


◆ 右田幹, 横山想一郎,山下倫央,川村秀憲(北海道大学):着衣人物画像に対する印象評価と衣服推薦に関する情報提示システムの開発

本研究では,着衣人物画像に対して衣服の推薦評価と推薦を行うファッションコメンタリーシステムを開発しました.まず、カメラによりユーザーの全身画像を撮影し,衣服領域を抽出した画像に対し印象推定を行い,印象評価と衣服推薦の結果を表示しました.
今回、学術研究賞という名誉ある賞を頂き、大変うれしく光栄に思います。このような賞を頂けたのは、数多くのご指導をして頂いた研究室の先生方を始め、先輩方の手厚いサポートや研究室メンバーの支えなどがあったからこそだと感じています。この場を借りて感謝申し上げます。また、他の方々の研究を拝見することができ、たくさんの刺激を頂きました。
今回、着衣人物画像に対して衣服の推薦評価と推薦を行うシステムを開発いたしました。今後も、引き続きユーザーの役に立つようなシステムになるよう、研究に取り組んで参ります。


研究内容にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:http://harmo-lab.jp/contact

[情報処理北海道シンポジウム2022 支部表彰者]