新年のご挨拶、最新の人工知能ニュースをお届けします/harmolab161
新年あけましておめでとうございます。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。
札幌は雪が少なく、過ごしやすいお正月となりました。
この年末年始、皆さまはいかがお過ごしになられたでしょうか。
さて、今回のメルマガでは調和系工学研究室から、新年のご挨拶をお届けいたします。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2026年1月9日配信
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■ 本日のTopics
【1】新年のご挨拶
【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【3】研究室に関連する企業・ベンチャー等のニュース
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】AI川柳
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【1】新年のご挨拶
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◇ 調和系工学研究室教授 川村 秀憲
2026年 あけましておめでとうございます
AIは今や身近な存在となり、ChatGPTに代表される大規模言語モデルは社会のあらゆる場面に広がっています。テクノロジーの進化は急速で、世界で必要とされる能力も次々とAIに置き換えられ、特に若い世代はこれまでとは異なる新しい環境を生きていくことになります。
一方で、共感や感受性など人間ならではの強みは変わりません。教育においては、「なぜ学ぶのか」という意義を伝えることこそ、大人が果たす役割だと考えています。AIは感情を持ちませんが、人は経験や感情を通して学びに価値を見いだせるからです。
私たち「調和系工学研究室」は、AI対人間という構図ではなく、AIと人間が協働するあり方を追究しています。AIを道具として活用しつつ、人間にしかできない洞察や、容易には答えの出ない難題に挑むことが重要です。
これからは、人とAIや機械が調和して共存する世界が当たり前となり、その中で自分の存在価値をどう発揮するかが問われていくでしょう。このような時代にあって、私たち自身も社会と積極的に関わりながら、皆様から学びの機会をいただき、研究室の知見を持って社会に貢献できるように、より一層努力して参ります。
引き続き応援いただけましたら嬉しく思います。
◇ 調和系工学研究室准教授 山下 倫央
明けましておめでとうございます。
新しい年の始まりにあたり、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2025年は、OpenAIのChatGPTやGoogleのGemini、AnthropicのClaudeに代表される大規模言語モデル型の生成AIに加え、タスクを自律的に遂行するAIエージェント化の進展、GitHub Copilot等の開発支援サービス、さらに深層学習による画像・時系列解析技術が、研究現場のみならず社会実装の段階においても一層存在感を増した一年でした。
本研究室においても、人工知能技術を中核とした研究を通じて、学術的成果の発信に加え、自治体・企業との連携による実証的な取り組みを着実に進めることができました。多くの皆様からいただいたご支援や建設的なご意見に、あらためて深く感謝申し上げます。
調和系工学研究室では、人工知能技術を単なる高度化の対象としてではなく、実社会の意思決定や現場運用をどのように支え、どのような効果をもたらすのかを検証することを研究の中心に据えています。
データ解析や機械学習の精度向上にとどまらず、人・組織・制度との関係性を含めて技術の有効性を評価し、現実の課題解決に結び付く形での研究開発を進めてまいります。
今後も、社会的責任を強く意識しながら、公共性や持続可能性を踏まえた設計と検証を重ね、長期的に信頼される技術の創出を目指して取り組んでまいります。
本年度も2月初旬に卒業論文・修士論文発表会が予定されており、学生たちは研究のまとめに取り組んでいます。学部生の卒業研究や修士2年生の修士論文では、人の考えや判断、創作といった知的な活動を支援・拡張することを目指したテーマが多く見られます。
これらの研究では、技術が正しく動くことを示すだけでなく、実際の社会や利用場面の中でどのような価値を生むのかを確かめることを重視しています。
本メールマガジンをご覧の皆様からのご助言やご意見に、心より感謝申し上げます。研究の進捗や成果は、今後もウェブサイトやメールマガジンを通じてお知らせしてまいります。
2026年が皆様にとって実り多い一年となりますようお祈り申し上げるとともに、本年も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
◇ 調和系工学研究室助教 横山 想一郎
明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
調和系工学研究室からは昨年3月に4名の学生が学士課程を卒業し、5名の学生が修士課程を修了しました。
また、博士課程の森 雄斗くんが、介護者・被介護者のための自律走行機能を持つ歩行器に関する研究に取り組み、博士の学位を取得しました。
さらに昨年10月には、新たに3名の学部生が研究室に配属されました。加えて、他大学から大学院修士課程に進学する学生や、海外留学から帰国予定の学部生が、本年4月より当研究室に加わる予定です。
新しく加わる学生を迎え、2026年も社会課題の解決を目指した人工知能研究に、研究室一同取り組んでまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
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◇ 「サンデー毎日」にて川村教授の寄稿文が掲載されました
2026年1月5日発売「サンデー毎日」の特集記事にて、川村教授の寄稿文が掲載されました。
本稿では、生成AIが私たちの生活や仕事に与える影響について予測しています。
ご興味のある方は、ぜひお手に取っていただければ幸いです。
◇ 「日の出塾」オンライン講演会に川村教授が登壇します
2026年1月15日(木)に開催される社会福祉連携推進法人 日の出医療福祉グループ主催「日の出塾」オンライン講演会に川村教授が登壇します。
当日は「人工知能の未来 ~ChatGPTを超えて~」と題し、生成A Iの仕組みや使い方、社会や生活に与える影響、AI時代の人間の価値についてお話しします。
ご興味のある方はぜひご参加いただければ幸いです。
日時 : 2026年1月15日(木)16:30~18:00
会場 : ZOOMウェビナー(オンライン)※事前予約制
詳細・お申込みはこちらよりご確認いただけます
https://hinode.or.jp/seminar/20251105/188509/
【3】研究室に関連する企業・ベンチャー等のニュース
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◇ 朝日新聞にて「Aill goen(エール ゴエン)」を取り上げていただきました
2026年1月5日付、朝日新聞にて、AI恋愛ナビゲーションアプリ「Aill goen(エール ゴエン)」を取り上げていただきました。
記事では、「社員に出会いを、会社公認アプリ 福利厚生にマッチングサービス、広がる」と題し、独身社員向けの福利厚生として、企業で導入が広がっている「Aill goen」が紹介されています。
「Aill goen」は、株式会社Aill(エール)が開発・提供するサービスです。
川村教授は「Aill goen」の開発に携わり、現在、株式会社Aillの社外取締役を務めています。
[株式会社Aill]
[Aill goen]
◇ 朝日新聞にて「Aill goen(エール ゴエン)」を取り上げていただきました
2026年1月5日付、朝日新聞にて、AI恋愛ナビゲーションアプリ「Aill goen(エール ゴエン)」を取り上げていただきました。
記事では、「独身社員にも愛の手を 会社公認縁結びアプリ、利用1割交際も」と題し、福利厚生の一環として、企業で「Aill goen」が採用されている現状が紹介されています。
「Aill goen(エール ゴエン)」は、株式会社Aill(エール)が開発・提供するサービスです。
川村教授は「Aill goen」の開発に携わり、現在、株式会社Aillの社外取締役を務めています。
[株式会社Aill]
[Aill goen]
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
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★ 「国産四足歩行ロボ」でクマを追い払う スタートアップが新プロジェクト「KUMAKARA MAMORU」開始(itmediaより)
ロボット開発を手掛けるスタートアップHighlanders(東京都豊島区)は12月25日、同社の四足歩行ロボットを活用し、クマによる人身被害を未然に防ぐプロジェクト「KUMAKARA MAMORU」を24日から始めたと発表した。クマの生息域と人の生活圏の境界を四足歩行ロボットでパトロールし、クマを追い払う。
★ 3Dワールド生成モデル「Echo」発表! 独自の空間基盤モデルを用いて、メートル法ベースのジオメトリに裏付けされた物理空間の描画・編集を実現、クローズドβ中(cgworld.jpより)
イギリスSpAItial社は12月16日(火)、テキストや1枚の画像から一貫性のある3D世界を生成する新モデル「Echo」を発表した。
★ Boston Dynamicsのヒト型ロボット「Atlas」に「Gemini Robotics」搭載 Hyundaiが自動車工場に配備へ(itmediaより)
米Boston Dynamicsは1月5日(米太平洋時間)、米Google DeepMindとの新たなAIパートナーシップを発表した。同社が開発を進めるヒト型ロボット「Atlas」にGoogle DeepMindのAI技術を統合し、知覚・推論・行動能力を大幅に高めることが目的という。DeepMindが開発するロボット向け基盤モデル「Gemini Robotics」をAtlasに適用し、多様な産業タスクの遂行を可能にしていく計画だ。
★ 楽天市場アプリ、AIチャットで商品検索できるように 「Rakuten AI」搭載(itmediaより)
楽天グループは1月5日、「楽天市場」のスマートフォンアプリに、同社のチャットAI「Rakuten AI」を搭載したと発表した。AIとのやりとりにより、楽天市場の商品を検索できるようになる。iOSとAndroidどちらにも対応する。
【5】AI川柳
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調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。
2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。
AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!
★ お題「馬」(1月6日投稿)
ただの挑戦ではなく、大きな力や才能を扱うための意志や覚悟。人生や夢に立ち向かう決意(感想は #ChatGPT と作成)。
【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。
私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
調和系工学研究室 教授 川村 秀憲
[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◇ 次号は、2026年1月23日に配信する予定です。
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山下 倫央准教授
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▽調和系工学研究室FB
▽川村 秀憲教授FB
▽AI一茶くん
▽調和系工学研究室AI川柳
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