「第262回 自然言語処理研究発表会」にて学生が発表しました

2024年12月12日~14日に名古屋大学 オークマホール/オンライン(ハイブリット)にて開催された「第262回 自然言語処理研究発表会」に本研究室より、上前 諒輔さん(修士1年)が参加し、研究発表を行いました。

[第262回 自然言語処理研究発表会]


◆ 上前 諒輔, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲, 永田 功 : 大規模言語モデルを活用したテクニカルライティングに基づく文章修正手法の開発

マニュアルは利用者が理解しやすい文章で書く必要があるが,作成者にとってその技術を習得するのは容易ではないため文章の作成支援技術が求められている.
本研究では,マニュアル作成を支援するため,テクニカルライティングに基づいた文章修正手法を提案する.
本提案では,複数のテクニカルライティングのルールを大規模言語モデルのプロンプトに組み込み,適切な文章修正を行うためにFew-ShotやChain-of-Thoughtを導入している.
本研究の評価のために作成したテストデータを用いて,複数の大規模言語モデルに対してライティングルールの準拠・非準拠の判定タスクを適用して,適切な判定ができることを確認した.
また,マニュアル作成に関する専門家および非専門家による評価において,本手法でライティングルールに基づく文章修正ができることを確認した.
本手法をマニュアル作成の実務で活用することで,利用者が理解しやすいマニュアル作成の効率化が期待できる.

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