7月30日(金)にオンラインで開催された第143回情報基礎とアクセス技術研究発表会(https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/ifat143.html)にて、修士1年の平田 航大さんが発表を行いました。
平田 航大, 横山 想一郎, 山下 倫央, 川村 秀憲:Transformerによる言語モデルを用いた俳句生成とその評価, 第143回情報基礎とアクセス技術研究発表会, オンライン(2021)
発表を行った平田さんには、学会に参加して気づいた問題点と最近の動向についてレポートしてもらいました。
修士1年の平田です。
7月30日にオンラインで開催された第143回情報基礎とアクセス技術研究発表会に参加しましたので報告いたします。
自分の研究に関連する発表で気になったのは、「個人化/非個人化・判定単位等の違いによる多様なリーダビリティの頑健性を考慮した比較」江原 遥(東京学芸大学)です。
発表者の方は応用言語学の研究者であり、その分野では盛んに研究されている(個人化)リーダビリティについてのサーベイ論文でした。
個人化リーダビリティとはテキストに対して付与される指標で、ある読み手がそのテキストを読むことができるかを示す指標です。
自分の研究の中でも、評価指標の個人化という発想が役に立つのではないかと考えています。
今まで私は主に自然言語処理の分野についての研究を中心に、論文調査などを行ってきました。
一方で自然言語処理の分野は応用言語学などの他の分野との結びつきが強い研究分野でもあるため、様々な研究分野に目を向けていくべきであると感じました。
江原 遥さん(東京学芸大学)の発表を聞き、応用言語学という分野への関心や評価指標の個人化という発想を新しく知ることができました。
今後の自身の研究に生かしていきたいと思います。
今回は発表者に対する質問をすることができなかったため、次回以降は積極的に質問をしていきたいと思います。(修士1年 平田 航大)
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