1月21日~23日にオンラインで開催された26th International Symposium on Artificial Life and Robotics(AROB 26th 2021)(https://isarob.org/symposium/)にて、修士1年の森 雄斗さんが発表を行いました。
Yuto Mori, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura, Masato Mori, Norio Kato : Development of a forearm-supported walker with walking support and autonomous driving functions, 26th International Symposium on Artificial Life and Robotics (AROB 26th 2021), GS7-4, Online (2021)
発表を行った森さんには興味をもった研究発表、及び、学会に参加して気づいた問題点と最近の動向についてレポートしてもらいました。
AROB 26th 2021は、A I 技術やロボティクスが中心の研究についての講演が行われました。
その中から高齢者の歩行に関係した研究があったので、注目して聴講しました。
今回は、発表タイトル「Evaluation of the stability limit of static walking in the elderly by considering the relationship between a projected point of a centroid and the base of support セントロイドの投影点と支持基底との関係を考慮した高齢者の静的歩行の安定限界の評価」について紹介します。
講演者はAtuki Tsuboi 青山学院大学です。
こちらは、二足歩行ロボットシミュレーションを高齢者の静的歩行に適用し、歩幅の変化によって静的歩行の安定限界を算出する研究です。
適用したパラメータは、歩行スピードや下肢の長さなどを使用しています。
結果として、ロボットシミュレーションから静的歩行の歩幅限界を算出しています。
展望として、実際の高齢者の歩行解析を続け、個人の歩行特性に考慮したシミュレーションの設計を目指しています。(森 雄斗)