川村教授の中国・深セン視察レポート、新配属メンバーの紹介をお届けします/harmolab134

こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

11月に川村教授が、みらいコンサルティンググループの中国拠点の一つMICSにコーディネートをしていただき広東州・深セン市を視察しました。
今号のメルマガでは、最先端の科学技術都市である深センでの自動運転タクシー、ドローン配達、無人運転バス等の体験を川村教授がレポートします。
ご興味のある方はぜひお読みになってください。

それでは、本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年12月6日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 本日のTopics
【1】中国・深セン視察レポート
【2】新メンバー紹介
【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【4】季刊『雫』「今回のAI一茶くん」
【5】調和技研エンジニアブログ
【6】人工知能・ディープラーニングNEWS
【7】調和系工学研究室関連企業等NEWS
【8】AI川柳
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】中国・深セン視察レポート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2024年11月に、川村教授がMICS※にコーディネートをしていただき、情報技術と製造技術を融合した最先端の科学技術都市である広東州・深セン市を視察しました。
川村教授が現地体験をレポートします。

※ MICS(MIRAI Innovation Center Shenzhen/深セン未来創新服務中心)は、みらいコンサルティング株式会社が運営するイノベーションセンターです。深セン随一のソフトウェアパーク「深セン湾創業広場」にあり、中国・深センへの進出や連携を模索する日本企業に向けて、シェアスペースの提供や、視察のアレンジ、進出手続きや提携交渉など各種の支援を行っています。

― 深センを訪れた感想について

初めて深センにきました。
噂には聞いていましたが、まさにハイテク都市。
40年余りで急激に、政府主導で開発された巨大都市。東京などと比べて全体が整っていて、気持ちがいいです。車もほとんどEVで街中が騒がしくないのも意外でした。
イノベーションが生まれるエコシステムも桁違い。
いろいろ勉強になるところも多いですが、日本の現状と比べると圧倒されることばかり。
日本ももっと頑張らないと、と強く思わされました。

現在深センでは6〜7割の車はEVになっているそうです。
今回もたくさんEVに乗りましたが、どれもセンサーで周囲を認識し、とてもスムーズに運転していました。
レベル2程度の運転支援はどれにもついていて、法対応が進めば4にアップグレードされることも織り込み済みとのこと。

Huawei 、BYD、Nioなどのショールームに行ってたくさんのEVも見学しました。
総じて価格の割に質感が高く、内外装ともに近未来的でこれなら乗ってみたいと思わされました。
デザイン的には日本車よりも洗練された印象のものが多かったですし、内装も無駄なく高級感あって運転しやすそうなものが多かったです。
ドアの開閉などの質感も完成度は高かったです。もちろん運転性能には未成熟なところもあるでしょうが、普段の街中移動であれば十分満足のいくレベルです。

深センの燃料コストは日本でのガソリン車と比べて5分の一ぐらいの感覚でしょうか。
たまにポルシェやメルセデスなどのガソリン車も走っていますが、市内にはガソリンスタンドはあまりないそうです。私も今回の視察でせいぜい1、2箇所見かけたぐらいでした。

一方、充電施設は至る所にあります。法的に普及が義務づけられているおかげで、全く充電に困ることはありません。
面白かったのは、Nioの車のバッテリー交換です。
車体下部にバッテリーが収納されており、交換ステーションに行くと自動でバッテリーが取り出されて交換されます。
およそ5分でバッテリー交換が終わって、満充電で出かけることができます。

深セン市内にはNioのバッテリー交換ステーションは200箇所ほどもあるそうです。
交換料金は時間によって変化し、早朝で600円ぐらい、お昼で2000円ぐらいだそうです。料金がダイナミックに変化するところも、エネルギーを無駄なく使う工夫になっていますね。

日本ではハイブリッドが優位だと言った意見も見かけますが、深センの自動車事情を目の当たりにすると日本はだいぶ置いてかれているなぁ、大丈夫かなぁと思わされました。

― 自動運転タクシーの乗車体験について

深センで自動運転タクシーに乗りました。
深センの街中はそこそこ、交通量がありますが、きちんと運転して目的地まで連れて行ってくれます。
今のところはまだ監視員が同乗していますが、もう少しで完全無人になるとのこと。
まだ一般的ではなく実証実験のレベルだそうですが、きっともう少しで一般公開されるのだと思います。
監視員の緊張感を見ると、まだ完成までは少し技術的に詰める必要性がありそうですが、でも深センほどの都市の一般公道でこのレベルの実証実験を日常的にしているのはすごいと思いました。
サンフランシスコのWaymo などと比べて精度はどうでしょうか。気になるところです。

― ドローン・デリバリー体験について

深センの公園でドローンによるフードデリバリーを体験しました。
スマホアプリで注文すると10分後ぐらいにドローンが公園に設置されたステーションに着陸してドリンクを運んできてくれます。
技術的には日本でも実現できるでしょうが、実証実験ではなくこれが日常になっているのが感慨深いです。
公園に遊びにきていた親子が当たり前のようにデリバリーを頼んでいるのを見て、日本との違いを感じました。
技術はあってもなかなかイノベーションを社会に実装できない日本。一方、新しい技術をどんどん社会実装していく深セン。
実装することで得られるデータや課題が次のイノベーションを進化させると考えると、足踏みしていては置いてかれるばかりです。

― 自動運転バスの試乗体験について

深センの公園にて自動運転バスの試乗をしました。
ハンドルもブレーキもないバスです。こちらも実証実験ではなく、公園にて普通に一般市民の方々が乗れる運用がなされていました。
みんなワイワイガヤガヤ自動運転を楽しんでおりました。

― 中華料理・広東料理について

今回の深センでは広東料理を多く食べました。
中華料理についてはあまり詳しくないですが、広東料理は薄味繊細で素材の味を生かした料理。
食べていて和食に通じる優しい素材の旨みを感じるものが多かったです。
中華は全般的に辛い、濃い、油のイメージだったのですが、広東料理を食べて中華料理のイメージが変わりました。
やっぱり現地に来てみていろいろ味合わないとわからないですね。

それぞれの体験動画や、料理画像を下記よりご覧いただけます。ご興味のある方はぜひご覧になってください。
https://harmo-lab.jp/?page_id=14358

[MICS(MIRAI Innovation Center Shenzhen/深セン未来創新服務中心)]


【2】新メンバー紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 調和系工学研究室に新しいメンバーが配属されました

調和系工学研究室に新しく、学部三年生3名が配属されました。
3名の皆さん、これから調和系のメンバーとしてぜひ一緒に頑張りましょう!

[ 岩村 大空さん ]
漠然と機械学習に興味がありますが、明確に定まったものはありません。
物理的な事柄へのアプローチということよりは現象の解析や理論の側に興味があるため、
この点で興味の方向を絞るとともに、なにか意味あることができたらと思っています。
要領の悪さゆえご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

[ 藤本 大 さん ]
特定の分野というよりはAI分野全般に興味があります。
ご迷惑をお掛けすると思いますが,何卒よろしくお願いします

[ 松本 大誠 さん ]
大規模言語モデルを用いた自然言語処理に興味があり、それを用いて社会に貢献できるような研究をしたいと考えています。
未熟な点も多々あるかと思いますが、精一杯努力していきたいと思います。よろしくお願いいたします。


【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 日本語学会2024年度秋季大会にて学生が発表しました

2024年10月26日~27日にオンラインにて開催された「日本語学会2024年度秋季大会」のワークショップに本研究室より、北野 勇太さん(修士2年)と教員が参加し、研究発表を行いました。
[日本語学会2024年度秋季大会]

◆ 帝国議会議事速記録のコーパス構築に向けた翻刻・文字起こし支援システムの開発

発表者:
伊藤 孝行(北海道大学),山下 倫央(北海道大学),横山 想一郎(北海道大学),川村 秀憲(北海道大学),北野 勇太(北海道大学学生),平間 友大(平間AIラボ),小木曽 智信(国立国語研究所)

司会:
伊藤 孝行(北海道大学)

概要:
本ワークショップでは1890年から1947年までに作成・公開された帝国議会議事速記録のコーパス構築に向けた文理協働型研究プロジェクトを紹介し,下記の内容を話題提供する。
近代語資料として帝国議会議事速記録の持つ可能性,帝国議会議事速記録テキスト化の経緯,帝国議会議事速記録翻刻・文字起こし支援システム開発にかかる報告および分析結果の報告を通じ,参加者のみなさまと情報共有・意見交換を行う。

  1. 帝国議会議事速記録のコーパス構築に向けたプロジェクトの紹介(伊藤,小木曽)
  2. 帝国議会議事速記録翻刻・文字起こし支援システムにかかる概要(山下,横山)
  3. 帝国議会議事速記録翻刻・文字起こし支援システムの紹介およびデモンストレーション(平間)
  4. 帝国議会議事速記録翻刻・文字起こし支援システムを用いた分析結果の報告(北野)

◆ 学会の様子等を北野さんがレポートしてくれました

― 研究会に参加して気づいたこと

日本語研究は情報系とはやや距離がある分野と認識していましたが、実際にはOCRなどが積極的に導入され始めています。
しかしながらコーパスの作成など正確性が要求されるため手作業が必要な場面は多く存在し、これらの効率化は依然として課題となっていました。

—————————–
研究内容にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ: http://harmo-lab.jp/contact


◆ 研究室に関連するベンチャーのニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 東京都の「キングサーモンプロジェクト」にAWLが採択されました

2024年11月、東京都の実施する「キングサーモンプロジェクト」第5期先行導入プロジェクトの第2弾にAWL株式会社が採択されました。
「キングサーモンプロジェクト」は、都との協働をきっかけとしてスタートアップの成長を支援するものです。
本協働プロジェクトでAWL株式会社は、墨田区にある「すみだスケートボードパーク」にて、AWLの最先端エッジAI(人工知能)映像解析技術を使用し、ヘルメット未着用の検知・予防を実施します。

詳細は下記、AWLのwebサイトよりお読みいただけます
https://awl.co.jp/news/20241127/

また、このことについて、2024年11月25日付、日刊工業新聞に取り上げていただきました。
[日刊工業新聞] (お読みになるにはログインが必要です)

[東京都 キングサーモンプロジェクト]
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ 日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社【2025年版】」にAWLが選出されました

2024年12月2日付、日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社【2025年版】」にAWLが選出されました。
このことについて、AWL株式会社 代表取締役社長兼CEO 北出 宗治 氏のコメントを下記AWLのwebサイトよりお読みいただけます。
https://awl.co.jp/news/20241202/

[日経クロストレンド] (お読みになるにはログインが必要です)
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ さくマガにAWL CTO 土田 氏が登壇したNoMaps2024のセッションが掲載されました

2024年12月3日付、さくマガに、AWL株式会社 取締役CTOの土田 安紘 氏が登壇した「NoMaps2024」のセッション「さくらインターネット Presents 生成AIの今と未来 – 現実的な活用法と近い未来の展望」の一部が掲載されました。
セッションでは、株式会社GitHouse 助飛羅 知是 氏と、さくらインターネットの角 俊和 氏、同じく新発田 大地 氏とともに、「生成AIに今何ができて、何ができないのか」をテーマに、お話ししました。

当日のイベント概要は下記よりご覧いただけます
https://no-maps.jp/program/sakura_startups20240912/

[さくマガ]
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


【4】季刊『雫』「今回のAI一茶くん」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
AI一茶くんの対決デビュー戦となった、NHK「超絶 凄ワザ!」への出演を契機に知り合ったマルコボ.コム社が発行している「季刊『雫』」にAI一茶くんの俳句が掲載されています。
この中の「今回のAI一茶くん」というコーナーでは、素性を隠して掲載されたAI一茶くんの句を読者が当てるという企画が行われています。
AI一茶くんが詠んだ句、そしてその句が獲得した得点、AI一茶くんの俳句を見抜いた人数をご紹介したいと思います!

兼題「海月」(季刊『雫』2024年11月11号)
あかつきの星の数ほど水母浮く

AI一茶くんは、まだ良い俳句を自分で選ぶことができないので、AI一茶くんの詠んだ「海月」30句から、編集室が選んだ一句です。この句は1点句となりました!
AI一茶くんの句を選抜した編集室の方々は、AI一茶くんが三千もある海月の種類を知っていたのでしょうか?!とのことです。
また、今回見事おひとりの方がAI一茶くんの俳句を見抜きました。ヒントを参考に考えられたようです。

次回の兼題は「桃」です。
AI一茶くんの句は何点獲得できるのか、そして見抜ける方はいらっしゃるのか、お楽しみに!

次回は2025年2月の発行となります。マルコボ.コムオンラインショップ( http://shop.marukobo.com/ )からも購読のお申し込みができますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。


【5】調和技研エンジニアブログ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
北大発認定スタートアップである株式会社 調和技研は、同社のwebサイトにて、エンジニアによるブログを公開し、AIの最新動向、事例、ノウハウなどを紹介しています。最近の記事をご案内いたしますので、ご興味のある方はぜひお読みになってください。

Llama 3 の日本語継続事前学習モデル「Llama-3-ELYZA-JP-8B」を試してみる(11/06公開)
一般公開されている「Llama-3-ELYZA-JP-8B」についての紹介と検証を行っています。
#生成系AI #言語系AI #ChatGPT

AI活用成功に導く「AI導入アセスメント」とは――数理最適化AI事例をもとにポイントを解説(11/11公開)
AI活用を成功させるための重要なステップである「AI導入アセスメント」について詳しく解説しています。


【6】人工知能・ディープラーニングNEWS
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東芝の映像解析向けAIモデルがJetsonへの組み込みに対応(MONOistより)
東芝デジタルソリューションズは2024年11月11日、「SATLYS 映像解析AI」の4種類のAI(人工知能)モデルについて、エッジAIプラットフォーム「NVIDIA Jetson」への対応を開始したと発表した。

生成AI「Apple Intelligence」米国で開始 写真や文章のAI編集機能が無料で(itmediaより)
米Appleは10月28日(現地時間)、iPhone・iPad・Mac向けの生成AI機能「Apple Intelligence」の提供を開始した。各OS向けに無料のソフトウェアアップデートを配信しており、英語で利用可能。日本語には未対応だが、デバイスとSiriの言語を「英語(米国)」に設定すれば日本でも英語での利用はできる。

NECとさくらインターネットが協業、生成AIプラットフォーム分野で「cotomi」を活用した新サービスを展開(ledge.aiより)
NECとさくらインターネットは2024年11月25日、生成AIプラットフォーム分野での協業を発表した。
この提携により、NECが開発した生成AI「cotomi(コトミ)」が、さくらインターネットの新たな生成AI向けプラットフォームサービスで利用可能となる。

Anthropic、AIシステムと外部データソースを統合する「Model Context Protocol」を発表(ledge.aiより)
Anthropicは2024年11月25日、AIシステムと外部データソースをシームレスに接続するための新しいオープンソースプロトコル「Model Context Protocol(MCP)」を発表した。
MCPは、コンテンツリポジトリやビジネスツール、開発環境など、さまざまな外部データソースとの統合を容易にし、AIモデルがより関連性の高い情報を提供できるようにすることを目的としている。

Google、AIが量子コンピューターのエラーを訂正するシステム「AlphaQubit」を発表(ledge.aiより)
Google DeepMindとGoogle Quantum AIは2024年11月20日、量子コンピューターにおけるエラー訂正を大幅に向上させる新しいAIシステム「AlphaQubit」を発表した。

機内持ち込み手荷物をAIで解析、「積み切れずフライト遅延」防ぐ JALとNECが実験(itmediaより)
日本航空とNECは11月29日、機内持ち込み手荷物の個数と種類をAIで解析し、機内の棚に積み切れないと判断したタイミングでアラートを出す「NEC Baggage Counting Solution」(NECバゲージ・カウンティング・ソリューション)の実証実験を始めた。このようなソリューションの試みは世界初という。

パナソニック、「いいね」の簡単フィードバックで嗜好を反映する画像生成AI「Diffusion-KTO」を開発(ledge.aiより)
2024年12月2日、パナソニックホールディングスと米国研究拠点であるパナソニックR&Dカンパニーオブアメリカ(PRDCA)は、ユーザーの「いいね」や「嫌い」といった単純なフィードバックを活用し、個々の好みに合わせた画像生成を可能にするAI「Diffusion-KTO(Knowledge Transfer Optimization)」を発表した。

世の中のあらゆる“未知の物理現象”を予測できるAI「Newton」 元Googleの研究チームが開発(itmediaより)
元Googleの研究者らが立ち上げたAIチーム「Archetype AI」は、あらゆる物理現象を理解し予測するAIモデルを開発した研究報告を発表した。


【7】調和系工学研究室関連企業等NEWS
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
United Vars Academy 2024 Tokyo を開催しました(クレスコ・イー・ソリューション株式会社)
クレスコ・イー・ソリューション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:後藤 聡)は、2024年11月11日~15日の5日間に渡り、株式会社クレスコ(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:冨永 宏)社内にあるフューチャーセンターで、United VARs Academyを開催いたしました。

セキュリティ担当者への「現状把握」と「積極的諦め」のススメ “サイバーリスク=経営リスク”の時代の処方箋(株式会社網屋)
サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、の「Security BLAZE 2024」。現代の企業運営には、ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃や内部不正など、さまざまなセキュリティリスクが伴います。本セッションでは、そうしたリスクに対応するために、自社のセキュリティ担当に指名された方がまず検討したほうがよいことや実施すべきこと、組織の立ち上げなどについて紹介します。

株式会社インターパーク 「Sapporo Engineer Base」に賛同企業として参画(株式会社インターパーク)
株式会社インターパーク(所在地:北海道札幌市、代表取締役社長:舩越裕勝)は、札幌市が実施する、市内で活躍するエンジニア・エンジニアコミュニティの支援や新たなエンジニアの創出・育成を行う取組「Sapporo Engineer Base(以下、SEB)」に賛同企業として参画したことをお知らせいたします。
https://sapporo-engineer-base.dev/


【8】AI川柳
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://x.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★ お題「税金」(11月25日投稿)
税金を納めて今日も暮れてゆく
日々の労働や義務を果たしながら、時間が過ぎていく生活の一コマ(感想は #ChatGPT と作成)

★ お題「ワイン」(11月26日投稿)
単身のワインといえばつまらない
一人でワインを楽しむことがやや寂しく、物足りない感じ(感想は #ChatGPT と作成)


【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。

私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

調和系工学研究室 教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◇ 次号は、2024年12月20日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
 https://harmo-lab.jp/?page_id=2918
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
調和系工学研究室教員
川村 秀憲教授
山下 倫央准教授
横山 想一郎助教

調和系工学研究室HP
調和系工学研究室FB
川村 秀憲教授FB
調和系工学研究室AI川柳

▽ ご意見・ご感想は【こちら】からお願いいたします
▽ 新規登録は【こちら】からお願いいたします
▽ 配信停止は【こちら】からお願いいたします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━