調和系工学研究室では、人工知能、ディープラーニング、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、マルチエージェントシステム等に関する一流の研究者がそろっています。
川村 秀憲
教授
インターネット、スマートフォン、GPSなどの革新的な情報技術は人々の暮らしを豊かにする身近な技術として普及してきました。これらの技術が画期的なサービスを生み出す一方、既存の社会の仕組みが新しいサービス実現の障害になっているケースがあるのも事実です。
我々は、社会の仕組みに情報技術を取り入れる時代から情報技術の上に社会の仕組みを構築する時代への変化の変わり目に立っています。社会の底を支え、社会総体としての効率や幸福を最適化する新しい情報技術を自由な発想で発明していくことがアカデミックな情報学研究者の使命であると思います。
フロンティア精神を受け継ぐ北海道大学の学生諸君とともに、グローバルな視点に立ち、地球規模で有意義な研究を行うことを目指したいと思います。
profile
2000年3月北海道大学大学院工学研究科システム情報工学専攻博士後期課程期間短縮修了。同年4月同大学助手。2006年同大学准教授、2016年同大学教授となり現在に至る。1999年~2000年、日本学術振興会DC特別研究員。2007年~2008年、日本学術振興会海外特別研究員、ミシガン大学客員研究員。
人工知能、マルチエージェントシステム、複雑系工学、観光情報学の研究に従事、人工知能やマルチエージェントに関する発表論文多数。情報処理学会、人工知能学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会、観光情報学会などの会員。観光情報学会理事。株式会社調和技研、フュージョン株式会社、株式会社インターパーク、株式会社Aill社外取締役。
TEL: 011-706-6499
E-MAIL: kawamura [at_mark] ist.hokudai.ac.jp
FACEBOOK: https://www.facebook.com/hidenori.kawamura
山下 倫央
准教授
前職の国立研究開発法人 産業技術総合研究所では,社会システムシミュレーション技術を用いて、群集流動、道路交通、電力需要における既存のサービスの検証や新たなサービスの創出に取り組んでいました。
新たに着任した調和系工学研究室では、人工知能技術とマルチエージェントシミュレーション技術を連携させて、社会システムの効率化だけではなく、重篤なリスクを軽減して持続可能性も向上させる運用手法の開発を目指します。
北海道大学は札幌という魅力的な都市にあり、世界に対峙可能な競争力を持った大学です。学生の皆さんとは、基礎的な情報技術の開発から社会実装までを広く視野に入れて、これからの世界を牽引するイノベーション創出を進めていきたいと思います。
profile
2002年3月北海道大学大学院工学研究科システム情報工学専攻博士後期課程期間短縮修了。2003年4月 独立行政法人 産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター 特別研究員、2005年 同所情報技術研究部門 研究員、2011年 同所サービス工学研究センター 研究員、2016年 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 主任研究員、同所情報・人間工学領域研究戦略部 研究企画室 企画主幹を経て、2017年2月より北海道大学大学院情報科学研究科 准教授。
2000年~2003年 日本学術振興会 特別研究員、2002年~2003年 ブルッキングス研究所 客員研究、2010年~2017年 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 客員准教授、2011年~2014年 独立行政法人 科学技術振興機構 さきがけ研究員、2015年~2017年 東京農工大学大学院工学府 情報工学専攻 客員准教授。
情報処理学会、人工知能学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会会員。人工知能、マルチエージェントシステム、社会システムシミュレーション、人流解析の研究に従事。
TEL: 011-706-6496
E-MAIL: tomohisa [at_mark] ist.hokudai.ac.jp
横山 想一郎
助教
情報技術が人々の暮らしに密接に関わっているいま、情報科学で扱う研究内容は社会の様々な場面で活かせるものだと思います。
実社会に役立つ研究がしたいという思いから、学位論文ではスケジューリング問題に取り組んできましたが、調和系工学研究室ではその他にも深層学習による人工知能技術などを活用して、より幅広い問題の解決に役立てたいと考えています。
大学教員としての経験が短くまだまだ身につけなければならないことも多いと思いますが、学生の皆さんとともに意義のある研究が行えるように頑張っていきたいと思います。
profile
2016年3月北海道大学大学院情報科学研究科情報理工学専攻博士後期課程期間短縮修了。同年4月日本学術振興会特別研究員(PD)。2017年2月同大学助教となり現在に至る。2015年〜2016年、日本学術振興会DC特別研究員。
組合せ最適化、スケジューリング問題の研究に従事。情報処理学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会などの会員。
TEL: 011-706-6495
E-MAIL: yokoyama [at_mark] ist.hokudai.ac.jp