川村秀憲著『ChatGPTの先に待っている世界』、最新の人工知能ニュースをお届けします/harmolab128

こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

今号のメルマガでは、川村教授の著書『ChatGPTの先に待っている世界』より、「第七章 代替される「知能」、代替されない「芸術」 ― 人間に残される仕事は何か」の一部を抜粋して紹介します。

第七章では、より進化した人工知能が入り込んできた社会を想定し、そこで生まれるリスクや対処法について考えています。
人工知能が進化する中で、それに取って代わられない人間のスキルや能力は何でしょうか。人工知能に代替できるものとできないものについて深く掘り下げて考察しています。

興味のある方はぜひお読みになってください。

それでは、本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年9月13日配信
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■ 本日のTopics
【1】ChatGPTの先に待っている世界
【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【3】調和技研エンジニアブログ
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】調和系工学研究室関連企業等NEWS
【6】AI川柳
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【1】ChatGPTの先に待っている世界
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(第七章 代替される「知能」、代替されない「芸術」 ―人間に残される仕事は何か より一部を抜粋)

◆ 「レンブラントの新作」の意義

ディープドリームとは異なる方法で絵画生成を試みたプロジェクトが「The Next Rembrandt(レンブラントの新作)」です。

美術愛好家なら誰もが知る十七世紀オランダのバロック絵画の巨匠、レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン。光と影の魔術師と呼ばれ、油彩のほか、エッチングや銅版画、デッサンなどでも数多くの作品を残しています。そんな彼を現代に蘇らせようと、マイクロソフト、オランダの金融機関INGグループ、レンブラントハイス美術館、マウリッツハイス美術館、デルフト工科大学などが手を組んで立ち上げたのがこのプロジェクトです。

最初に行われたのは、レンブラントが生前に残した三百四十六点の油絵画をデジタルスキャンし、そのタッチ、色使い、レイアウトの特徴などをデータ化する作業です。データ化の際には、3Dスキャナーを使用して絵の具の凹凸までを精密に計測しました。その後、レンブラントが好んで描いたであろう白人男性の肖像画をモチーフに選び、そのデータをディープラーニングで学習させ、顔の各パーツのレイアウト比率や服、その他描き方の特徴などを再現するアルゴリズムを開発しました。

ここで課題となったのは印刷です。絵画は、紙上に印刷された二次元の表現ではなく、絵の具が重ねられてつくられる三次元の表現です。そこでプロジェクトチームは、コンピューターが出力した結果に基づき、最大で十三層にわたって絵の具を塗り重ね、絵画を3Dプリントしました。

その作品は1億4800万以上の画素と150ギガバイトのレンダリングされたデータによってつくられ、その出来栄えはまるでレンブラントが描いた油絵そのものとしか思えないほどでした。

人工知能はこのプロジェクトで、過去に実在した画家の作品から画家の感性や技術を学習することで、新しいモチーフから作品を生み出せることを示しました。この人工知能が生み出した作品を、単にデータを学習した人工知能が、学習結果に応じて与えられた入力を最適化した結果とみなし価値がないと断じるか、それとも人工知能による新たな創作と捉えて価値を感じるかは人それぞれです。

しかしコンピューターに限らず人間でも、有名な画家の絵画を模写することで練習し、そのタッチや構図を学ぶだけでなく、その画家が何を考えて絵を描いていたのかを学ぶことは一般的に行われています。人間と同様に、人工知能もさまざまなことを学び、その中から新しい作品が生まれたり、またまったく新しい画風が生まれたりもしています。

「The Next Rembrandt」プロジェクトが示したものは、レンブラントという偉大な画家を現代に蘇らせるという壮大な試みだけでなく、人工知能がクリエイティブな表現を生み出す可能性を世界に示したことにも大きな意義がありました。この手の作品で、これほどのクオリティで新作として発表されたのは、まさに世界初となる偉業です。

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続きが気になる方はぜひ本書をお読みいただければありがたいです
[川村秀憲著, ChatGPTの先に待っている世界(dZERO, 2023)]

ご意見・ご感想はこちらからお願いいたします
http://harmo-lab.jp/contact


【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
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◇ 道産木セミナー第13回・IDAセミナー第5回にて川村教授が講演します

2024年9月26日(木)に札幌グランドホテルで開催される道産木セミナー第13回・IDAセミナー第5回にて、川村教授が「AI革命 建築業界の未来を考える」と題して講演します。
ご興味のある方はぜひお越しいただければ幸いです

日時:9月26日(木)14時15分~17時30分
会場:札幌グランドホテル グランドホール別館2F(札幌市中央区)
参加費:無料
定員:300人
申込期限:9月19日(木)

詳細・お申し込みはこちらよりご覧いただけます
https://j-kenchiku.co.jp/information/1697/


◇ 「つながる特許庁 in札幌」にて川村教授が講演します

2024年10月4日(金)ACU札幌/オンライン(ハイブリット)で開催されるイベント「つながる特許庁 in札幌」にて、川村教授が「『未来AI社会』の協創を目指して」と題して講演します。
本イベントではAIスタートアップが知るべき知財戦略や、未来のAI社会を見据えた協創について、専門家やスタートアップ企業の視点から深く掘り下げます。
ご興味のある方はぜひご参加いただければ幸いです。

日時:2024年10月4日(金) 13時〜18時(開場12時30分)
会場:ACU札幌 定員70名 ※オンラインでも配信します
主催:特許庁、北海道経済産業局
参加費:無料(事前申込制)※申込締め切りは2024年10月2日(水)17時まで

詳細・お申し込みはこちらよりご覧いただけます
https://tsunagaru-tokkyocho.go.jp/sapporo.html


◇ 「NoMaps2024」CONFERENCEに山下准教授が登壇しました

2024年9月12日(木)にACU(アスティ45)にて開催された「NoMaps2024」CONFERENCEのトークセッション「エッジAIが築く未来~日本の技術で世界をリード」に、山下准教授がモデレーターとして登壇しました。

詳細はこちらをご覧ください
https://no-maps.jp/2024/program/12c1300/

[NoMaps2024]


研究室に関連するベンチャーのニュース
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◇ AWLがクアルコムと協業を開始しました

2024年8月28日付プレスリリースにて、北大発認定スタートアップ企業のAWL株式会社が、Qualcomm, Inc.(以下、クアルコム社)の半導体部門会社であるQualcomm Technologies, Inc.(本社:米国 サンディエゴ)とクアルコム社のモバイル向けSoC(System on a Chip)である “Snapdragon(スナップドラゴン)”に対応するISV契約を締結し、協業を開始したことをお知らせしました。

詳細は下記よりご覧いただけます
https://awl.co.jp/news/20240828/

クアルコムとの協業開始につきまして、8月28日付の日本経済新聞および、8月29日付の北海道新聞で取り上げていただきました
日本経済新聞】(お読みになるにはログインが必要です)
北海道新聞】(お読みになるにはログインが必要です)

[Qualcomm]
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ NVIDIA x Rakuten USA共催「生成AIの未来!楽天CapitalのAI投資概況とNVIDIAの注目スタートアップ紹介」にAWL CEO 北出 氏が登壇します

2024年9月18日(水)に 新丸ビルコンファレンススクエア(東京都千代田区)にて開催されるNVIDIA x Rakuten USA共催「生成AIの未来!
楽天CapitalのAI投資概況とNVIDIAの注目スタートアップ紹介」にAWL株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治 氏がスタートアップスピーカーとして登壇します。

本イベントは、NVIDIAとシリコンバレーにて日本企業150社を越えるコミュニティを運営するRakuNest(Rakuten USA)、両社による東京での初コラボイベントです。
ご興味のある方はぜひご参加いただければありがたいです。

詳細・お申込みは下記よりご覧いただけます。
https://www.eventbrite.com/e/nvidia-x-rakuten-usa-aicapitalainvidia-tickets-934953811017

日時:2024年9月18日(水)15時30分 ~ 18時
会場:新丸ビルコンファレンススクエア( 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル9F )
参加費:無料(事前申し込み制)

[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ インドネシア公立タドゥラコ大学アドバイザリーボードにAWL CHRO 土田 美那 氏が就任、合わせてAWL CTO 土田 安紘 氏が特別講義を行いました

2024年7月29日付にてインドネシア公立タドゥラコ大学アドバイザリーボードにAWL株式会社 最高人事責任者 兼上席執行役員 土田 美那 氏が就任しました。
合わせまして、2024年9月2日にインドネシア現地にてAWL株式会社 取締役 最高技術責任者 土田 安紘 氏が同校工学部の始業式挨拶を行うとともに、9月2日から3日にかけて、AI社会実装に関する基調講演と生成AIに関する特別講義を行いました。

詳細は下記よりご覧いただけます
https://awl.co.jp/news/20240904/

[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ 「アドバンテック AI Solution Day」にてAWL CTO土田 安紘 氏が登壇しました

2024年9月10日に御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催された「アドバンテック AI Solution Day」のソリューション講演にて、AWL株式会社 取締役 最高技術責任者 土田 安紘 氏が登壇し、「人材不足の時代におけるエッジAIを応用した最新の店舗セキュリティ対策」をテーマにお話ししました。

[アドバンテック AI Solution Day]
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ NoMaps2024連携事業「生成AIの今と未来 – 現実的な活用法と近い未来の展望 –」にAWL CTO土田 安紘 氏が登壇しました

2024年9月12日(木)に E CROSS PARK(札幌市北区)にて開催されたNoMaps2024連携事業「さくらインターネット Presents 生成AIの今と未来 – 現実的な活用法と近い未来の展望 -」にAWL株式会社 取締役 最高技術責任者 土田 安紘 氏が登壇しました。

詳細は下記よりご覧いただけます。
https://no-maps.jp/program/sakura_startups20240912/

[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ BSテレ東「一柳良雄が問う 日本の未来」にAill 代表 豊嶋 千奈 氏が出演しました

2024年7月27日(土)、8月3日(土) 放送、BSテレビ東京「一柳良雄が問う日本の未来」に株式会社Aill(エール) 代表取締役 豊嶋 千奈 氏が出演し「AIアプリが導く少子化対策」をテーマにお話ししました。

川村教授は「Aill goen」の開発に携わり、現在、株式会社Aillの社外取締役をつとめています。

[BSテレビ東京「一柳良雄が問う 日本の未来」]
[株式会社Aill]


【3】調和技研エンジニアブログ
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北大発認定スタートアップである株式会社 調和技研は、同社のwebサイトにて、エンジニアによるブログを公開し、AIの最新動向、事例、ノウハウなどを紹介しています。最近の記事をご案内いたしますので、ご興味のある方はぜひお読みになってください。

Microsoft「GraphRAG」とLangchainの知識グラフを活用したRAGを比較(9/3公開)
公開されたMicrosoftのGraphRAGと以前から公開されていたLangchainによる知識グラフを活用したRAG手法を比較し、どのような違いがあるかを検証しています。
#ChatGPT #言語系AI #生成系AI

OpenAIの軽量モデル「GPT-4o mini」を試してみる(9/11公開)
「GPT-4o mini」にいくつかの質問を提示し、同社の他モデルとの違いを比較しています。
#生成系AI #言語系AI # ChatGPT


【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
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不適切発言対策に“AIアナウンサー” NHK幹部が国民民主・玉木代表に説明 「尖閣諸島は中国の領土」発言巡り
不適切発言の対応策に“AIアナウンサー”──NHKの中国語ニュースで発生した問題を巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表は8月23日、自身のX(@tamakiyuichiro)でそのように言及した。玉木代表の投稿によると、22日にNHK幹部が訪れ、不適切発言への今後の対応策について説明があったという。

安野たかひろ氏のAITuber「AIあんの」 技術解説記事を公開 RAG活用&ハルシネーション対策のダブルチェックなど
東京都知事候補である安野たかひろ氏の運営事務所(以下、安野たかひろ事務所)は6月28日、YouTubeで公開しているAITuber「AI安野たかひろ」(AIあんの)の仕組みを解説する記事を公開した。AIあんのでは、特定のデータベースにある固有の知識をLLM(大規模言語モデル)に学習させる手法「RAG」(検索拡張生成)を活用していることなどを明かした。

PFN、10億パラメータの小規模言語モデル「PLaMo Lite」を提供、エッジデバイスやオンプレミスで動作
Preferred Networks(PFN)は2024年8月28日、子会社のPreferred Elements(PFE)が開発した小規模言語モデル(SLM)「PLaMo Lite」を提供開始した。自動車やロボット、製造設備、PCなどのエッジデバイス向けに提供する。10億パラメータの小型モデルで、クラウドを必要とせずエッジデバイスやオンプレミス環境で高速に動作するとしている。

9月23日までは1日最大100万トークンの無料トレーニング提供 OpenAI、GPT-4oのファインチューニング機能を全開発者に提供開始
OpenAIは2024年8月20日、マルチモーダルAIモデル「GPT-4o」のファインチューニング機能を全ての有料プラン利用者向けにリリースしたことを発表した。開発者は自身のカスタムデータセットを使用してGPT-4oをトレーニングし、特定の用途においてより高い性能を実現することが可能となる。

生成AIでIoTアプリをローコード開発、ソラコムが無償提供
ソラコムは2024年7月17日、生成AI(人工知能)を用いてIoT(モノのインターネット)アプリケーションをローコードで開発できるツール「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」の提供を始めると発表した。

米OpenAI出資のロボット企業、“家庭用人型ロボット”を公開 2024年中に家庭への試験導入へ
ロボットスタートアップの米1Xは8月30日、家庭用人型ロボット「NEO Beta」を公開した。生体に着想を得たという機体を持つ、二足歩行ロボット。実証データを集めるため、2024年中に家庭への試験導入を行う予定だ。デモ動画では、NEO Betaがリュックサックを女性に手渡したり、一緒に肩を組んで手を振ったりする様子を公開。まるでの人間のような動作を見せている。

「専門業務向けLLM」の構築支援サービス 日立製作所が提供開始
日立製作所は2024年8月29日、専門的な業務に適したLLM(大規模言語モデル)の構築や継続的な改善を支援する「業務特化型LLM構築・運用サービス」と、実行環境の構築、運用を担う「生成AI(人工知能)業務適用サービス」を同年10月1日に提供開始すると発表した。同社は「生成AI技術者の確保や大規模な学習環境への投資、実行環境の整備、運用といった顧客負荷を減らす」としている。

生成AIベンチャー・Sakana AI、米NVIDIAなどから1億ドル超を調達
AIベンチャーのSakana AI(東京都港区)は9月4日、米NVIDIAから出資を受けると発表した。NVIDIAを含めた投資家や企業から、シリーズAラウンドで合計1億ドル(約145億円)を超える資金を調達。今後、NVIDIAとの共同研究も実施するという。

「ChatGPTのアクティブユーザー数は2億人に」──OpenAI Japan代表が公表 次世代モデル「GPT Next」にも言及
KDDIは「KDDI SUMMIT 2024」で、通信技術とAIに力を入れる方針を再確認した。またOpenAI Japanの長崎忠雄代表が登壇し、ChatGPTのアクティブユーザー数が2億人を突破したことや、企業向けサービス「ChatGPT Enterprise」が急速に普及していることを強調した。

「エビの声」も聞こえる? AIが工場などの空間情報を自然言語で発信
三谷産業は2024年7月29日、AI(人工知能)を活用した総合情報認識プラットフォーム「Artificial Business Intelligence(ABI)」を開発したと発表した。業務システムや空間内のセンサーなどから得た情報をAIが分析し、自然言語で発信することで、組織の気付きや行動を促す。今後、ユーザー向けサービスの開発を進める。

「この文章、勝手に図表にならないかな」 AIで実現? 資料作りを助けるツール「Napkin AI」、日本語対応で話題に
今書いた文章、そのまま図表になってくれないかな──資料作りに追われるビジネスパーソンなら一度は考える理想。いままでは夢物語だったが、その実現を助けてくれるAIツールが日本語で使えるようになったとして、Xで話題になっている。

ネズミの脳波からAIが画像を生成、東大が発表 脳波の変化をリアルタイムで反映
東京大学は9月7日、ネズミの脳波からAIが画像を生成するシステムを作ったとする研究を発表した。画像生成AIにネズミの脳波をノイズとして入力。脳波の変化をリアルタイムで反映する画像が出力できるという。


【5】調和系工学研究室関連企業等NEWS
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【北海道新聞】札幌発IP電話好調 インターパーク提供 テレワーク定着、不正対策強化(株式会社インターパーク)

インターパーク 東川町長へ表敬訪問 サスケWorksを活用した写真甲子園実行委員会の取り組みが第2回日本ノーコード大賞特別賞を受賞(株式会社インターパーク)
インターパークが提供するノーコード業務アプリ作成ツール「サスケWorks」を活用して進めた写真甲子園実行委員会におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する取り組みが、一般社団法人ノーコード推進協会(NCPA)主催の「第2回日本ノーコード大賞」(2024年6月21日開催)おいて高く評価され特別賞を受賞しました。これを受けインターパークは、本取り組みに関する感謝の意を表するため写真甲子園実行委員会会長を務める東川町菊地町長を訪問しました。

眼球や結膜の写った光学画像に対するAIを用いたアレルギー性結膜炎診断に関する論文掲載のお知らせ(Allergology International)(株式会社クレスコ)
鳥取大学とクレスコ技術研究所の共同研究の成果である、眼球や結膜の写った光学画像に対するAIを用いたアレルギー性結膜炎診断に関する研究論文が、日本アレルギー学会の英文誌「Allergology International」に掲載されました。


【6】AI川柳
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調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://x.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★ お題「蝉」(8月22日投稿)
ひと休みどころではない蝉時雨
蝉の声があまりにも激しく、ひと休みどころではない騒がしさが伝わってきます(感想は #ChatGPT と作成)

★ お題「秋」(9月11日投稿)
それぞれの時間が長い秋の空
秋の空の下で、ひとりひとりがそれぞれの時間をゆっくりと感じながら過ごす静かな情景(感想は #ChatGPT と作成)



【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。

私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

調和系工学研究室 教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◇ 次号は、2024年9月27日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
 https://harmo-lab.jp/?page_id=2918
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調和系工学研究室教員
川村 秀憲教授
山下 倫央准教授
横山 想一郎助教

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調和系工学研究室AI川柳

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