2020年4月17日配信

こんにちは。

北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

緊急事態宣言の対象が全国に拡大しましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、北海道大学の授業開始もゴールデンウィーク明けの5月11日から、当面の間オンライン授業を中心に開講と変更になりました。

例年であれば新年度が始まっている時期ですが、キャンパス内で多くの新入生を見かけるのは残念ながらまだ先のことになりそうです。

では、本日もどうぞよろしくお願いいたします。

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◇ 本日のTopics ◇

【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

【2】こんな本を読んでいます

【3】調和系工学研究室共同研究事例

【4】今週のAI俳句ランキング

【5】人工知能・ディープラーニングNEWS

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【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

★北海道新聞の記事で共同研究「AIを活用したオークションメカニズムの開発」について取り上げていただきました

4月6日の北海道新聞の記事で、バリュエンステクノロジーズ株式会社との共同研究「AIを活用したオークションメカニズムの開発」について取り上げていただきました。

バリュエンスグループが展開するブランド買い取り専門店「なんぼや」と、そこで買い取った商品の業者向けオークションにおいて、どのような価格形成、市場形成がされているのか、そしてそこからより良い市場ルールを決めるためのシミュレーションについて共同で研究を行っています。

記事では、本研究室の川村教授と博士課程1年の幡本昂平さんの写真も紹介されています。

ご興味のある方はぜひお読みください。

[北海道新聞]

不要品いくらで売れる リユース市場の現状 リサイクルショップ、需要にらみ流行重視/ネットオークション、古い機材がお宝にも」(お読みいただくにはログインが必要となります。)

★日本経済新聞の記事で北大発認定ベンチャー3社による新型コロナウイルス感染防止のためのAIシステム共同開発について取り上げていただきました

4月7日の日本経済新聞の記事で、北大発認定ベンチャー企業であるAWL株式会社、株式会社調和技研、ティ・アイ・エル株式会社が連携して、新型コロナウイルス感染防止のためのAIシステム共同開発について取り上げていただきました。

AWL、調和技研、TILの3社は、本研究室の川村教授がCo-founderを務めています。

3社それぞれの強みを武器に既存のシステムを基に開発を進め、できるだけ多くの企業に使ってもらい、AIの技術を使って社会貢献につなげたいと考えております。

日本経済新聞

[AIで「3密」対策 北大発ベンチャー3社連携] (お読みいただくにはログインが必要となります。)

[AWL株式会社] [株式会社調和技研] [ティ・アイ・エル株式会社]

★北海道新聞の記事で北大発認定ベンチャー3社による新型コロナウイルス感染拡大の予防に向けた小売店向けのシステム開発着手について取り上げていただきました

4月8日の北海道新聞の記事で、北大発認定ベンチャー企業であるAWL株式会社、株式会社調和技研、ティ・アイ・エル株式会社が連携して、新型コロナウイルス感染拡大の予防に向けた小売店向けのシステム開発着手について取り上げていただきました。

いま新型コロナウイルスの影響が長期化してきており、社会的にも現状の体制を維持していくことが難しくなってきています。

この先ずっと、属人的な対応だけに頼ることも限界があります。

そこで本研究室発のベンチャー3社が緊急で一致団結し、AIによる新型コロナウイルス対策ソリューションを研究開発することとしました。

これまで開発してきたAIカメラ、AIボイスレコーダーをベースにAIアルゴリズムを開発し、感染防止のための様々なソリューションを模索して行きたく思います。

応援をどうぞよろしくお願い申しあげます。

北海道新聞

[北大発ベンチャー コロナ予防へAI活用 小売店向けに新システム]

 [AWL株式会社] [株式会社調和技研] [ティ・アイ・エル株式会社]

★4月12日放送の「人間vs AI」に川村教授が出演しました

4月12日(日)13時15分から日本テレビで放送の「人間vs AI」に本研究室の川村教授が出演しました。

番組では、クリエイティブな領域に進出しているAIとして本研究室が開発した「AI一茶くん」による俳句対決と、日本マイクロソフトが開発したチャットボット「りんな」による歌唱対決が繰り広げられました。

俳句対決に入る前に、なぜAI俳句を作ろうと思ったのか、また、AI一茶くんの成長の過程についても紹介されました。

今回の俳句対決のルールは、「恋」をテーマにした俳句を3人が詠み、誰が詠んだものかを伏せて3人の審査員に審査されるというもの。

AI一茶くんの対戦相手は、現代俳句における最強女性俳人と呼ばれている阪西敦子さんと、芸能人代表の加藤諒さんとなり、詠まれた俳句は以下の3句となりました。

風光る 駅のホームに 二人きり

鳥の巣を ふれるかたちの 手を握る

ものよそふ 手首に皺や 花の冷

優勝は2名の審査員から高く評価された「ものよそふ 手首に皺や 花の冷」。

この句は阪西敦子さんが詠んだ句になります。

残念ながら優勝を逃してしまいましたが、AI一茶くんが詠んだ「鳥の巣を ふれるかたちの 手を握る」も不安定な恋の関係がスリリングと1名の審査員から高く評価していただけました。

AI一茶くんは俳句を作ることはできても、作った俳句の評価ができないため、この対戦のための句は若手俳人の大塚凱さんに協力者として参加していただき選んでいただきました。

人間では思いつかない独特な表現を身に付けていっていると評価いただいたAI一茶くん。

詠んだ俳句で人を感動させられるよう、日々学習を続けていきますので応援をどうぞよろしくお願いいたします。

★4月23日放送の「ゆうがたサテライト道新ニュース」に川村教授が出演します

4月23日(木)17時からテレビ北海道で放送の「ゆうがたサテライト道新ニュース」内のコーナー「暮らしのAI」に本研究室の川村教授が出演します。

昨日、北大工学部情報エレクトロニクス学科のOGでもある、磯田彩実アナウンサーに本研究室のファションを理解するAIの研究について取材していただき、磯田アナウンサーの衣装画像をAIに入力してファッションチェックを行いました。

北海道での放送となりますが、AIの出した分析結果にご興味のある方はぜひご覧下さい。

【2】こんな本を読んでいます

★完訳 7つの習慣 人格主義の回復

スティーブン・R.コヴィー  (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)

本日ご紹介するのは、全世界3,000万部、国内220万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラーです。

著者のコヴィー博士は自分の運命を自分で切り開くための奥深いアドバイスをわかりやすく教えることに生涯をささげ、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のあるアメリカ人 25人のひとりに選ばれており、『7つの習慣』は人生哲学の定番として親しまれています。

 [感想]

有名なビジネス啓発書ですが、久しぶりに読み返してみると新たな気づきもあり、さすがの良書です。

この本は成功者の秘密を解き明かすためにスティーブン・R・コヴィー博士が過去の成功ノウハウを研究し、そこから共通するエッセンスを7つの習慣としてまとめ直したものです。

いまのAIやIoTなど新しいテクノロジーがすごいスピードで社会を変えていく時代において、我々はどのように個人的なモチベーションを維持し、社会と関わっていく中で成功を目指すべきか、考え方のみならず方法論までを明快にまとめています。

人生における社会活動の意義を考える上でとても力強く指針を与えてくれる良書だと思います。

若い人だけでなく、シニアの方々にもぜひ読んでいただきたい本です。(川村 秀憲)

【3】調和系工学研究室共同研究事例

調和系工学研究室では、様々な企業と共同研究を行っています。

私たちはAIとはテクノロジーなのでハサミと一緒だと考え、切れるハサミはもちろん大事ですが、切れるハサミの研究ばかりを行うのではなく、ハサミで何を作るのかということも考えていかないといけないと思っています。

研究成果が学術的に意味があるだけでなく、その成果を直接誰かに使ってもらえるような形で研究を行いたいとの想いから、意識的に企業との共同研究を増やしています。

本研究室が行ってきた共同研究、また、現在進行中の共同研究事例をご紹介することにより、「AIでこんなことができるのか!」「こんなことはAIでできるのかな?」のヒントになれば大変うれしく思います。

本日ご紹介するのは株式会シーズ・ラボとの共同研究である、「AIによるバス車内状況の分析」です。

バスの乗客が混雑などを理由につり革や手すりに掴まっていない時にバスを発車してしまうと、乗客は転んで怪我をしてしまい事故になってしまいます。

そこで、カメラの画像をもとに、安全かどうかを判定し、安全であれば発車可能という合図を運転手に送れるよう、バス車内に設置したカメラを使って車内の状況をリアルタイムで判定できるAIシステムを構築し、円滑なバス運行を支援することを目指しているのが本研究です。

バスに取り付けたカメラで車内の画像を収集し、ディープラーニングで学習したモデルを使って実際の車内状況をAIでリアルタイムに検知します。

着席状態などの車内安全を確認し、走行中に移動している乗客への注意喚起や、スーツケースの有無の判定に基づいて旅行者の乗車を確認し、旅行者がいるとAIが判断したときに車内アナウンスを日本語のほかに英語や中国語などで自動的に流します。

また、カメラに映る乗客数をカウントして、混雑状況及び空席のあるなしを判断し、利用客にその情報を配信することなども研究しています。

本研究室のHP(http://harmo-lab.jp/?page_id=725) でも様々な共同研究をご紹介していますので、ご興味のある方はこちらもぜひご覧ください!

【4】今週のAI俳句ランキング

AIが俳句を作る「AI俳句」の普及を目指して、本研究室を事務局として2019年7月に設立されたAI俳句協会のウェブサイトでは、AIが生成した俳句を人が評価して、評価結果を集約したAI俳句ランキング(月間・週間)の集計を行っています。

今週のランキングをご紹介したいと思います。

1位 百合活けて 空をくぐりて 夜明けけり

2位 水洟や 風の音して 人嫌ひ

3位 燃え立ちて うすむらさきの 沙羅の花

すべて、本研究室が開発した「AI一茶くん」が詠んだ句になります。

「AI一茶くん」は1日1句投稿していますので、ぜひ俳句協会ウェブサイト(https://aihaiku.org) もご覧ください!

【5】人工知能・ディープラーニングNEWS

DeepMindのAgent57 AIエージェントがATARIの57本のゲームで人間に勝利

ロボットは動物の動きの「模倣」と「強化学習」でバランスと俊敏な動作を学習する Google AIブログがプロセスを公開

GoogleのAIで、セルフィーがあの有名アートになる!

朝日新聞のAI経済記者「みつけーた」がデビュー

店舗運営の省人化のためのIoT/AI活用

Kaggle上位ランカーの5人に聞いた、2019年面白かったコンペ12選と論文7選

シュプリンガー・ネイチャーは、新型コロナウイルスによる封鎖の影響を受けた教育者、学生、研究者が主要なテキストブックに無料でアクセスできる取り組みを実施

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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調和系工学研究室教員

川村 秀憲教授

山下 倫央准教授

横山 想一郎助教

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