Frontiers of Multi-Agent Systems (FMAS2020)にて発表を行いました

11月18日にオンラインで開催されたFrontiers of Multi-Agent Systems (FMAS2020)( http://www.itolab.nitech.ac.jp/FMAS2020/ )にて、修士1年の織田 智矢さんが発表を行いました。

Tomoya Oda, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura, Takayuki Warabino, Tomohiko Ogishi and Hideaki Tanaka Development of a Traffic-Simulation Environment Using RC Cars, The 1st International Workshop on Frontiers of Multi-Agent Systems (FMAS2020), Online

発表を行った織田さんには興味をもった研究発表、及び、学会に参加して気づいた問題点と最近の動向についてレポートしてもらいました。

修士1年の織田です。

11月18日(水)にオンライン開催された、Principles and Practice of Multi-Agent Systems (PRIMA2020) 併設のワークショップ Frontiers of Multi-Agent Systems (FMAS2020) にて発表してきました。

オンライン開催ということもあり、他の研究者と交流はできませんでしたが、様々なマルチエージェントのトピックを知ることができました。

今回は Stijn Henckens, Mostafa Mohajeriparizi and Giovanni Sileno Enriching a CP-Net by Asymmetric Merging を紹介します。

CP-Netとは、AよりBの方が好き、BよりCの方が好きのような、ユーザーの定性的な好き嫌いをグラフ表現できるものです。

このCP-Netを学習させる際のマージを工夫した手法を提案しています。

これによって、CP-Netの応用可能性(推薦システムへの実装など)を広げていました。

しかし、この提案手法は計算量の問題がまだ残っているため、実社会への応用はまだまだ厳しいと感じました。(織田 智矢)