4月12日放送の「人間vs AI」に川村教授が出演しました

4月12日(日)13時15分から日本テレビで放送の「人間vs AI」に本研究室の川村教授が出演しました。

番組では、クリエイティブな領域に進出しているAIとして本研究室が開発した「AI一茶くん」による俳句対決と、日本マイクロソフトが開発したチャットボット「りんな」による歌唱対決が繰り広げられました。

俳句対決に入る前に、なぜAI俳句を作ろうと思ったのか、また、AI一茶くんの成長の過程についても紹介されました。

今回の俳句対決のルールは、「恋」をテーマにした俳句を3人が詠み、誰が詠んだものかを伏せて3人の審査員に審査されるというもの。

AI一茶くんの対戦相手は、現代俳句における最強女性俳人と呼ばれている阪西敦子さんと、芸能人代表の加藤諒さんとなり、詠まれた俳句は以下の3句となりました。

風光る 駅のホームに 二人きり

鳥の巣を ふれるかたちの 手を握る

ものよそふ 手首に皺や 花の冷

優勝は2名の審査員の評を獲得した「ものよそふ 手首に皺や 花の冷」。

この句は阪西敦子さんが詠んだ句になります。

残念ながら優勝を逃してしまいましたが、AI一茶くんが詠んだ「鳥の巣を ふれるかたちの 手を握る」も1名の審査員の方の評を獲得し、不安定な恋の関係がスリリングと評価していただけました。

AI一茶くんは俳句を作ることはできても、作った俳句の評価ができないため、この対戦のための句は若手俳人の大塚凱さんに協力者として参加していただき選んでいただきました。

人間では思いつかない独特な表現を身に付けていっていると評価いただいたAI一茶くん。

詠んだ俳句で人を感動させられるよう、日々学習を続けていきますので応援をどうぞよろしくお願いいたします。