当研究室と北海道ガス株式会社との共同研究の成果が人工知能学会の現場イノベーション賞銀賞を受賞しました

人工知能学会の表彰式にて、当研究室と北海道ガス株式会社との共同研究の成果が現場イノベーション賞銀賞を受賞しました。

川村 秀憲、永田 紘也、横山 想一郎、山下 倫央、横川 誠、武田 清賢
積雪の有無の判定によるボイラーを稼働する制御装置の開発

畳み込みニューラルネットワークを用いた人工知能(AI)技術により路面状態の積雪有無の画像認識を行い、適切にフィードバック制御を行うことで一般的に普及している従来型コントローラより約40%ほどエネルギーコストを削減できます。

北海道では、エネルギーの高騰を受けて数多くのロードヒーティングが停止されていたり、設置が断念されていたりします。この技術によってロードヒーティングの稼働が容易になって、冬の不便が少しでも解消できたらと思います。

現在この技術を実用化レベルに持っていくため、北大発認定ベンチャーのティ・アイ・エル株式会社にてハードウェアの最終設計を行っています。