「情報処理学会第86回全国大会」にて修士1年の冨澤さんが受賞しました

2024年3月15日~17日に神奈川大学 横浜キャンパス(横浜市)/オンライン(ハイブリット)にて開催された「情報処理学会 第86回全国大会(IPSJ)」において、本研究室の冨澤 峻己さん(修士1年)が「学生奨励賞」を受賞しました。

[情報処理学会 第86回全国大会(IPSJ)]

◆ 冨澤峻己, 川村秀憲, 山下倫央, 横山想一郎:大規模言語モデルとChain of Thought Promptingを用いた俳句の評価

概要:
近年、大規模言語モデルの発展により様々な芸術作品の生成が可能となったが、作品の評価は鑑賞者によって受け取り方が異なるため、課題の1つとして残っている。
本研究では、俳句を対象として深層学習による大規模言語モデルとChain of Thought Promptingを用いた俳句の評価機構の構築を行う。
季語、切れ字、リズムといった俳句に関する情報を特徴量として大規模言語モデルに入力して、俳句特有の評価項目をどの程度満たすか数値化するタスクを推論形式で行う。得られた評価結果と俳人による評価の比較を行い、提案した評価機構の妥当性を検証する。


― 冨澤さんのコメント
この度、情報処理学会第86回全国大会で発表し、学生奨励賞を受賞しました。
初めての口頭発表ということもあり発表資料の出来が良くないなか、直前まで修正やアドバイスをくれた学生・先生方にはとても感謝しています。
また、本研究を進めるにあたり、有限会社マルコボ.コムの方々やふくし句会の方々に数々のアドバイスやアンケート調査へのご協力をいただきました。
皆様のご協力をいただき、受賞できたと実感しています。
また、発表後には様々な研究者の方々と交流する機会があり、とても良い経験となりました。
頂いた賞を励みにして、今後も研究活動に従事していきたいと思います。

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