ご寄付のお礼、最新の人工知能ニュースをお届けします/harmolab137

こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

本研究室では、2月初めに卒業論文と修士論文の発表会を控え、一年で最も忙しい時期を迎えていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

卒業論文と修士論文の発表スライドは発表後に、本研究室のHPで公開しますので、ご興味のある方はぜひご覧いただければと思います。

[卒業論文・博士論文](過去の発表もこちらからご覧いただけます)

それでは、本日もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年1月24日配信
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■ 本日のTopics
【1】ご寄付のお礼
【2】調和技研エンジニアブログ
【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
【6】AI川柳
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【1】ご寄付のお礼
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この度、株式会社ドーコン 様より、昨年度に引き続き、工学研究助成を目的として、当研究室にご寄付を賜りましたことに心より感謝を申し上げます。
私たちの研究活動にご賛同いただき応援のご寄付を賜りましたことは大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなっています。
ご寄付を賜りました株式会社ドーコン 様に研究室一同、重ねまして御礼申し上げます。

[株式会社ドーコン]

2025年1月 調和系工学研究室 教授 川村 秀憲


【2】調和技研エンジニアブログ
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北大発認定スタートアップである株式会社 調和技研は、同社のwebサイトにて、エンジニアによるブログを公開し、AIの最新動向、事例、ノウハウなどを紹介しています。最近の記事をご案内いたしますので、ご興味のある方はぜひお読みになってください。

AI Agent 【Single AgentとMulti Agent-Vol. 1】(12/30公開)

この記事では、AI Agent のご紹介第一弾として、構築手法の最新動向をまとめたサーヴェイ論文である「 THE LANDSCAPE OF EMERGING AI AGENT ARCHITECTURES FOR REASONING, PLANNING, AND TOOL CALLING: A SURVEY 」に記載された様々な手法について紹介すると共に、AI Agent の基本的なアーキテクチャの概念である「Single Agent」と「Multi Agent」についての最新動向を紹介します。
#ChatGPT #生成系AI #言語系AI


The AI Scientist:AIによる論文の自動生成|さまざまな研究テーマを提案させてみる(1/10公開)

sakana.aiは、2024年に「The AI Scientist」(AIサイエンティスト)を公開しました。このプロジェクトは「LLMを使って研究開発プロセスそのものを自動化する」という、革新的な技術により、論文を自動生成するシステムです。
本記事では、Sakana.aiのAIサイエンティストの紹介と、「AIサイエンティストによる研究テーマの提案能力」に焦点を当てて検証を行います。
#生成系AI # ChatGPT #言語系AI


【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
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◇ 北海道新聞にて「SBIR研究開発プロジェクト公開見学会」を取り上げていただきました

2025年1月19日付、北海道新聞にて、1月16日に株式会社堀口組本社(留萌市)/オンライン(ハイブリット)で開催された「令和6年度第二回SBIR(中小企業技術革新研究プログラム)研究開発プロジェクト公開見学会 中小建設業が展開する除雪イノベーション ―雪国の地域連携と働き方を考える」を取り上げていただきました。
本見学会は除雪技術の向上や省力化について考えるもので一般社団法人北海道産学官研究フォーラムなどが開催しました。

調和系工学研究室は株式会社堀口組と共同研究を行い、AIを活用した除雪の出動判断支援技術を開発しています。本見学会で山下准教授は「IoT除雪支援技術の構築(AI化による推定精度向上と実用性)」と題して研究成果報告を行いました。

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です)
[株式会社堀口組]


◇ 北海道建設新聞および北海道通信にて「SBIR研究開発プロジェクト公開見学会」を取り上げていただきました

2025年1月20日付、北海道建設新聞および北海道通信にて、1月16日に株式会社堀口組本社(留萌市)/オンライン(ハイブリット)で開催された「令和6年度第二回SBIR(中小企業技術革新研究プログラム)研究開発プロジェクト公開見学会 中小建設業が展開する除雪イノベーション ―雪国の地域連携と働き方を考える」を取り上げていただきました。
調和系工学研究室は株式会社堀口組と共同研究を行い、AIを活用した除雪の出動判断支援技術を開発しています。本見学会で山下准教授は「IoT除雪支援技術の構築(AI化による推定精度向上と実用性)」と題して研究成果報告を行いました。

[北海道建設新聞]
[北海道通信]
[株式会社堀口組]
[令和6年度第二回SBIR研究開発プロジェクト公開見学会]


★ 研究室に関連する企業・ベンチャー等のニュース
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◇ 北海道新聞にて調和技研を取り上げていただきました

2025年1月18日付、北海道新聞(紙面)にて、株式会社調和技研が全国の国立高専の学生を対象に生成AIに関する授業を行うことについて、取り上げていただきました。
授業は春休み期間の集中講義として、オンラインで10日間行われます。開発技術や活用法に加え、信頼性やセキュリティー、著作権等の注意点が学べるとともに、チャットボットシステムの試作・発表も行います。全国の高専から受講を希望する1~5年生を計40人程度募集する予定です。
記事では、講師の一人である株式会社調和技研 代表取締役社長 中村 拓哉 氏のコメントが掲載されています。

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です)
[株式会社調和技研(北大発認定スタートアップ)]


◇ 調和技研とフュージョンが連携を強化し『AIWEO (アイウェオ) for ヘルプデスク』の拡販を通じて、クライアント企業のDX支援を加速します

2025年1月8日付、プレスリリースにて、北海道大学発認定スタートアップ企業の株式会社調和技研と、調和技研と資本業務提携関係にあるフュージョン株式会社が、株式会社調和技研が開発した生成AIチャットサービス『AIWEO (アイウェオ) for ヘルプデスク』の拡販を通じて、クライアント企業のDX支援を加速することをお知らせしました。

詳細は下記、株式会社調和技研webサイトよりご覧いただけます。
https://www.chowagiken.co.jp/news/news_chowagiken_fusion_250108

川村教授はフュージョン株式会社の社外取締役を務めています。

[株式会社調和技研(北大発認定スタートアップ)]
[フュージョン株式会社]


◇ 北海道新聞にて調和技研とフュージョンが連携して取り組むAIによる企業向けDX支援について取り上げていただきました

2025年1月9日付、北海道新聞(紙面)にて、株式会社調和技研とフュージョン株式会社が連携して取り組むAIによる企業向けDX支援について取り上げていただきました。
株式会社調和技研は、昨年12月に社内問い合わせの対応を自動化し、企業の業務効率化を支援する『AIWEO (アイウェオ) for ヘルプデスク』を発売しました。株式会社調和技研と資本業務提携を結ぶフュージョン株式会社は、『AIWEO (アイウェオ) for ヘルプデスク』を拡販し、株式会社調和技研と連携してクライアント企業のDX支援を加速させます。

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です)
[株式会社調和技研(北大発認定スタートアップ)]
[フュージョン株式会社]


◇ 東京MX「東京インフォメーション」にてAWLを取り上げていただきました

2024年12月11日放送、東京MX「東京インフォメーション」にて、東京都の「キングサーモンプロジェクト」に採択されたスタートアップのひとつとして、AWL株式会社を取り上げていただきました。

東京MX「東京インフォメーション」はYouTubeでご覧いただけます
https://youtu.be/Lq5NSmJagxA

「キングサーモンプロジェクト」第5期先行導入プロジェクトの詳細は下記よりお読みいただけます
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/11/25/13.html

[東京都キングサーモンプロジェクト]
[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


◇ 「生成 AI 利活用セミナー in 北海道」にAWL CHRO 土田 美那 氏が登壇しました

2025年1月17日にサッポロファクトリー/YouTube Live(ハイブリット)にて開催された北海道総合通信局、北海道テレコム懇談会主催「生成 AI 利活用セミナー in 北海道」にAWL株式会社 最高人事責任者 兼 上席執行役員 土田 美那 氏が登壇しました。

本セミナーでは、教育に関する生成AIの先進的な取組について、教育現場や事業者による講演が行われました。AWL 土田 美那 氏は、「生成AIによるビジネス、学び、くらしの変革」と題しお話ししました。

詳細は下記よりご確認いただけます
https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2024/1129.html

[AWL株式会社(北大発認定スタートアップ)]


【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
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政府、悪質なAI事業者公表へ 偽情報の人権侵害を抑止(nordotより)
政府が通常国会への提出を目指す人工知能(AI)に関する新たな法案で、悪質な事業者の名称を公表し、AIを使った偽情報などによる人権侵害やサイバー攻撃の抑止力とする検討に入った

OpenAI、ChatGPT有料版にタスク(リマインダー)機能追加(itmediaより)
米OpenAIは1月14日(現地時間)、「ChatGPT」の有料版(Plus、Pro、Teams)に、タスク機能をβ版として提供開始したと発表した。ChatGPTに、将来のある時点で何かを実行するよう依頼できる。Googleカレンダーの「タスク」と同じような機能だ。

中国のAI企業・DeepSeekがGPT-4oに匹敵するAIモデル「DeepSeek-V3」をリリース、パラメーター数は脅威の6710億個(gigazineより)
中国のAI企業であるDeepSeekが、2024年12月26日に大規模言語モデル「DeepSeek-V3」を発表しました。6710億個ものパラメーターを持つDeepSeek-V3はOpenAIのマルチモーダルAIモデル「GPT-4o」に匹敵し、場合によってはGPT-4oを上回る性能を発揮するとのことです。

Microsoft、「Microsoft 365 Copilot Chat」発表 AIエージェントを従量課金制で利用可能に(itmediaより)
米Microsoftは1月15日(現地時間)、法人向け「Microsoft 365 Copilot Chat」(以下「Copilot Chat」)を発表した。これまで無料で提供してきた企業向けCopilotにAIエージェント機能を追加したもので、エージェントの使用は従量課金制になる。

スタンフォード大学、シンプルに論理ゲートのみで構築した超省エネなニューラルネットワークを開発(ledge.aiより)
2024年12月10日から15日にカナダ・バンクーバーで開催された「神経情報処理システム(NeurIPS)2024」で、スタンフォード大学の研究チームがエネルギー消費を大幅に削減する新しいニューラルネットワークの手法を発表した。

OpenAIの新モデル「o3-mini」完成──サム・アルトマンCEOが報告 約2週間後にリリースへ(itmediaより)
米OpenAIのサム・アルトマンCEOは、開発中の新AIモデル「o3」シリーズの一つ「o3-mini」が完成したとX上で報告した。

mixi2、生成AIに対するポリシーを公表 投稿イラストはトレーニングデータとして利用しない方針を明示(ledge.aiより)
MIXIは2025年1月14日、新SNS「mixi2」にて「生成AIに対するポリシー」を発表し、同プラットフォーム上に投稿されたイラストなどの創作物を、外部または自社が開発する生成AIモデルの学習データとして利用しない方針を明確に打ち出した。

チューリング、大規模AI向けの視覚データ圧縮技術を開発(asciiより)
Turing株式会社は、動画や画像の大規模データを効率的に圧縮しながら、AIに適した形式で高精度に保持できる技術を開発しました(特許出願中)。本技術では、局所的に重要情報を集約する学習時の工夫と、重要度に応じたデータの割り当てを組み合わせることで、自動運転AIやマルチモーダルAIなどにおける高速かつ高精度なデータ活用を可能にします。


【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
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網屋が小規模企業向けSASE「Verona SASE Lite」をリリース(株式会社網屋)
株式会社網屋(東京都中央区/東証グロース:4258/以下、網屋)は、フルマネージドSASE「Verona」から、小規模企業向けSASE「Verona SASE Lite」をリリースいたしました。

ニッセイコムの人事管理/給与計算システム「GrowOne 人事 SX/給与 SX」とクラウド人事労務ソフト「SmartHR」が API 連携開始(株式会社ニッセイコム)
株式会社 ニッセイコムは、 株式会社 SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」と、人事管理/給与計算システム「GrowOne 人事 SX/給与 SX」との API 連携を開始しました。

電子情報通信学会と情報セキュリティ研究専門委員会主催「2025年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2025)」に当社社員が登壇いたします(株式会社クレスコ)
電子情報通信学会と情報セキュリティ研究専門委員会(ISEC研)が主催する、「2025年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2025)」に、当社社員が登壇いたします。
本イベントは、1984年以来毎年開催されており、暗号と情報セキュリティ技術に関する最新の研究成果の発表および情報交換の場を提供しています。


【6】AI川柳
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調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★ お題「白」(1月16日投稿)
あまりにも美し過ぎて白すぎて
美しさが際立ちすぎて白さがさらに強調される様子,圧倒されるような感動が込められた一句(感想は #ChatGPT と作成)

★ お題「大統領」(1月22日投稿)
燃えている大統領は煽動家
情熱的で挑発的な言動を煽動家になぞらえて、賛否を含めた大統領の影響力を表現した一句(感想は #ChatGPT と作成)。



【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。

私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

調和系工学研究室 教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◇ 次号は、2025年2月7日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
 http://harmo-lab.jp/?page_id=2918
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調和系工学研究室教員
川村 秀憲教授
山下 倫央准教授
横山 想一郎助教

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川村 秀憲教授FB
調和系工学研究室AI川柳

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