2022年10月28日配信
こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。
紅葉も見頃を迎えていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
今週末は、多くの人が北大のイチョウ並木周辺を訪れることが予想されるとのことで、車両の交通規制が行われます。
イチョウ並木も綺麗ですが、研究室からの眺めも素敵です。
それでは、本日もどうぞよろしくお願いいたします。
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◇ 本日のTopics ◇
【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【2】セミナー・イベントのご案内
【3】ディープラーニング勉強会
【4】調和系工学研究室関連企業NEWS
【5】人工知能・ディープラーニングNEWS
【6】AI川柳
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【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW
★ 道新こども新聞「週刊まなぶん」に連載「北大・川村秀憲教授に聞くAIを知ろう」が掲載されました
道新こども新聞「週刊まなぶん」にて連載中の「北大・川村秀憲教授に聞くAIを知ろう」が2022年10月8日(土)に掲載されました。
「12 仕事がうばわれる?」と題し、人とAIの役割分担について、子どもにもわかりやすく解説しています。
「週刊まなぶん」は北海道新聞を購読している方に、毎週土曜日の朝刊と一緒に無料で届けられる子ども新聞です。
お子様をお持ちの皆様など、ご興味がありましたらぜひお読みください。
★ 北海道新聞にて川村教授が登壇した「NoMaps Conference 2022」を取り上げていただきました
2022年10月20日の北海道新聞にて、川村教授が登壇した「NoMaps Conference 2022」を取り上げていただきました。
「ヒトとデジタルが共存するミライ」と題し、川村教授と三浦世子氏(北海道コカ・コーラボトリング株式会社 新領域デザイン室 室長)がAIと人間の関係について話しました。
「NoMaps2022」は、2022年10月19日(水)~23日(日)の5日間の日程で開催されました。
[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です。)[NoMaps2022」
★ JAREC 第3回「SDGsパートナーシップ・プログラム」シンポジウムに山下准教授が登壇しました
2022年10月14日に公益財団法人 全日本科学技術協会(JAREC)主催の第3回「SDGsパートナーシップ・プログラム」シンポジウムが開催され、本研究室の山下准教授が登壇しました。
「AIとIoTを活用したデータ駆動型灯油配送計画の立案」と題し、現在開発を進めている研究について講演しました。
講演概要:近年,灯油配送は配送員不足,高齢化,労働生産性の低下といった多くの問題に直面しており,いわゆる“灯油難民”の発生が懸念されている.本研究では,環境負荷を軽減し,安定的なエネルギー供給を実現するために、AIとIoTを活用したデータ駆動型の灯油配送計画立案システムの開発を進めている.本講演では,システム開発のコンセプトや開発の経緯を紹介するとともに,開発を進めている灯油タンクの灯油残量の推定手法と灯油配送計画の立案手法を概説する.
下記より詳しい資料をご覧いただけます。
https://www.jarec.or.jp/sdgs_symposium_v1/pdf/kenkyu_3-01.pdf
研究内容にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:http://harmo-lab.jp/contact
[公益財団法人 全日本科学技術協会(JAREC)]
★ 研究室に関連する企業・ベンチャーのニュース
◇ 国際展示会「CEATEC 2022」に調和技研が出展しました
2022年10月18日(火)~21日(金)に幕張メッセにて開催された国際展示会「CEATEC 2022」に株式会社調和技研が出展しました。
本研究室の川村教授がラボ長を務める「札幌AIラボ」や、「札幌AI道場」に関する展示・説明が行われ、プレゼンステージにおいては、株式会社調和技研の代表取締役 中村拓哉氏が「札幌AI道場 〜産官学によるAI人材育成と地域企業の協業実現〜」と題し、「AIの社会実装を先導する都市さっぽろ」の実現への貢献を目指した取り組みについて発表しました。
[CEATEC 2022]
[株式会社調和技研]
◇ 第3回 AI・人工知能 EXPOに調和技研が出展しました
2022年10月26日~28日に幕張メッセで開催された第3回AI・人工知能 EXPO【秋】に株式会社調和技研が出展しました。
画像系AIエンジン「visee」、言語系AIエンジン「lango」、数値系AIエンジン「furas」の各々について事例紹介、およびデモに加え、「AIプロダクト事業」についても展示しました。
[第3回 AI・人工知能 EXPO]
[株式会社調和技研]
◇ 『Mikketa!!』に本研究室と共同研究をしているゼロスペックを取り上げていただきました
北海道IT情報マガジンである『Mikketa!!』に本研究室と共同研究(「IoTと人工知能技術を活用したエネルギー供給の効率化に関する研究」)を行っているゼロスペック株式会社を取り上げていただきました。
「配送効率化へAI実装も データで未来に新たな価値を」と題し、共同研究についての説明も掲載されています。
また、本研究室とゼロスペック株式会社は2022年北海道ビジネスEXPOに出展します。
出展の詳細につきましては、下記をご覧ください。
http://harmo-lab.jp/?p=8718
[ゼロスペック株式会社]
【2】セミナー・イベントのご案内
★ (株)サイバーエージェント主催のイベントにAWL代表取締役 北出氏が登壇します
2022年10月30日に株式会社サイバーエージェントの「札幌クリエイティブセンター」設立に伴い開催される採用関連イベントにて、AWL株式会社 代表取締役 兼 CEOである北出宗治氏が登壇します。
株式会社サイバーエージェント DX本部統括 藤田和司氏、サツドラホールディングス株式会社 代表取締役 兼 CEO 富山浩樹氏とともに「リテール(小売業)視点から見るデザイン思考とクリエイティブ表現・デジタルの融合による進化」について、クリエイター向けのトークセッションを行います。
日時:2022年10月30日(日)13:00~14:00
場所:北海道札幌市中央区大通西3-6北海道新聞本社ビル2F
SAPPORO Incubation Hub DRIVE
イベント参加申込みフォーム:https://forms.gle/J9CuuzekLazSYD926
詳細は下記よりご確認ください。
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=28133?bclid=IwAR21C_oPWoEyriw7CDx0Q9cVATFRC6qTJfpt8fgdYWdehJhvj9zWB4GGfTw
★ 「2022北海道ビジネスEXPO」に本研究室が出展します
2022年11月10日~11日にアクセスサッポロにて「2022北海道ビジネスEXPO」が開催されます。
本研究室はゼロスペック株式会社と共同で下記の通り出展します。
出展タイトル:AIとIoTを活用したデータ駆動型灯油配送の実現
出展エリア:展示場外スペース
※展示会場内ではなく、アクセスサッポロの入口を入ってすぐ左側のスペースになります。
出展詳細情報
また、ビジネスEXPOの招待状がありますので、希望される方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせ:http://harmo-lab.jp/contact
「2022北海道ビジネスEXPO」
日時:11月10日(木)10:00~17:30
11月11日(金) 9:30~17:00
場所:アクセスサッポロ(札幌市白石区流通センター4丁目)
入場:無料
詳細:https://www.business-expo.jp/
★ 苫小牧で開催される産学官金連携セミナー「地域におけるAIの活用について」に調和技研代表取締役 中村氏が登壇します
2022年11月22日に苫小牧で開催される産学官金連携セミナー「地域におけるAIの活用について」に株式会社調和技研 代表取締役 中村拓哉氏が登壇します。
DX推進に役立つ情報や、株式会社調和技研が取り組んできた実際の活用事例を紹介する予定です。
日時:2022年11月22日(火)
14:00~15:00
場所:ホテル ウィングインターナショナル苫小牧 第3ホール
定員:会場聴講 30名、オンライン聴講 30名 *どちらも先着順
受講料:無料
主催:苫小牧地域産学官金連携実行委員会
申し込み:Web申し込み
詳細は下記をご確認ください。
https://tomakomaicci.jp/files/libs/1607/202210061201564182.png
【3】ディープラーニング勉強会
調和系工学研究室ではディープラーニングの最新の知識共有を目指し、毎週ゼミを実施しています。
担当学生がトップカンファレンスから自分の興味のある論文について発表し、意見交換をしながら進めています。
本研究室HP( http://harmo-lab.jp/?page_id=1194 )には過去の発表に使用したスライドも公開していますので、ご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
Fine-Grained Fashion Similarity Prediction by Attribute-Specific Embedding Learning
公開URL:https://arxiv.org/pdf/2104.02429.pdf
出典:Jianfeng Dong, Zhe Ma, Xiaofeng Mao, Xun Yang, Yuan He, Richang Hong, Shouling Ji : Fine-Grained Fashion Similarity Prediction by Attribute-Specific Embedding Learning, Proceedings of IEEE Transactions on Image Processing (2021)
概要:ファッションアイテムのきめ細かい属性の類似性を学習するASENを提案しました。ASEN はGlobal branch(画像全体を入力値)とLocal branch(Global branchの途中の過程で取得できる、属性に着目している部分のみ切り取った画像が入力値)の2つのモデルから成りたちます。また、2つのモデルは、ASAとACAにより、属性の類似度計算を実現しました。実験の結果、類似性を識別にはASENが最も良いことが分かりました。(修士2年 右田幹)
【4】調和系工学研究室関連企業NEWS
★ クレスコ、大容量ファイル共有サービス「インテリジェントフォルダ」のiOSアプリをリリース
★ バリュエンステクノロジーズ、Japan IT Week 秋の「第12回情報セキュリティEXPO【秋】」に出展決定!
【5】人工知能・ディープラーニングNEWS
★ 故障検知アルゴリズムをその場で学習できるエンドポイント型AIチップを開発
★ マスク着用時の年齢・性別の推定精度が大幅に向上 サイバーリンクのAI顔認証「FaceMe」
★ 北海道電力とIHI、AIを活用したボイラー燃焼調整最適化支援システムを開発
★ 自動運転で北海道一周、日本のベンチャーが成功 1300km超を「レベル4」相当で
★ AI vs 絵師の戦争勃発? たった10円以下で本格イラストをつくれる「NovelAI」は人類の仕事を本当に奪うのか
★ 日本語で指示を出すだけでAIが自動でコードを書いてくれる「AI Programer」のベータ版がリリース
★ 日本語の呪文が使えるAI画像生成サービス「Memeplex」、法人向けに1枚0.5円で提供 APIで
★ AIオンデマンド交通導入で公共交通網を最適化、大阪府豊能町と阪急バスが実証実験
★ 京セラ、夜間や雨天時の安全運転支援システム開発
★ ZeroCap: Zero-Shot Image-to-Text Generation for Visual-Semantic Arithmetic
★ Deep learning with light
A new method uses optics to accelerate machine-learning computations on smart speakers and other low-power connected devices.
★「手書き」代筆するAIロボット、実力は?再現された人間っぽい文字
★ Googleが開発する卓球ロボット、人とのラリーで340回ノーミスを達成
★ 文章から“3Dモデル”をAIが生成 米Googleなどが「DreamFusion」を開発
【6】AI川柳
調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。
2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。
AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!
★ お題「夜長」(10月18日投稿)
幸せをはなして秋の夜長かな
今日のAIはロマンチストモードのようです。
★ お題「相棒」(10月25日投稿)
相棒に納得させるような人
相棒がいるって、いいですね。
【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。
私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
調和系工学研究室 教授 川村 秀憲
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◇ 次号は、11月11日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
http://harmo-lab.jp/?page_id=2923
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