AI俳句対局の案内

平成30年6月20日第1版

「AI の MIRAI、俳句の未来 - 俳句対局 in 北海道大学 – 」

開催のお知らせ

俳句は定型詩としては世界で一番短い詩と言われていて、正岡子規が俳句の源流を作り上げてから,日本国内のみならず世界各地においても盛んに俳句が詠まれています。また、近年では、俳句甲子園という高校生を対象とした俳句コンクールも大きな盛り上がりを見せています。

人工知能の発展は目覚ましく,自動運転やロボット制御といった新たな産業を支えるキーテクノロジーとなっています。人工知能の応用は産業分野に留まらず,SAPPORO AI LABはAIにとって最も不得意とされている「感性」や「独創性」の結実した「俳句づくり」への挑戦を始めています。

今年2月にNHK総合「超絶 凄ワザ!」で人類vs AI の対決の1つとして、世界で初めて人間とAIが俳句をテーマに対決を行いました。この対決では東京大学 大塚凱さん、松山ドリームチーム、ノンスタイル 石田明さんを擁する人類側の三連勝という結果に終わりましたが、この度対戦の地を札幌に移して再び対決を行うことになりました。

題して「俳句対局® -しりとり対決-」。「俳句対局®」とは、囲碁や将棋の対局のように制限時間内に、即興で作句し合うイベントです。今回は相手の句の最後の二文字を頂いて、しりとりのように俳句をつなげてゆくルールで行います。

また本イベントはAI俳句との対決だけはなく、人工知能研究の第一人者であるはこだて未来大学 松原仁教授を基調講演にお招きして、AIが人間のような創作を行う可能性について講演していただきます。また、「超絶 凄ワザ!」の人類vs AI の俳句パートを担当されたNHK 仁木島ディレクターをお招きして、「超絶 凄ワザ!」の裏側に関して講演を行っていただきます。その他、テクノフェイス社や北海道大学のAI俳句開発者から俳句生成技術について解説していただき、東京大学 大塚凱さんの5000句を元にAIが生成した俳句を大塚さんご本人から解説していただきます。AI俳句との対決後には、大塚凱さんをモデレータとして感想戦を行います。

本イベントを通じて人工知能の創作活動が広く認知されることで、俳人の皆様の創作意欲を刺激して、俳句文化のさらなる進化と深化を引き起こすことを期待しています。

本イベントは,SAPPORO AI LAB,マルコボ.コム,日本OR学会北海道支部の共催となっておりますが、どなたでも聴講料無料で参加可能ですので、奮ってお越しください。

本イベントは,SAPPORO AI LAB,マルコボ.コム,日本OR学会北海道支部,北海道大学大学院情報科学研究科 調和系工学研究室の共催となっておりますが、どなたでも聴講料無料で参加可能ですので、奮ってお越しください。

1.日時  
平成30年7月13日(金)13:30~17:30

2.会場  
北海道大学 学術交流会館 講堂(306席)
北海道札幌市北区北8条西5丁目
アクセス: JR「札幌駅」下車、徒歩7分
https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/s01/access\

3.参加方法
下記の聴講申し込みフォームから事前登録をお願いいたします。今回のイベントはどなたでも聴講可能で、参加費は無料です。

 聴講申し込みフォームへのリンク(クリックしてください)

申し込みフォームのタブが立ち上がりますので、メールアドレス、お名前、ご所属等を記載の上、登録をお願いいたします。

4.プログラム

1.開会の挨拶 13:30-13:40 川村秀憲 氏(北海道大学 教授)
2.講演 13:40-15:20
 13:40 基調講演
     松原仁 氏(はこだて未来大学 教授)
 14:20 講演 「「超絶 凄ワザ!」の裏側」
   仁木島健一 氏(NHK ディレクター)
 14:40 講演 「AI俳句に対決するための人類会議」
   キムチャンヒ氏(100年俳句計画 編集長)
 14:50 講演 「AI俳句の中身 その1」
   石田崇 氏(株式会社テクノフェイス 代表取締役)
 15:00 講演 「AI俳句の中身 その2」
   米田航紀 氏(北海道大学)
 15:10 講演 「大塚凱とgAI」
   大塚凱 氏(東京大学)
3.休憩 15:20-15:35
4.俳句対局 15:35-16:30
   キムチャンヒ氏(100年俳句計画 編集長)
 15:35 選手紹介・ルール説明
 15:40 俳句対局 対局出場者は下記参照のこと
 16:10 判定・講評 対局審査員は下記参照のこと
5.休憩 16:30-16:45
6.感想戦 16:30-16:55
 16:30 感想戦
  司会:大塚凱氏、感想戦のパネラーは下記参照のこと
 17:00 AI俳句協会設立の挨拶
  松原仁 氏(はこだて未来大学 教授)
7.閉会の挨拶 17:10-17:15 酒井裕司 氏(財団法人さっぽろ産業振興財団 専務理事)

・対局出場者
【AI一茶チーム】
AIオペレータ:米田航紀 氏、今原智広 氏(北海道大学)
選句:林佑 氏(俳句集団【itak】、艀)、村上海斗 氏(俳句集団【itak】)、千貫幹生氏(俳句集団【itak】)
投句:今野陽子 氏 (調和技研)

【人類チーム】
らまる氏(マルコボコム代表)、あねご氏(いつき組)、門田なぎさ氏(いつき組)、大山香雪蘭氏(いつき組)、曼珠沙華氏(藍生・いつき組)、マーペー氏(いつき組)、南行ひかる氏(藍生・いつき組)、日暮屋又郎氏(いつき組)、広瀬ともぞう氏(いつき組)、山本哲史氏(俳句同人「燻」)

・対局審査員
石本雪鬼 氏(雪嶺主宰)、鹿岡真知子 氏(氷原帶同人)、江草一美 氏(草木舎)、松王かをり 氏(銀化同人、俳句集団【itak】幹事)

・感想戦パネラー
松原仁 氏(はこだて未来大学)、キムチャンヒ氏(100年俳句計画 編集長)、髙須賀眞美子(あねご)氏(いつき組)、伊藤孝行 氏(北海道大学)、山下倫央 氏(北海道大学)

 5.問い合わせ先

北海道大学大学院情報科学研究科
調和系工学研究室 准教授 山下 倫央
Tel: 011-706-6496
HP: http://harmo-lab.jp/
有限会社マルコボ.コム
〒790-0022 愛媛県松山市永代町16-1
Tel:089-906-0694
Fax:089-906-0695
メールでのお問い合わせ先E-mail: info.ai.haiku@gmail.com

6.主催
SAPPORO AI LAB、100年俳句計画(マルコボ.コム)、日本OR学会北海道支部、北海道大学大学院情報科学研究科 調和系工学研究室

7.企画運営
100年俳句計画(マルコボ.コム)、北海道大学大学院情報科学研究科 調和系工学研究室

8.企画協力
俳句集団【itak】

9.俳句対局に関して
(1).概要
AIチーム(AIと選句者2名)と俳人チーム(3~5名)が、先手(黒)・後手(白)に分かれての即吟対決です。先手・後手が交互に、相手の俳句の後ろの2音を頂き、その2音から始まる俳句をしりとりの要領で作ります。

AIチームは、制限時間内にAIが作った俳句の中から、代表者(1名もしくは2名)が1句選ぶことで戦います。俳人チームは、複数の俳人が入れ替わりながら作句します。交互にそれぞれ制限時間内に5句の俳句を出し合い、俳句の出来を競い合います。

(2)対局の進め方
1.AIチームと俳人チームとが、先手(黒)・後手(白)に分かれます。
2.先手(黒)チームが、席題の俳句から後ろの2音を頂き作句し投句します。(最後の2音には読み仮名を明記)
3.後手(白)チームは、先手の作った俳句から同様に頂き投句します。(最後の2音の読み仮名要)
4.2と3を繰り返し、制限時間10分の間にそれぞれのチームが5句まで繰り返します。
5.審査員(2名~4名)が、俳句の出来を審査します。
6.俳句の点数と作句にかかった時間点およびその他減点を合計し、点数の高いチームが勝ちとなります。

(3)対局のルール
1.使用する季語は当季に限らない。
2.前の句から頂くのは、表記に関わらず後ろの2音のみ。促音・拗音などが含む場合は、仮名に分解し、後ろの2音を頂く。(例:「想像力」→「りょく」→「よく」)
3.「じ」と「ぢ」、「を」と「お」など、音が同じ文字は変換できる。(例:「じ」←→「ぢ」、「ず」←→「づ」、「お」←→「を」、「へ」←→「え」、「は」←→「わ」など)
4.清音、濁音、半濁音は変換できる。(例:「が」←→「か」、「す」←→「ず」、「だ」←→「た」、「は」←→「ば」←→「ぱ」、など)
5.対局ルール3と4は、一つの文字に対して両方適用することは出来ない。(例:「づ」→「ず」→×「す」、「じ」→「ぢ」→×「ち」など)
6.投句した俳句の後ろ2音の1音目が、「ん」、「ー」、その他発音が独立しない記号の場合、次に繋げる俳句は、最後の1音のみを頂いて作句する。(例:「ルーペ」→「ペ」)
また、後ろ2音とも発音が独立していない場合は、後ろからさかのぼって読める1音を頂く。(例:「エレクトーン」→「ト」)
7.正しく後ろ2音を正しく頂かなかった場合、逸脱の程度により1~3点の減点が科される。
8.全ての作句を終えた時点で残り時間による減点を行う。(「時間点」参照)
9.残り時間が0になった場合、それまでの得点に関わらず負けとなる。
10.歳時記・電子辞書の持ち込みは、可。
11.事前のメモなどの持ち込みは、不可。

*減点を極力生まないように、表記の揺れは最大限考慮する。

(4)減点
1.2音の内、正しい位置で1音しか頂いていない場合、減点1。(例:「……かな」→「さ_をさし」や「せな_かから」など)
2.2音の内、2音とも頂いているが、はじめの2音から位置でずれている場合、減点1。(例:「……かな」→「なか_まから」など)
3.2音の内、1音しか頂いておらず、はじめの2音から位置もずれている場合、減点2。(例:「……かな」→「お_さらに」や「あか_るさは」など)
4.2音の内、2音とも頂いているが、はじめの2音にいずれも含まれない場合、減点2。(例:「……かな」→「ほがら_かな」や「まだ_かなし」など)
5.2音とも全く頂いていない場合、減点3
6.対局のルール5の場合、1音目に頂いた文字が入っていない場合、減点3

(5)勝敗の決め方
審査員による判定で行われます。全ての俳句の「俳句点」の合計に、「時間点」を加えた合計点数の高い方が勝ちとなります。

(6)俳句点
それぞれの俳句ごとに各審査員が10点満点で点数を付け、その平均を、その俳句の「作品点」とします。

*俳句の評価基準
1点  内容、文字数に関わらず、投句されている。
2点  俳句としての基本的な知識に欠けている。
3点  類想が懸念される。句意が読み取り難い。
4点  類想が懸念されたり、句意が読み取り難いきらいはあるが、ひとまず句として成立している。
5点  作品としての強い魅力があるわけではないが、技術的には可も不可もなく成立している。あるいは、前句のイメージを借用しすぎている。
6点  5点の評価に加え、詩的要素が認められる。あるいは荒削りで難はあるが、発想に見るべき点がある。
7点  6点の評価に加え、発想あるいは技術いずれかの点で特に見るべきところがある。
8点  芸術的にも技術的にも、積極的評価ができる。
9点  8点の評価に加えて、強い芸術的魅力がある。
10点  9点の評価に加えて、普遍性を持った秀句である。

(7)時間点
5句全ての俳句を12分未満に作り終えた場合、減点はなし。12分~13分未満で作り終えた場合、減点0.5点。13分~14分未満で作り終えた場合、減点1点。14分~15分未満で作り終えた場合、減点1.5点。全ての俳句を作り終える前に制限時間である15分に達した場合、その時点で、それまでの得点に関わらず負けとなる。

北海道大学大学院情報科学研究科 情報理工学専攻 複合情報工学講座 調和系工学研究室のウェブサイトです。