2021年12月24日配信

こんにちは。

北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

寒さが厳しくなってまいりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

札幌は1週間前にドカ雪が降り、統計開始以来1位となる、24時間で降雪量55cmを記録しました!

ちょうど週末だったことに安堵しつつ、今季初の本格的な雪かきで筋肉痛に悩まされて方も多かったのではないでしょうか。

今年は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まったので、久しぶりに年末年始に帰省される方もいらっしゃると思います。

感染症対策が必要なwithコロナの生活はまだ続きますので、健康には十分にお気をつけて無理をなさらずに、どうぞ良いお年をお迎えください。

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◇ 本日のTopics ◇

【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

【2】日刊工業新聞「次代をつくる」

【3】俳句雑誌「牧」「編集長対談 AI俳句の巻」後編

【4】第1回「Sapporo mirAI nITe」・その4

【5】調和系工学研究室関連企業NEWS

【6】人工知能・ディープラーニングNEWS

【7】今週のAI俳句ランキング

【8】AI川柳

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【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

★和樂webにてAI俳句を取り上げていただきました

日本文化の入り口マガジン「和樂web」にてAI俳句を取り上げていただきました。

山下教授がインタビュー形式で、AIが俳句を詠むことを例に、AIが苦手なこと、AIの強みなどについて語っています。

AIの台頭で日本の俳句はどう変わる?

クリエイティブ業界も激変!?想定される人間とAIとの共創の未来

AIに「もののあわれ」はあるの?

ズバリ!AIにとって「もののあわれ」って何?

ご興味のある方はぜひお読みください。

和樂web

ついにAIが俳句を詠む時代へ!「AI一茶くん」開発者に聞く“共創の未来”

★The 20th IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technologyにて発表を行いました

12月14日(火)~17日(金)にハイブリッドで開催された“The 20th IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technolog”( https://www.wi-iat.com/wi-iat2021/index.html )にて、博士2年の幡本 昂平さんが発表を行いました。

Kohei Hatamoto, Soichiro Yokoyama, Tomohisa Yamashita, Hidenori Kawamura : Analysis of the Effect of the Number of Bidders and Bidding Process on the End Price in a B2B Online Auction, The 20th IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technology (WI-IAT), Melbourne, Australia, December (2021)

発表を行った幡本さんには、学会に参加して気づいた点と最近の動向についてレポートしてもらいました。

今回、国際会議 The 20th IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technology (WI-IAT 2021)に参加しました。

本国際会議は、データ分析などの応用研究から理論的な研究に至るまで幅広いトピックを取扱っています。

開催地はオーストラリアのメルボルンでしたが、COVID-19の影響を受け、オフラインとオンライン併用のハイブリッド開催となりました。

ハイブリッドとはいうものの、Banquetを除き発表はすべてオンライン進行であるため、ほぼ完全にオンライン開催でした。現地での研究議論ができず、非常に残念です。

本学会では、多くの招待講演が企画されていました。そのうち、Frank van Harmelen 教授が語られていた、人工知能における研究の中心的興味は機械学習等の統計的手法と知識表現や論理などの記号的手法の2つの間で揺れ動いている(AI pendulum)という表現が印象に残りました。

講演では、どちらかに偏るのではなく、組み合わせるべきだと主張されており、様々な組合せ方がデザインパターンとして分類できることが示されました。

実応用では人間が理解できる表現が求められることが多いので、研究における一つの指針として、統計的手法と記号的手法の組合せは意識すべきであると感じました。

各研究発表については、最終日に示された学会のstatsによると、データサイエンスと機械学習に関するトピックが最も多く、次いでマルチエージェントシステム、情報検索が多かったようです。

興味を持った研究発表として、“A Framework of Duplicate Detection from Online Job Postings”:  Yanchang Zhao, Haohui Chen, and Claire Masonを紹介します。

本研究では,Web上に存在する重複した求人情報の検知をおこなっており、求人情報の文字列をトークン化する方法とJaccard係数やコサイン距離などの類似度指標について、多くの組合せで検証を行っていました。

Web上の情報が多すぎることでサービス利用に困難をきたすという状況は私が研究しているB2Bオークションを含め様々な場面で見られるため、考え方が参考になりました。(博士2年 幡本 昂平)

研究内容にご興味がありましたら、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:http://harmo-lab.jp/contact

★研究室に関連する企業・ベンチャーのニュース

『Aill代表取締役豊嶋千奈氏が日経ウーマン1月号で紹介』

日経ウーマン1月号「女性リーダーの私が泣いた日」にて、株式会社Aill代表取締役豊嶋千奈氏を取り上げていただきました。

日経WOMANは、日経BP社から発行されている働く女性のための実用情報誌です。

連載「女性リーダーの私が泣いた日」では、毎号、さまざまな女性リーダーが登場し、自身のキャリアチャートやこれがあるから頑張れるアイテムなどを紹介しています。

起業のきっかけ、川村教授との出会いや、AIによる良縁アシスト「Aill goen」にかける想いなどを語っています。

Amazon Kindle版で試し読みができますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

日経ウーマン2022年1月号

【2】日刊工業新聞「次代をつくる」

今年度から日刊工業新聞「次代をつくる」にて、川村教授が寄稿しています。

第11回目はフェイスブックがその社名を「メタ」に変更したことを例にとり、なぜ今メタバースが話題なのかについて述べています。

[「次代をつくる/米フェイスブック、社名変更 仮想世界の覇権に挑む」12月21日(火)]

*日刊工業新聞社の転載承認を受けています

米フェイスブックが「メタバース」と呼ばれるサービスの開発に注力するため、その社名を「メタ」に変更したことが話題になった。

メタバースとはコンピューターの中に作られた仮想世界であり、その中でゲームや人々の交流が行われたり、サービスが提供されたりする。それ自体は新しい概念ではなく、古くはコンピューターゲーム『ウルティマオンライン』や一時話題になった『セカンドライフ』などもメタバースの一種である。映画では『マトリックス』が有名だ。

なぜ今メタバースが話題なのか。技術的にはコンピューターグラフィックスの質向上、仮想現実(VR)ヘッドセットの普及、デジタル資産管理のためのブロックチェーン(分散型台帳)の発展などのトピックはあるものの、COVID―19(新型コロナウイルス)による影響が大きい。

感染予防のために人々は現実世界で自由に行動、交流することが抑制され、ストレスも大きくなっている。仕事や教育もオンラインを通して行うのが当たり前になりつつある中で現実世界にとらわれず、人の交流を自然なものとして成り立たせるプラットホームとしてメタバースが注目を集めているのだ。

例えば『フォートナイト』という仮想世界内で戦いを繰り広げるゲームは世界で3億5000万人以上のユーザーを抱えている。その仮想世界内で米国人歌手のアリアナ・グランデが、大規模な音楽ライブを開催したことが話題となった。また、ゲーム内で映画が放映されたり、さまざまなイベントが開催されたりする。もはやゲームの枠組みを超えた世界中の人々の交流のプラットホームとなっているのだ。

今後も世界中の人々がメタバースに参加していく流れは強まっていくと予想される。その中ではコミュニティー、経済、文化、芸術、争いなど現実世界と同じものが生まれていくであろう。メタバースの中では膨大なデータが生まれ、記録されている。そのデータが新たな価値を生んでいく。

フェイスブックはメタバースのプラットホームの覇権争いに本気で挑むために社名まで変えたのである。

【3】俳句雑誌「牧」「編集長対談 AI俳句の巻」後編

2020年春に創刊された季刊俳句雑誌「牧」。

第8号となる2021年冬号にて、「編集長対談 AI俳句の巻 AI俳句は俳句を滅ばすのか」が掲載されました。

編集長を務めていらっしゃるのは、弁護士である木村 晋介氏です。

木村氏と川村教授が、AIという最先端の研究にどのような意味があるのか、またその先にどのような景色があるのかについて対談しましたので、前編に続き後編をご紹介したいと思います。

AIが人間俳句に与えるインパクト

木村 ところで、私がAI俳句協会の方と対談するといったら周りの俳句仲間から言われたのは、なぜAI俳句なの。AIに俳句を作らせて何の役に立つのか、ということなんです。もしそう聞かれたら。

川村 当然の質問なんです。私もよくいわれます。でもまずはっきりいえることは、私たちの目的は、人間より俳句のうまいコンピューターを作りたいということではないんです。

木村 でもそんな俳句のうまいコンピューターができたら自分たちの俳句の世界はどうなるんだと思うじゃないですか。

川村 例えばですけど、19世紀に産業革命が起きたときに、自分の失業の危険を感じた労働者たちが、機械打ちこわし運動をやったという歴史がありますでしょう。でも、結局機械は人類の産業と生活のレベルを上げるためにすごく役に立ったわけですよ。

木村 なるほど。コンピューターに自分の活動領域を奪われるんじゃないかという考えは、ラッダイツ運動と共通するところがあるんじゃないかということですね。

川村 産業革命というのは、人間の手足を使った技術の問題ということですけど、AI化というのは、それが人間の知能について起こってくるということです。もちろん、かなり違った次元の問題が含まれていますけど。

木村 機械には便利さという見えやすいものがありますけど。コンピューターの俳句にはそこが今一つ見えてこない。

川村 AIの知能で俳句や俳句の鑑賞がどこまでできるかを研究していくと、実は、人間がどうやって俳句を作り、選句し、鑑賞するのかということの理解に行きつくと思います。俳句という切り口から、俳句にある言語とそれを理解するということの意味を明らかにしていく。大きく言えば、人間の知能とは何なのかを理解したいということにつながっていきます。

木村 かなり哲学的な方向性を持っているということですね。哲学的な命題を、思弁的にではなく、研究によって科学的に明らかにしていくというような。すぐに実用的に使えるというものとは違うわけですか。

川村 いいえ、少し長いスパンで見ていただければ、役に立つと思います。これからの社会は、AIと人間が共同していく社会になっていきます。その時に、一茶くんのような人間的な営みとかかわっているコンピューターの研究というのは、AIがどのように人に寄り添っていけるのか、ということにつながります。人間を大切にするコンピューターの開発につながりますし、そこでは実用的な方向性も持っていると思います。

AI俳句とAI将棋

木村 少し話が飛びますが、私は将棋が趣味なんですが、この分野でAIが大活躍をしている。ひところはAIといったって人間が作ったものなんだから人間には勝てないだろう、ぐらいに思っていたんですが、いまは、将棋のプロがAIを使って研究している。藤井聡太さんもそういう中から出てきて、高校生で三つもタイトルを取っちゃった。この本が出るころには四つになっているかもしれない。

川村 将棋のような絶対的なルールがあって、その中でどうすれば有利になるか不利になるかという判断をする。これは評価関数という数字で点数化して客観的に評価できる問題なのでAIにとって超得意な分野です。この分野で人間を追い越したのは当然だと思います。

木村 AIの能力が人間を追い抜いても、決してそのジャンルがつぶれるわけではなくかえって盛上っているいい例だと思いますね。

俳句の場合はどうでしょうか。

川村 俳句には、人の価値観、人生観、感性、他人とのコミュニケーションの問題なんかがありますから、AIが評価関数で点数化して評価できるジャンルではありません。大変難しい。私たちの研究はこの人間が持っている主観的なものを含めて研究することになると思っています。

木村 もし一茶くんがその限界を克服して、俳句を評価する能力を身につけて高いレベルの俳句を作るという日が来たとすればどうでしょう。私たちの俳句作りに何か効用があるでしょうか。

川村 俳人の方の俳句作りのお手伝いができるようになるのではないかと想像します。最初に言いましたように、それが私たちの目的ではないんですけど。たとえば、俳人の方は自分以外のレベルの高い他者の俳句に学んで、あるいはインスパイア-されて、俳句を作っておられると思うんです。これは、模倣をするということは違います。それと同じことが、AIの俳句にも言えるのではないかと思います。いや、そんなものは見たくないという方ももちろんいらっしゃるでしょうけど(笑)。それはそれでいいと思います。

木村 ところで、一茶くんに関わっている皆さんは、俳句をやっているんですか。

川村 もともとは俳句をたしなんでいるものはいなかったんです。でも最近は、一茶くんの力を向上させるためには、俳句をやっていた方がいいぞ、ということになって、研究者や学生の間でオンライン句会がやられています。

木村 非常に興味深いお話をありがとうございました。一茶くんにますます頑張っていただけるように応援しています。一茶くんにも、皆さんにも、よろしくお伝えください。(了)

【4】第1回「Sapporo mirAI nITe」・その4

札幌は昔も今も、これからのミライもITの本場でありたい。

そんな想いから本年度はたくさんの情報をお伝えするため、さっぽろのITの「イマ」と「ミライ」を知る、全8回の「Sapporo mirAI nITe」が予定されています。

各セッションでは、AIやAR/VRなど先端技術やユニークなビジネスアイディアを持つ企業と札幌市における様々なITの取り組みを紹介します。

その第1回目の配信が10月19日(火)から始まりました。(https://www.youtube.com/watch?v=Wl-naynr6Hg

第1回目は川村教授がファシリテーターを務め、ゲストに北海道大学総長補佐(研究戦略) 産学・地域協働推進機構 副機構長 大学院工学研究院 応用量子科学部門 准教授 金子純一氏、聞き手に北海道コカ・コーラボトリング株式会社 成長戦略策定室室長 三浦世子氏をお迎えし、北大発ベンチャーをはじめとするさっぽろAI研究の先駆け企業について質問を交えながら語られました。

大学発ベンチャーならではの苦労話や、北大発ベンチャーが目指すものなど、大学との共同研究にご興味のある企業の方々や、北海道大学としての産学連携の取り組みなどにご興味がある研究者の方々にも関心を持っていただける内容になっていますので、メルマガでもぜひご紹介したいと思います。

【1st SESSION:さっぽろITベンチャーの嚆矢 北大発ベンチャーについて】その4

北大発ベンチャーが成果を上げていくためにできることは?

金子 今、大学の技術系のスタートアップですごく重要なのは、知財ですね。知財を使ってやる。産学連携の現場のマネジメントをしていてすごく思うのは、スタートアップが知財を使うと、産学連携が大きく変わるんです。協力してくれる人は知財をみます。これを企業の価値にして資金をぐるぐるまわす。一番の典型例は創薬で、大学のスタートアップとは相性がいいですよね。

川村 アメリカなんかでいうと、シリコンバレーがスタンフォード大学とやっていますよね。もともとスタンフォード大学って大学としての経営が窮地に陥ったことがありますが、スタートアップを支援して、巣立っていった人たちが今度は大学に寄付をしてくれる。このようにお金をつくっていきましたよね。日本の大学のあり方として、国からの資金で研究をしていくというのはだいぶ苦しくなってきていると思います。そういう意味でも、大学がこのスタートアップを成功させるというのは非常に重要な意味を持っています。

さっきの話に戻りますが、今、大学の教員の評価というのは、研究成果・論文の成果主義になっているので、制度としても変わっていかないといけないのかなと思っています。ゼロから大学の先生がというのは絶対に無理なので、大学として北大発ベンチャーをもっと盛り上げていく。残念ながら北大発ベンチャーは、他大学と比べて決して盛り上がっているとは言えない状況じゃないですか。

大きな目線で、北大がこの北大発ベンチャーで成果を上げていくためには、どういった仕組みが必要だとみているのかなというところを金子先生にお聞きしたいと思っていました。

金子 これから時代は変わっていくと思います。大学を中心としたスタートアップエコシステムをつくらないとダメなんだということを、非常に強く言われています。大学単体ではなかなか難しい。かといって、地方自治体さんだけでできるかというとそんなこともない。民間だけでもできないので、この3者が教育の部分で連携して、目指さないといけない。

北大でなぜスタートアップが根付かなかったかというと、大学にお金が入り込んで循環する仕組みがなかったんですよ。今、そこのところを整備しています。今までは知財しかなかったけれど、知財だけだとなかなか大学にお金がはいってこない。やっぱり大学と共に成長することが大事だと思います。大学で使える知財に関しては、スタートアップが手ごまに加わると「実施期間」を大学の影響下におけるので、知財の取り方が全く変わってきます。これが動き始めると、産学連携が大きく変わってくると思います。教育とスタートアップ支援をシステマチックにやる準備を着々と進めているところです。

川村 10年以上前に文科省が大学発ベンチャーを後押しした時期があって、その中で僕らもやってきましたが、大学に応援されているという感じは全く感じませんでした。掛け声はいいけれど、制度や教員、事務スタッフの実質的なところを考えていない。僕はその中でやってきましたけれども、今は非常に状況も変わってきていますし、ここでやっと大学発ベンチャーを取り巻く環境も、北大は変わってきたのかなと思います。

一方で、制度だけをつくっていくのではだめで、身近にロールモデルができるといいと思います。それと、制度だけじゃなく雰囲気つくりも大事だと思う。やっと、北大発ベンチャーがこの先どうなっていくかという議論の入り口に立ったところにきたのだと思っています。

他には企業との組み方というのも大事だと思うんですよね。僕らがAWLでやったような取り組みをもっと気軽にできるといいと思います。売り先がないところでソリューションをつくっていっても、いざ売ろうというときに困ります。本当に買ってくれるものをつくるからと企業とつめて、最後に買ってもらう。そうすると企業は本気になってくれます。

北海道、札幌だと、大学発ベンチャーをつくったときに、ファーストカスタマーさんになってくれる企業と組めると、おつきあいではなく本気で考えてくれる。北海道大学出身の企業の方もいらっしゃるので、そこで、北海道らしい取り組みになっていくのかなと思いますよね。(了)

【5】調和系工学研究室関連企業NEWS

灯油残量、配送業者に無線送信 効率アップ期待 北電子会社とIT企業が実証試験(ゼロスペック株式会社)

株式会社スクリエ 岡本孝博|口腔領域DXの事業展開が注目の企業

【6】人工知能・ディープラーニングNEWS

AIにとって“想定外”でも正しく認識 交通監視など応用に期待 富士通とMIT

2021年度「世界モデルと知能」受講生募集

Artificial intelligence that understands object relationships

テキストから実物そっくりの風景画像を作成、Nvidiaの最新AI「GauGAN2」の威力

100以上の組合せ最適化問題をPythonコード付きで解説したサイト

2021年で面白かったTransformer関連論文

架空の『ポケモン』を機械学習で生み出す技術者現る。ポケモンっぽいけど違う192匹

東大松尾研究室が監修した今後AIの鍵となる「世界モデル」講座が募集開始 松尾豊氏や三宅陽一郎氏が講座を務める講座も

ヤフーにおける自然言語処理モデルBERTの利用

CTC、医療用センサーとAI技術で健康状態を予測するプラットフォーム構築

住友電気工業とデータグリッドが不良判定AI技術を共同開発

【7】今週のAI俳句ランキング

AIが俳句をつくる「AI俳句」の普及を目指して、本研究室を事務局として2019年7月に設立されたAI俳句協会のウェブサイトでは、AIが生成した俳句を人が評価して、評価結果を集約したAI俳句ランキング(月間・週間)の集計を行っています。

今週のランキングをご紹介したいと思います。

1位 天に降るところ匂へる朴の花

2位 少年の眼を掴まるる枯野かな

3位 身の内を水流れゐる氷柱かな

すべて、本研究室が開発した「AI一茶くん」が詠んだ句になります。

「AI一茶くん」は1日1句投稿していますので、ぜひ俳句協会ウェブサイト( https://aihaiku.org ) もご覧ください!

【8】AI川柳

調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。

多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIの中には詠んだ句の良し悪しはないためそれを良いと思うのは人間の側で、そう思うことで初めてAIの詠んだ句が意味を持つのではないでしょうか。

AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★お題「ボーナス」(12月10日投稿)

おかしいなボーナスなんて言ってない

今日がボーナス支給日だなんて知らせてないのに、朝から期待の眼差しで見てくる・・・

帰りに黒毛和牛買ってくるってどうしてバレたんだろう?笑

★お題「食べる」(12月13日投稿)

愛犬と一緒に何を食べるかな

果物なら一緒に食べられるから

スーパーに行くと、ついじっくり選んでしまいます

自分のご飯より悩むかも・笑

★お題「初雪」(12月14日投稿)

初雪が頭上に降りる頃は雨

関東でも初雪が観測されたそうですね

先月、札幌もみぞれ?雨?と思っていたら初雪でしたが、そろそろドカ雪が降るかも・・・

★お題「子猫」(12月15日投稿)

子猫にはいろいろなこと教えられ

可愛いだけじゃない

愛犬の意外な一面を見れたりと、子猫を迎えて本当によかったです!

★お題「真っ白」(12月17日投稿)

散歩道真っ白だけど元気です

今日の札幌は朝から雪が降り続いています

窓の外の真っ白な景色に飼い主は溜息がでてきますが・・・

我が家の愛犬は元気にお散歩楽しんでくれるはず!

★お題「今」(12月21日投稿)

愛犬の今がいちばん美くしい

すっかり歳をとって、眠っている時間が長くなったけど

日々愛おしさが増していく

これってすごい!ありがとう!

★お題「ベッド」(12月22日投稿)

最近はベッドの外で寝てる猫

冬用のぽかぽかベッドを買ってあげたのに

なんか最近、床の上で寝てることが多いかも

ちょっと寂しい・・・笑

★お題「反抗期」(12月23日投稿)

飼い猫は犬にもわかる反抗期

帰宅したらおやつ入れが漁られてバラまかれてる

明らかにうちのネコの仕業なのに注意したら逆切れされた・・・

その反抗的な態度に、なぜかイヌの方がオロオロしてます・笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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調和系工学研究室教員

川村 秀憲教授

山下 倫央准教授

横山 想一郎助教

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Twitter 調和系工学研究室AI川柳

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