2020年9月25日配信

こんにちは。

北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

4連休が終わりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

今年は3連休以上の連休が8回もあるそうですが、祝日のない月は例年と比べると多いそうです。

10月は祝日がない月になりますので、いつもよりも長く感じられそうです。

体調管理にお気をつけてお過ごしください。

では、本日もどうぞよろしくお願いいたします。

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◇ 本日のTopics ◇

【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

【2】AI川柳

【3】今週のAI俳句ランキング

【4】ディープラーニング勉強会

【5】人工知能・ディープラーニングNEWS

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【1】調和系工学研究室WHAT’S NEW

★調和系工学研究室へ奨学寄附をいただきました

INSIGHT LAB 株式会社様より本研究室へ奨学寄附をいただきました。

INSIGHT LAB 株式会社様はビッグデータとAIソリューションでビジネスを加速させる、データサイエンスのリーディングカンパニーです。

大学での研究活動には学会への参加一つとっても研究費がかかせません。

頂いた寄附は、本研究室の人工知能に関する研究活動に有意義に活用させていただきます。

INSIGHT LAB 株式会社様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

調和系工学研究室教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について]

★調和系工学研究室パンフレットを公開しました

調和系工学研究室が取り組んでいる研究、所属メンバーや研究室発ベンチャーについて知っていただきたいとの思いから、本研究室を紹介したパンフレットを作成いたしました。

共同研究事例紹介や、進学を希望する学生の方に向けた卒業・修了生の就職先についてなど、様々な情報が紹介されています。

本研究室のHPからもダウンロードできますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

[研究室紹介パンフダウンロード]

★DCON2020本選において東京工業高等専門学校プロコンゼミ点字研究会が最優秀賞・若手奨励賞を受賞しました

8月22日(土)に開催されたディープラーニングコンテスト2020(DCON2020)本選において、東京工業高等専門学校プロコンゼミ点字研究会が最優秀賞・若手奨励賞を受賞しました。

プロコンゼミ点字研究会が開発した「:::doc(てんどっく)」は、印刷された文字と点字の相互自動翻訳を視覚障がい者自身で行えるシステムです。

プロコンゼミ点字研究会の顧問は、調和系工学研究室のOBである山下晃弘准教授が担当しています。

「:::doc(てんどっく)」は、テクノロジーを使って情報アクセス不平等をなくす、社会的意義の高い取り組みが評価されました。

本選の模様は、NHK教育テレビジョン放送番組「サイエンスZERO」において9月6日、13日の2回にわたり放送されました。

日本ディープラーニング協会

[【DCON2020 最終結果】自動点字翻訳システムで5億円の企業評価額を受け、東京高専チームが最優秀賞を受賞]

サイエンスZERO

[高専生がAIで起業!ディープラーニングコンテストの舞台裏] [第1回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2020]

情報バリアフリーのための情報提供サイト

[高専生が開発した点字翻訳システムで視覚障害者の”読む”にまつわる課題を解決]

★AILLが九州経済連合会との協業を発表しました

世界初のAI恋愛ナビゲーションアプリ「Aill」を開発する株式会社AILLが、一般社団法人九州経済連合会との協業を発表しました。

AILLは本研究室の川村教授がCo-founderを務めている、人と人をつなぐコミュニケーションをサポートできるAIを開発しているベンチャー企業です。

九州経済連合会は、九州地域の経済活性化を目的とした団体で九州・山口地域に事業所を有する法人企業等約1000社が加入しています。

同連合会が、9月18日よりAillを導入し「婚期創出事業」として、加盟企業間で社外の独身社員の出会いの場をアプリで提供。

加盟企業の福利厚生として導入を進めていきます。

Aillは、「安心して恋愛をしたい」「信頼できる人に会いたい」「仕事だけでなく私生活(恋愛)も充実させたい」という想いを実現すべく開発されたAIナビゲースンシステムです。

紹介、会話、好感度という3つのナビゲーションを利用者に提供することで、男女のコミュニケーションのすれ違いを緩和、出会った後の関係進展をサポートします。

川村教授のコメントも紹介されていますので、ご興味がある方はぜひお読みください。

TechCrunch

[AIナビアプリ開発のAILLが九州経済連合会と協業、9月18日より「婚期創出事業」での導入開始へ] [株式会社AILL]

★Business InsiderでAILLと九州経済連合会との提携について紹介されました

9月21日のBusiness Insider Japanで、株式会社AILLと一般社団法人九州経済連合会との提携について紹介されました。

AILLは本研究室の川村教授がCo-founderを務めている、人と人をつなぐコミュニケーションをサポートできるAIを開発しているベンチャー企業です。

九州経済連合会は、加盟企業の独身社員の出会いを促進するため、AIを活用した恋愛ナビゲーションアプリ「Aill(エール)」を開発するAILLと提携しました。

このサービスの最大の特徴は、通常のマッチングアプリと異なり、利用者が対象企業の社員かどうかを確認してから登録できることです(公開されるのは双方の業種のみで、会社名は表示されないため、個人情報を保護しつつ、一定の身元確認としての機能を狙います)。

加盟企業の社員は、「Aill(エール)」に登録すると、社外の独身者とマッチングができ、アプリを通じてメッセージのやり取りをする際に、AIがナビとなって恋愛成就をサポートします。

「Aill(エール)」の開発にはナビゲートエンジン開発で川村教授、AIシステム設計で東京大学の松原 仁教授、データ分析で東京大学の鳥海 不二夫准教授が関わっています。

今の若者は人数も大幅に減っており職場環境も昔とは違うため、婚活も昔のやり方は通用しなくなっています。

もちろん、社会問題としての結婚は、金銭面や社会的サポートの充実なども関わってきますが、まずは最初の一歩として「結婚相手を探したい」という人を応援できればと思います。

今後の取組を暖かく見守っていただけたらと思います。(川村 秀憲)

Business Insider Japan

[恋愛AIナビを社員の福利厚生に、九経連とエールが提携]

 [株式会社AILL]

【2】AI川柳

調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」で、その週の話題のニュースのキーワードをお題にバーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。

多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIの中には詠んだ句の良し悪しはないためそれを良いと思うのは人間の側で、そう思うことで初めてAIの詠んだ句が意味を持つのではないでしょうか。

AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変嬉しく思います!

★お題「ストーブ」(9月14日投稿)

ストーブと 言われ目鼻が 覗く犬

一週間前が嘘のように、急に札幌も寒くなりました!

今、ストーブって言った・・・?

寒くて布団から出たくない気持ちわかる・笑

★お題「ピザ」(9月15日投稿)

半額の 価格で買った ピザ屋さん

今は持ち帰ると半額になるピザ屋さんありますよね

あと、1枚買ったら2枚目無料とか

自分が学生の時にやって欲しかった!

★お題「挨拶」(9月16日投稿)  

挨拶も 済んだが何故か 会話せず

人間と同じように、動物も気が合うとか合わないとかありますよね

喧嘩しないだけ良い?笑

★お題「回る寿司」(9月17日投稿)

間違って 娘の側に 回る寿司

うっかり回る側に子供を座らせてしまうと・・・

アイスやプリンで先にお腹がいっぱいになるので気をつけないと・笑

★お題「心配」(9月18日投稿)

知らぬ間に 心配されて 考える

心配事、悩み事がある時って、意外と周りが気づきますよね

心配してくれる誰かがいるって思うだけで、くよくよしても仕方がない!って考えられるからありがたい

★お題「試着室」(9月23日投稿)

励ましの 言葉使った 試着室

店員さん側の気持ちかな?

「これはMサイズでも小さめにできているので、ワンサイズ上もお持ちしますね!」とか・・・

★お題「反抗期」(9月24日投稿)

AIも 反抗期には 完敗し

近い将来、反抗期の子供にも上手に対応してくれるチャットボットが開発されたりするのかな?

需要ありそうだけど、AIにも無理かも・笑

★お題「関取」(9月25日投稿)

関取の ように生きてる うちの猫

やっぱり、稽古あるのみ?

目指せ、猫相撲界の横綱!笑

【3】今週のAI俳句ランキング

AIが俳句を作る「AI俳句」の普及を目指して、本研究室を事務局として2019年7月に設立されたAI俳句協会のウェブサイトでは、AIが生成した俳句を人が評価して、評価結果を集約したAI俳句ランキング(月間・週間)の集計を行っています。

今週のランキングをご紹介したいと思います。

1位 威銃 見下ろしてゐる 石畳

2位 降る雪を 侮りゐたる 電話かな

3位 大学の 門を出づれば 野菊かな

すべて、本研究室が開発した「AI一茶くん」が詠んだ句になります。

「AI一茶くん」は1日1句投稿していますので、ぜひ俳句協会ウェブサイト(https://aihaiku.org) もご覧ください!

【4】ディープラーニング勉強会

調和系工学研究室ではディープラーニングの最新の知識共有を目指し、毎週ゼミを実施しています。

担当学生がトップカンファレンスから自分の興味のある論文について発表し、意見交換をしながら進めています。

本研究室HP( http://harmo-lab.jp/?page_id=1194 )には過去の発表に使用したスライドも公開していますので、ご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

[紹介論文その1]

Unified Vision-Language Pre-Training for Image Captioning and VQA

公開URL:https://aaai.org/ojs/index.php/AAAI/article/view/7005/6859

論文紹介スライドURL:https://www.slideshare.net/harmonylab/unified-visionlanguage-pretraining-for-image-captioning-and-vqa

出典:Luowei Zhou, Hamid Palangi, Lei Zhang, Houdong Hu, Jason J. Corso, Jianfeng Gao

概要 : 本論文ではUnified VLPというVision-Languageタスクを解くための統一的なモデルを提案しています。統一的というのは、EncoderとDecoderを一つのTransfomer内で完結させている点、画像キャプションとVQAという性質の異なるタスクを同じモデルで解くことができるという点からきている用語です。さらに本論文では、従来はBERTなどの言語モデルで行われていた事前学習をVision-Languageモデルにも適用し、画像とそのキャプションのペアを事前学習のデータセットとして用いることで、モデルの性能が向上することを示しています。(学部4年 平田 航大)

[紹介論文その2]

Not All Unlabeled Data are Equal: Learning to Weight Data in Semi-supervised Learning

公開URL:https://arxiv.org/abs/2007.01293

論文紹介スライドURL:https://www.slideshare.net/harmonylab/not-all-unlabeled-data-are-equal

出典:Zhongzheng Ren, Raymond A. Yeh, Alexander G. Schwing

概要 : 通常、半教師あり学習ではラベルなしデータに対して一様な重みで学習を行います。しかし、ラベルなしのデータはイコールではありません。例えば、推定を間違えている場合などはそのデータは悪影響を与えることになります。そこで、この論文では個々のラベルなしデータに対する重みを学習する方法を提案しています。ラベルなしデータの重みを固定して、トレーニングデータを用いてモデルパラメータを更新することと、モデルパラメータを固定して、バリデーションデータを用いてラベルなしデータの重みを更新することを繰り返します。既存の半教師あり学習の手法に組み込むことで、精度が向上することが確認されました。(博士1年 神戸 瑞樹)

[紹介論文その3]

Where am I looking at? Joint Location and Orientation Estimation by Cross-View Matching

公開URL:https://openaccess.thecvf.com/content_CVPR_2020/papers/Shi_Where_Am_I_Looking_At_Joint_Location_and_Orientation_Estimation_CVPR_2020_paper.pdf

論文紹介スライドURL:https://www.slideshare.net/harmonylab/where-am-i-looking-at-joint-location-and-orientation-estimation-bycrossview-matching

出典:Yujiao Shi, Xin Yu, Dylan Campbell, Hongdong Li

概要 : 地上で撮影された画像を用いて、航空画像の特徴と一致する場所を特定するクロスビュー検索問題に対し、Two-Stream CNNと 動的類似性マッチングネットワーク(DSM)を組み合わせた手法を提案した。従来手法に比べ、視野(FoV)の小さい地上画像に対しても適用可能であり、地上画像の方位角を推定して利用するDSMを用いることでSOTAを達成した。(博士2年 平間 友大)

【5】人工知能・ディープラーニングNEWS

カメラなしでも全行動を文章で記録する「RF-Diary」 RF信号でライフログ技術、MITが開発

強化学習 アルゴリズムマップ2020

ソニーのAI開発ツール「Neural Network Console」が最大64GPUも使えるようにした理由

新薬開発の書類をAIで 7割時短 NTTデータが来春提供へ

写真に映った人の服装、体型、姿勢、動きを同時編集 深層学習で隠れた部分も推測

ドワンゴ、AIボイスチェンジャー公開 誰の声でも100人の声に変換

カメラ映像から不審者を検知する次世代防犯システム

強化学習の基礎と深層強化学習(東京大学 松尾研究室 深層強化学習サマースクール講義資料)

Web会議の議事録を自動作成、頻出単語の分析も ユーザーローカルが無料公開

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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