「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される」 ラリーページ

「創造性のない仕事はすべてテクノロジーに代行される」 ビルゲイツ

「現在人間が行っている47%の仕事が20年以内に機械によって代行される」 オクスフォード大学調査報告

「2045年、人工知能の能力が人類のそれをはるかに超えるシンギュラリティ(技術的特異点)が訪れる」 レイカーツワイル

1956年、ニューハンプシャーで行われたダートマス会議にて人工知能という言葉が生まれました。以降、コンピュータが知能を持つことを夢見てさまざまな研究が行われてきました。しかし、その夢がすぐに実現することはなく、コンピュータが知能をもつには程遠い状況が続きました。

気の遠くなるような地道な基礎研究ののち、2010年以降、複雑なニューラルネットワークを効率よく学習させるためのディープラーニングと呼ばれる技術が開発されました。ディープラーニングでは、膨大な教師データをもとに繰り返しパラメータの調整を行うことで、人間が持つ画像認識や音声認識の能力、テキスト生成、情報抽出の能力、さらには芸術作品の創作能力などが獲得できることがわかってきました。

ディープラーニングの発展によって、いよいよコンピュータが知能を持ち始める入口に我々は立っています。これから、驚くような分野に応用が広がり、いままで人でしか処理できなかった様々なタスクをコンピュータが代わりに実行する世界が迫っています。望むと望まざるにかかわらず人工知能の技術開発は進み、人々の生活とコンピュータの知能が溶け合って新しい社会形態に変化していくと予想されます。

このような時代にあり、人々の幸せや社会のあるべき姿をきちんと意識し、人と人工知能が複雑に調和して有機的に機能するためにはどのような方法論、技術、思想をもってシステムを創造していくべきでしょうか。

調和系工学研究室では、人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することを目指し、社会と人との調和を前提とした人工知能の技術、およびその応用を研究しています。

研究に興味がある方、進学を考えている方、共同研究に興味がある企業の方などはお気軽にご連絡ください。

調和系工学研究室教授 川村 秀憲



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