川村秀憲著「ChatGPTの先に待っている世界」抜粋紹介、ディープラーニング勉強会の発表内容、最新の人工知能・ディープラーニング情報をお届けします/harmolab110

こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

今号のメルマガでは、川村教授の著書「ChatGPTの先に待っている世界」より、「第一章 人工知能は自ら学習する 脳の仕組みとディープラーニング」の一部を抜粋して紹介します。

第一章では、人工知能を実現する「ディープラーニング」、「ニューラルネットワーク」、「機械学習」の概念や仕組みについて、具体的に解説しています。

興味のある方はぜひお読みになってください。

それでは本日もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年12月1日配信
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■ 本日のTopics
【1】「ChatGPTの先に待っている世界」
【2】ディープラーニング勉強会
【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
【6】AI川柳
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【1】「ChatGPTの先に待っている世界」
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「第一章 人工知能は自ら学習する 脳の仕組みとディープラーニング」より一部抜粋

機械学習とニューラルネットワーク

人工知能を実現するという課題に取り組むとき、人間を含む生物の脳の働きを観察し、それを模倣することを試みます。これらの観察から生まれた概念が、脳の神経細胞(ニューロン)の働きを単純化し、それをコンピューター上で再現する「ニューラルネットワーク」です。

生物の脳では、神経細胞が相互に結びついてネットワークを形成します。このような神経細胞のネットワーク、またはそれをコンピューター上で再現したものを「ニューラルネットワーク」と呼びます。

コンピューター上でニューラルネットワークを模倣する際には、生物の神経細胞で発生している複雑な化学反応は省かれます。神経細胞が情報をやり取りし、相互に複雑につながっていることだけに着目し、これを単純化して模倣します。

コンピューター上で再現されたニューラルネットワークは、生物の神経細胞から単純化されたものを人工的に作り出していることから、「人工ニューラルネットワーク」とも呼ばれます。そして、多くの層から成るこのニューラルネットワークを用いて行われる機械学習が「ディープラーニング」です。

生物の脳の神経細胞から着想を得て生まれたニューラルネットワークですが、ディープラーニングはコンピューターが機械学習を用いてさまざまな問題を解決する手段であり、生物と同じような方法を用いているかどうかは必ずしも重視されません。

「機械学習」とは、コンピューターに具体的な指示を与えるのではなく、コンピューターが過去のデータや処理結果から学び、予測や分類などの問題を解決する手法のことを指します。この用語は、一九五九年に人工知能の専門家であるアーサー・リー・サミュエルが発表した論文で初めて使用され、それ以降広く認知されるようになりました。

ニューラルネットワークでの学習は、正しい答えがすでにわかっているデータセット(教師データ)を使ってコンピューターに学ばせるプロセスです。このデータをもとに、コンピューターはニューラルネットワーク内の接続の強さ(結合重み)を調整し、正確な判断ができるようにします。この学習の仕方から、ニューラルネットワークの学習も機械学習の一部と言えます。

ニューラルネットワークの考え方は、一九五七年にフランク・ローゼンブラットが提案した「パーセプトロン」という単純な学習モデルに始まります。パーセプトロンは、人間の脳の動作を模倣し、コンピューターが基本的な学習をできるようにするものです。それから数十年後、トロント大学のジェフリー・ヒントンが率いる研究チームが、ディープラーニングという新しい方法を発明しました。彼らは「オートエンコーダ」と呼ばれる特殊な計算の仕方を使って、コンピューターがデータをより深く理解できるようにしました。

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続きが気になる方はぜひ本書をお読みいただければありがたいです
[川村秀憲著, ChatGPTの先に待っている世界(dZERO, 2023)]

ご意見・ご感想はこちらからお願いいたします
http://harmo-lab.jp/contact


【2】ディープラーニング勉強会
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◇ 11/20紹介論文
MobileOne: An Improved One millisecond Mobile Backbone
Keyword: モバイル、画像分類、オブジェクト検出、セマンティックセグメンテーション

出典: Vasu, Pavan Kumar Anasosalu, et al.: MobileOne: An Improved One Millisecond Mobile Backbone, Proceedings of the IEEE/CVF Conference on Computer Vision and Pattern Recognition (2023)
掲載紙: CVPR2023
[公開URL]

概要: モバイル端末向けのニューラルネットワークは多くの場合、FLOPsやパラメータ数で最適化されています。しかし、これらの最適化は実際のモバイルデバイスで実行した場合のネットワークの応答時間に相関しない場合があります。
我々は昨今のニューラルネットワークの最適化のボトルネックを特定・分析し、その結果をもとにした新たな効率的なバックボーンMobileOneを設計しました。結果はMobileFormerと同等の性能を得ながら、38倍高速であり、最先端の効率性を達成しました。(博士2年 森 雄斗)

[論文紹介スライド]

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調和系工学研究室ではディープラーニングの最新の知識共有を目指し、毎週ゼミを実施しています。
担当学生がトップカンファレンスから自分の興味のある論文について発表し、意見交換をしながら進めています。
本研究室HP( http://harmo-lab.jp/?page_id=1194 )には過去の発表に使用したスライドも公開していますので、ご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。


【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
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◇ 「DEEPCORE」の公式noteにて川村教授のインタビューを掲載いただきました

2023年11月24日付、AI特化型ベンチャーキャピタル 株式会社ディープコアの公式noteにて、川村教授のインタビューを掲載いただきました。
大学教授である川村教授が、起業支援に関わる経緯や、北海道・札幌で構築するエコシステムについて、お話ししています。

インタビュー記事はこちらからお読みいただけます。
https://note.com/deepcore_kernel/n/nf94723121910?fbclid=IwAR0pk5dqGdCc39av-TLhKbv_v1oB53kRBAbB2ZSvqjlcVZHkfZkW1PRyc4U

川村教授は株式会社ディープコアのアドバイザーをつとめています。

[株式会社ディープコア]


◇ 北海道新聞にて川村教授の講演を取り上げていただきました

2023年11月29日付、北海道新聞にて、道新苫小牧政経文化懇話会の例会で行われた川村教授の講演を取り上げていただきました。
同例会は29日に苫小牧市のグランドホテルニュー王子で開かれ、川村教授は、「AIの未来 ChatGPTの先に待っている世界」と題してお話ししました。

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です)


★ 研究室に関連する企業・ベンチャーのニュース
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◇ 国際スタートアップ・カンファレンス「Hokkaido Innovation Week」の参加申し込みを開始しました

STARTUP HOKKAIDOは、初開催となる国際スタートアップ・カンファレンス「Hokkaido Innovation Week」の参加申し込みを開始しました。
本カンファレンスは、北海道・北海道経済産業局・札幌市の3行政をはじめとする産学官がオール北海道体制で、本道のスタートアップ・エコシステム構築を目指すSTARTUP HOKKAIDO実行委員会の主催によるものです。
AWL株式会社 最高人事責任者 土田 美那 氏は、STARTUP HOKKAIDO実行委員会の実行委員長をつとめています。

詳細は下記プレスリリースよりご覧いただけます
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000128637.html

期間:2024年1月29日~2月2日(5日間)
場所:札幌市(さっぽろテレビ塔ほか)、北広島市(エスコンフィールド)ほか
対象:国内外のスタートアップ、投資家、支援者等
参加申し込み:https://hiw.cool/
主催:STARTUP HOKKAIDO実行委員会

[Hokkaido Innovation Week]
[STARTUP HOKKAIDO]
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


◇ オンライン海外人材採用イベント「JETRO GLOBAL CAREER CONNECT 2023」にAWLが参加します

2023年12月4日~12月5日にOnline (Zoom)にて開催される、海外人材採用イベント「JETRO GLOBAL CAREER CONNECT 2023」にAWL株式会社が参加します。
本イベントは、外国人採用やインターンシップ、アウトソーシングなどに関心のある日本のIT・TECH企業/スタートアップ約30社が参加するオンライン合同企業説明会です。

詳細、お申し込みは下記よりご確認ください
https://gakujo-webevent.com/jetro/

ライブ配信: 12月4日 (月) 、5日 (火) 10時~17時
※AWL株式会の企業説明は12月4日(月)14時20分~14時50分に行われます
アーカイブ配信: 12月 6日 (水)~12月13日 (水)
言語: 英語

[JETRO GLOBAL CAREER CONNECT 2023]
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


◇ AWL、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ヘッドウォータースは、ローソンで実施した、店舗DXに向けたエッジAI活用による実証実験について、発表しました

2023年11月16日付、プレスリリースにて、AWL株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社ヘッドウォータースは、株式会社ローソンで実施した、店舗DXに向けたエッジAI活用による実証実験について、発表しました。
本実証実験は、2023年3月から8月まで、東京都と神奈川県内の7店舗で実施されました。エッジAI技術ならびにマイクロソフト社のMicrosoft Azure(クラウドプラットフォーム)を用いることで、商品棚の状況を効率的に自動検知し可視化したほか、顧客の店内動線や滞留時間などの行動データを解析し、これらのデータを店舗施策の改善に活用するためのプロセス構築に取り組みました。

詳細は下記よりご覧いただけます。
https://awl.co.jp/news/20231116/

[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


◇ 日本経済新聞にて、AWL、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ヘッドウォータースの3社がローソンの店舗で実施した、AIを活用したコンビニ運営効率化の実証実験について取り上げていただきました

2023年11月16日付、日本経済新聞にて、AWL株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社ヘッドウォータースの3社が、株式会社ローソンの店舗で実施した、AIを活用したコンビニ運営効率化の実証実験について取り上げていただきました。
実証実験は、エッジAI技術搭載デバイスなどを活用した店舗運営支援のため、2023年3月から8月に東京都と神奈川県のローソン7店舗で実施されました。
AWL株式会社は、AIモデルの開発を担当しました。

[日本経済新聞] (お読みになるにはログインが必要です)
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


◇ 札幌×大阪スタートアップピッチイベントに調和技研 代表 中村 拓哉 氏が登壇します

2023年12月11日(月)に、北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウ/オンライン(ハイブリット)にて開催される、札幌×大阪スタートアップピッチイベントに、株式会社 調和技研 代表取締役社長 中村 拓哉 氏が登壇します。
本ピッチイベントは、札幌商工会議所と大阪商工会議所が連携し、スタートアップの地域を超えた事業展開・協業先獲得に向けた支援を目的に開催するものです。
当日は、札幌、大阪のスタートアップ4社が自社製品・サービスについてピッチ(プレゼン)を行います。

開催日:2023年12月11日(月)
時間:15時~17時
場所:北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウ/オンライン(ハイブリッド)
参加費:無料

詳細及びお申込み方法は下記よりご確認いただけます
https://startup-city-sapporo.com/events/20231117/

[株式会社調和技研(北大発認定ベンチャー)]
https://www.chowagiken.co.jp/


◇ 北海道新聞にて調和技研が苫小牧高専で行う授業を取り上げていただきました

2023年11月22日付、北海道新聞(11面)にて、株式会社 調和技研が苫小牧工業高等専門学校で行うAI活用に関する授業を取り上げていただきました。
授業は、AIを課題解決に応用できる人材を育てるのが狙いで、2年生の約200人が受講しました。2023年11月から始まり、来年の2月までに4回行われる予定です。
本講義で、学生たちは、北海道コンサドーレ札幌の試合来場者の満足度を高めるという実際の事例を課題に解決のアイデアを検討し、提案を行うとのことです。
第1回目の講義を代表取締役社長 中村 拓哉 氏が担当しました。

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です)
[株式会社調和技研(北大発認定ベンチャー)]


◇ 「CAREER LINK MEETUP 2023」にAWLのエンジニアが登壇しました

2023年11月28日(火)に、Zoomにて開催された「CAREER LINK MEETUP 2023 (英語版 赤い糸ONLINE)」に、北海道大学の博士課程を修了したAWL株式会社のエンジニア達が登壇し、AWLのプレゼンテーションを行いました。
本イベントは、北海道大学に留学する博士課程の学生やポスドクの方々に、英語で国際人材を採用したい日本企業との特別なミートアップの機会を提供するものです。

詳細は下記よりご覧いただけます。
https://fohred.synfoster.hokudai.ac.jp/ja/20-1/1079-1/1085-1/16005-1.html?fbclid=IwAR3GDaf7YLVL7hK227LN6_wFBrnHxhUodWxrS-Xxwdf_pDe1yhVJ7n5aGe8_aem_AV2cGflon9h2tNWVvRAWHq8lwSs_x7V21RFbRnSS8UDUend5wONI7Imq85fDiO31tuTH2-G-8BsjLX2_8lElmFiE

[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


◇ 日経産業新聞にてAWLのAIカメラ技術を活用した、食品スーパーでの実証実験について取り上げていただきました

2023年11月27日付、日経産業新聞にて、株式会社タカラ・エムシーが楽天グループ株式会社と連携して行う、AWL株式会社のAIカメラ技術を活用した、食品スーパーにおけるマーケティングの実証実験ついて取り上げていただきました。
実証実験では、2023年10月から6週間にかけて、静岡市にある食品スーパー「フードマーケット マム 若松店」に11台のデジタルサイネージを設置、人工知能カメラと連動させて、画像分析を行いました。
今後、来場者の属性や動線、広告の視聴率などの分析結果に基づき、陳列棚の配置換えやターゲットを絞った広告映像の配信など、効果的な販促策を検討する予定です。
楽天グループ株式会社は2021年に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)がAWL株式会社に出資しています。

[日経産業新聞] (お読みになるにはログインが必要です)
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]


【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
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いまあるTruthGPTは「イーロン・マスクの夢を叶えるため」第三者が作ったもの
イーロン・マスク氏は4月17日にFoxNewsのインタビューで「TruthGPT」と呼ばれる大規模言語モデルの開発について言及したが、既にサービスインしている「TruthGPT」とは無関係であることが分かった。

企業の税務調査でAI駆使 近年最多の追徴3500億円
国税当局が企業の税務調査で、人工知能(AI)の活用を本格化させている。過去の申告漏れの事例などを学習させ、膨大な資料から「疑いのある法人」を割り出す。2022事務年度(23年6月までの1年間)は法人への追徴税額が10事務年度以降で最高となった。調査の新たな武器として税逃れの捕捉を図る。

アドビ、画像の生成AI「Adobe Firefly Image 2 Model」一般提供
アドビは、「Adobe Firefly Image 2 Model」の一般提供を開始した。東京ビッグサイトで開催したイベント「Adobe MAX Japan 2023」で注目の機能として発表された。
「Adobe Firefly Image 2 Model」が、ベータ版としての提供を終了し、11月16日から正式版として一般提供される。Adobe Fireflyの初代モデルをベースに開発された次世代版と位置づけており、10月には、ユーザーが指定するカスタムスタイルでコンテンツを生成する「生成Match」のほか、写真スタイルで画像の調整が可能な「写真設定」、優れた結果を得るためにプロンプトの追加・言い換えを支援する「プロンプト候補」などの新機能が追加されていた。

DeNA、スマートフォン対応のリアルタイムのボイスチェンジャーをAIで開発 ジェンダーバイアスを超えたコミュニケーションの場の提供に期待
ディー・エヌ・エー(DeNA)は2023年11月10日、スマートフォンで動作する「リアルタイム音声変換AI」を開発した。「自分の声が別人になる」音声変換技術の開発を2019年から進めてきたDeNAは、新しい技術により、リアルタイムでの動作を可能にした。

Amazon、生成AIスキルを習得できる無料講座を「AI Ready」で提供へ
米Amazon.comは11月20日(現地時間)、新たな取り組み「AI Ready」を発表した。2025年までに世界中の200万人にAIスキルのトレーニングと教育を無料で提供することを目指す。まずはAIのスキルアップを支援する8つの無料コースを開設した。
新コースは基礎から上級まであり、企業幹部や技術者向けのコースをAWS EducateとAWS Skill Builderで受講できる。コースの詳細についてはプレスリリースを参照のこと。コースは英語だが日本からも受講可能のようだ。

GPT-4VでiPhoneの画面を操作するシステム 米Microsoftなどの研究者らが開発
米カリフォルニア大学サンディエゴ校や米Microsoftなどに所属する研究者らが発表した論文「GPT-4V in Wonderland: Large Multimodal Models for Zero-Shot Smartphone GUI Navigation」は、スマートフォンのGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)ナビゲーション用にGPT-4Vを基盤として構築されたエージェントシステムを提案した研究報告である。

「この動画に何が映っている?」、生成AIを助けるプロンプトを開発
日立製作所は車載カメラの動画に関する説明文を自動生成する技術を開発した。動画のデータベースから必要なシーンを含むものを自然言語で検索できるようになり、ADASや自動運転システムの開発に使うデータを抽出する時間を大幅に短縮するとしている。

Stability AI、テキスト→動画の「Stable Video Diffusion」をGitHubで公開
英Stability AIは11月21日(現地時間)、テキストから動画を生成するAIモデル「Stable Video Diffusion」のリサーチプレビュー版をリリースしたと発表した。同社の画像モデル「Stable Diffusion」をベースにしており、コードはGitHubで公開した。ローカルでモデルを実行するためのウェイトはHugging Faceで公開している。
GitHub https://github.com/Stability-AI/generative-models

GoogleのAI「Bard」、YouTube動画の内容要約も可能に
米Googleは11月21日(現地時間)、生成AIチャット「Bard」が「YouTube動画を理解する能力の第一歩を踏み出した」と発表した。


【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
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【日本経済新聞】北海道ガスとはこだて未来大が連携、AI活用で業務効率化(北海道ガス株式会社)
北海道ガスと公立はこだて未来大学(北海道函館市)は24日、包括連携協定を締結した。はこだて未来大が得意とする人工知能(AI)の知見を北ガスのガス機器修理の傾向分析などに活用し、故障の予測や迅速な修理対応につなげる。人材や防災面でも協力する。北ガスと未来大は2019年度から共同研究を始めていた。

北海道MaaS構築人材育成事業キックオフセミナー開催のお知らせ(北海道旅客鉄道株式会社)
令和5年12月4日(月)15時~17時、HOKKAIDO x Station 01(札幌市)、1.事業説明「北海道 MaaS プラットフォームの設立とゴールイメージ、今後の展開について」、2.基調講演:九州 MaaS のこれまでの取り組みと今後の展望(仮)講 師:一般社団法人九州経済連合会 経営企画室会長特命担当部長 有働 祐一氏 等

北海道ガスがデータ活用基盤整備/社内外の情報集約、サービス拡充狙う(北海道ガス株式会社)
北海道ガスは、社内外から取得したあらゆるデータを集約・連携して事業活動に生かす情報プラットフォームを整備した。ガス使用量や料金計算など営業系データの集約は完了し、10月に運用を始めている。別々のシステムで管理している顧客情報、総務・会計情報、燃料調達、ガス供給量など、様々なデータを今後つなぎ合わせて分析を深められるようにし、社内業務の効率化やサービスの拡充に役立てる狙い。

ホタテ剥き機に長官賞 貝柱の回収、効率的に ニッコー【釧路市】(株式会社ニッコー)
食品機械メーカーのニッコー(釧路市鶴野、佐藤一雄社長)が開発したホタテ貝自動生剥(む)き機「オートシェラー」が、2023年度北海道地方発明表彰(主催・公益社団法人発明協会)で中小企業庁長官賞を受賞…

「GMOサイバーセキュリティカンファレンス IERAE DAYS 2023」開催【GMOサイバーセキュリティー byイエラエ】(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)
2023年12月7日(木)に、GMOインターネットグループのグループ第2本社GMO Yours・フクラスで、初の自社主催で参加費無料のセキュリティカンファレンス「GMOサイバーセキュリティカンファレンス IERAE DAYS 2023」(以下、IERAE DAYS 2023)を開催します。

『「アタックサーフェース管理」とは?』というテーマのウェビナーを開催(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)
マジセミ株式会社は「「アタックサーフェース管理」とは?」というテーマのウェビナーを開催します。

「第6回 U-16プログラミングコンテスト札幌大会」に協賛いたしました(株式会社クレスコ)
2023年10月29日(日)に開催された「第6回 U-16プログラミングコンテスト札幌大会(以下、本大会)」に、当社札幌事業所がゴールドスポンサーとして協賛、札幌事業所社員の八巻正行が実行委員長として大会を運営いたしました。
大会の詳細は下記「U-16プロコンさっぽろ新聞2023年号(2.3MB)」をご確認ください。
https://sapporo.u16procon.org/wp-content/uploads/2023/11/u16procon_sap_leaflet_20231105.pdf


【6】AI川柳
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調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。

2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。

AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★ お題「初雪」(11月14日投稿)
初雪の寒さたまらず歩いてる
初雪の寒さに耐えられず、暖を取るために歩き続ける様子(感想は #ChatGPT と作成)

★ お題「冬」(11月20日投稿)
ため息をついて寝返り冬の朝
冬の朝に目覚める際の重たい感情と動作、冬の朝特有の心理状態や憂鬱な気分(感想は #ChatGPT と作成)



【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。

私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

調和系工学研究室 教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◇ 次号は、2023年12月15日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
 http://harmo-lab.jp/?page_id=2923
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