川村秀憲著「ChatGPTの先に待っている世界」抜粋紹介、最新の人工知能・ディープラーニング情報をお届けします/harmolab109
こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。
今号のメルマガでは、川村教授の著書「ChatGPTの先に待っている世界」より、「序章 六十七年の時を経て」の一部を抜粋して紹介します。
川村教授が人工知能の研究者となった1980年代の人工知能を振り返える部分です。興味のある方はぜひお読みになってください。
また、川村研究所の2回目となる研究発表会及び、年末振り返り会を、忘年会を兼ねて2023年12月22日(金)に開催します。
第1回に引き続き、本研究室所属の学生による発表と参加企業によるプレゼンを予定しておりますので、詳細が正式に決まり次第、追ってその内容をご案内させていただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
それでは本日もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年11月17日配信
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■ 本日のTopics
【1】「ChatGPTの先に待っている世界」
【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【3】調和技研エンジニアブログ
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
【6】AI川柳
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【1】「ChatGPTの先に待っている世界」
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(「序章 六十七年の時を経て」より一部を抜粋)
一九八〇年代には、第一次人工知能ブームでの経験を踏まえ、人間の知識やノウハウ、スキルをコンピューターに移すという野心的な取り組みが行われました。その結果実用化されたのが、エキスパートシステムです。エキスパートシステムは、人間の専門家の知識や経験をコンピュータープログラムに組み込むことで、特定の分野での問題解決や意思決定を支援する人工知能でした。
しかし、このようなシステムを作ることは容易ではありませんでした。専門家の知識を正確に表現し、プログラムに組み込むことは困難で、それは専門家の知識がしばしば暗黙的であり、言語化や形式化が難しいことが原因でした。
一例を挙げると、医師の知識をもとに患者の症状から病気を特定するエキスパートシステムをつくるには、どのようなルールを定義すればいいでしょうか。医師が患者の症状から病気を特定するプロセスは非常に複雑です。医師は問診により得た情報だけでなく、過去の病歴や生活習慣、アレルギー情報、顔色や身体検査による情報など数多くの情報を統合して診断を行います。
的確な診断には豊富な経験が不可欠であり、ときには医師でさえ言語化できない直感に基づき病気が特定されることもあります。このような形式化されていない知識は「暗黙知」と呼ばれています。
また、エキスパートシステムにおいてもフレーム問題は解決できませんでした。やはり現実世界の問題に対応するための、膨大な数のルールや知識をプログラムに組み込むことは困難でした。エキスパートシステムは、医療診断、金融、製造業、石油掘削など、さまざまな分野で実用化されたものの、最終的には期待されたほどの効果を発揮することはできませんでした。
このような経緯から、人々は人工知能に対する幻滅を感じ、人工知能の冬の時代が訪れました。その時期はちょうど私が人工知能の研究者になったころの話でもあります。
一大転機となった技術
二〇〇〇年代の到来とともに、インターネットの世界は急速な進化を遂げました。人々が手軽に情報を得られるようになったインターネットの普及、処理能力を大幅に伸ばしたコンピューター、そしてスマートフォンの登場。これらの進化が重なる中で、人工知能の歴史を塗り替える革新が生まれました。それが「ディープラーニング(深層学習)」です。
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続きが気になる方はぜひ本書をお読みいただければありがたいです。
[川村秀憲著, ChatGPTの先に待っている世界(dZERO, 2023)]
もし、本書をお読みになった方は感想やご意見をお寄せください。
ご意見・ご感想はこちらからお願いいたします
http://harmo-lab.jp/contact
【2】調和系工学研究室WHAT’S NEW
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◇ 川村研究所「第2 回人工知能・調和系工学研究発表会」を開催します
2023年12月22日(金)に、川村研究所の「第2 回人工知能・調和系工学研究発表会」および、「川村研究所年末振り返り会」を開催します。
― 川村研究所「第2 回人工知能・調和系工学研究発表会」
本発表会は、第1回に引き続き、本研究室所属の学生による発表を通して、参加者が川村研究所の創るエコシステムのあり方について議論する場を設けることを目的としています。
期日:2023年12月22日(金) 13時~16時を予定 ※時間は調整中
会場:北海道大学構内 ※学術交流会館講堂で調整中
会費:無料
主催:川村研究所・調和系工学研究室
※学生による発表と参加企業によるプレゼンを予定しています。
詳細は正式に決まり次第、ご案内させていただきます
―「川村研究所年末振り返り会」
上記研究発表会終了後、「川村研究所 年末振り返り会」と題した懇親会を開催いたします。
ご参加者の皆さまと2023 年を振り返りつつ、2024 年の活動を活性化させるための交流の場としたいと思います。
期日:2023 年12 月22 日(金) 18時~20時
会場:札幌グランドホテル
会費:一人1.5~2 万円を予定(調整中)
※懇親会の会費につきましては、参加人数によって変動があるため、人数確定次第別途ご案内いたします。
※イベント当日、会場にて領収書の発行をいたします。お申し込み時の社名以外の宛名をご希望の場合は、事前にご連絡いただけますと幸いです
参加ご希望の方は下記フォームよりお申込みいただけます
https://forms.gle/QSXa77EGzvpBoUJ19
[ご質問・お問い合わせ]
株式会社InnovationBASE 北海道 中野
メール : info(at) ib-hokkaido.jp TEL : 080-5074-7623
(at) を@に変えてメールをお送りください。
◇ Sapporo AI Lab AI 普及啓発セミナーにて山下准教授が基調講演を行います
2023年12月5日(火)に、札幌市産業振興センター/オンライン(ハイブリット)で開催される~Sapporo AI Lab AI 普及啓発セミナー~「DX の推進に向けた次の一手(パート 2)」にて、山下准教授が「重要なのは機械学習(ML)の運用(Operation)」と題し、基調講演を行います。
今年2回目の開催となる今回のセミナーは、自社で AI 技術を活用するには「どのような備えが必要か」について、「実際の導入事例」をもとに機械学習とその運用(MLOps)のノウハウを学ぶ場としています。
後半には株式会社テクノフェイス 代表取締役 石田 崇 氏をゲストにお迎えして山下准教授とのクロストークも行われる予定です。
開催日:2023 年12 月 5 日(火)15時~17時
開催場所:札幌市産業振興センター セミナールーム D(産業振興棟 2 階)/オンライン配信(ハイブリット)
受講申込は下記の申込フォームからお申込みください
https://forms.gle/215hpcyHdcoULb2YA
※締め切りは12月1日17時まで、会場は定員30名/オンライン配信は定員制限なし
詳細は下記よりお読みいただけます。
https://www.s-ail.org/notice/news/3492/
◇ リージョナルキャリア 地域情報ブログにて川村研究所を取り上げていただきました
2023年11月1日付、リージョナルキャリア地域情報ブログにて、2023年に発足された川村研究所を取り上げていただきました。
記事では、川村研究所の発足に伴い開催された「第一回人工知能・調和系工学研究発表会」での川村教授の講演内容等について紹介しています。
◇ トラベルボイスにて、グッドフェローズ「第7回ユーザー会~集客施設情報交換会~」で行われた川村教授の基調講演を取り上げていただきました
2023年10月31日付トラベルボイスにて、株式会社グッドフェローズ主催「ユーザー会~集客施設情報交換会~」にて行われた川村教授の基調講演を取り上げていただきました。
同情報交換会は、9月26日に渋谷QWSスクランブルホールにて開催されました。
「ポストコロナ、ChatGPT時代のインバウンド集客戦略とレベニューマネジメント」をテーマに、株式会社JTB代表取締役 社長執行役員 山北 栄二郎 氏と川村教授が基調講演を行い、川村教授は「人工知能の未来 ChatGPTの先にまっている世界」と題して、ChatGPTの活用などについてお話ししました。
同情報交換会の開催レポートを株式会社グッドフェローズのブログよりお読みいただけます
https://goodf.co.jp/blog/event/2830
[トラベルボイス]
[株式会社グッドフェローズ]
◇ 日本経済新聞にて川村教授が基調講演を行った「北海道ミライづくりフォーラム2023」を取り上げていただきました
2023年11月2日付、日本経済新聞にて川村教授が基調講演を行った「北海道ミライづくりフォーラム2023」を取り上げていただきました。
「北海道ミライづくりフォーラム2023」は、11月2日にロイトン札幌にて、北海道とNTT東日本の主催により開催されたものです。
当日は自治体や民間企業が取り組む数々の事例紹介やデジタル技術の展示、自治体DXやドローン、教育分野でのデジタル活用をテーマにしたセミナーやディスカッションなどが行われました。
[北海道ミライづくりフォーラム2023]
◇ 日本経済新聞にて川村教授の講演を取り上げていただきました
2023年10月31日付、日本経済新聞にて、同日に札幌市内のホテルで行われた札幌日経懇話会での川村教授の講演「人工知能の未来 ChatGPTの先に待っている世界」を取り上げていただきました。
[日本経済新聞]◇ 調和系工学研究室に新しいメンバーが配属されました
調和系工学研究室に新しく、学部三年生3名が配属されました。
[ 櫻井 舜さん ]自然言語よりは,画像認識や画像分類に興味があります.
ご迷惑をお掛けすると思いますが,何卒よろしくお願いします. [ 帆井 健悟さん ]
3DCGなどメディア系の分野に興味があります。
画像生成AIにも興味があり、それを使って何かができたらいいなとも思います。
至らぬ点も多々あると思いますが、頑張りたいと思います。
よろしくお願いいたします。 [ 前嶋 瞭佑さん ]
フロントエンドのメディア系にも興味がありますが、どちらかというとシステム設計方面の興味が強いです。
予備知識がないため、あまり興味の矛先が定まっていませんが学びながら見つけていければと考えています。
3名の皆さん、これから調和系のメンバーとしてぜひ一緒に頑張りましょう!
★ 研究室に関連する企業・ベンチャーのニュース
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◇ 調和技研が北洋SDGs推進2号ファンドからご出資いただきました
2023年11月10日に、株式会社北洋銀行と株式会社北海道二十一世紀総合研究所は、「北洋 SDGs 推進 2 号ファンド(北洋 SDGs 推進 2 号投資事業有限責任組合)」を通じて、株式会社 調和技研を含むスタートアップ3者に出資したことを発表しました。
株式会社 調和技研がAI の道内フロントランナーであると同時に道内の AI 普及にも貢献しているとの観点で事業を高く評価していただいたものです。
「北洋 SDGs 推進 2 号ファンド」は、株式会社北洋銀行と株式会社北海道二十一世紀総合研究所により、2022 年 6 月に設立され、北海道経済のサステナビリティ(持続可能性)の実現のためにスタートアップの成長をサポートしています。
詳細は下記よりお読みいただけます
https://www.hokuyobank.co.jp/announcement/pdf/20231110_074619.pdf
[株式会社北海道二十一世紀総合研究所]
[株式会社 調和技研(北大発認定ベンチャー)]
◇ 「JAPAN JOB FAIR 2023 in Bangkok」にAWLが出展します
2023年11月25日にタイで開催される「JAPAN JOB FAIR 2023 in Bangkok」にAWL株式会社が出展します。
日時 : 2023年11月25日 (土) 11時 ~ 17時
会場 : Holiday Inn Bangkok Silom
詳細・申込 : https://japanjobfair.go.jp/thailand/bangkok2023-2/
※ 当日は履歴書と筆記用具をお持ちください
主催 : 経済産業省
海外の高等教育機関等に在学している又は卒業した方を対象に、30企業が出展予定です。
当日、会場にはAWL株式会社 最高人事責任者 土田 美那 氏が待機します。
◇ 2024年2月1日に「エスコンフィールドHOKKAIDO」にて「Hokkaido Innovation Week」のピッチイベントが開催されます
2023年11月13日 付、プレスリリースにて、STARTUP HOKKAIDOは、2024年2月1日に「エスコンフィールドHOKKAIDO」にて、国際スタートアップ・カンファレンス「Hokkaido Innovation Week」のピッチイベントを開催することを発表しました。
「Hokkaido Innovation Week」
期間:2024年1月29日(月)~2024年2月2日(金)、5日間
場所:札幌市(さっぽろテレビ塔ほか)、北広島市(エスコンフィールド)ほか調整中
対象:国内外のスタートアップ、投資家、支援者等 約1,000人
「Hokkaido Innovation Week」は、2023年9月に発足されたSTARTUP HOKKAIDO実行委員会の主催により初めて開催される北海道発の国際スタートアップ・カンファレンスです。
AWL株式会社 最高人事責任者 土田 美那 氏は、STARTUP HOKKAIDO実行委員会の実行委員長をつとめています。
「Hokkaido Innovation Week」の詳細は下記をご覧ください
https://hiw.cool/
[STARTUP HOKKAIDO]
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]
◇ AWL、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ヘッドウォータースの3社は、ローソンで実施した、店舗DXに向けたエッジAI活用による実証実験について、発表しました
2023年11月16日付、プレスリリースにて、AWL株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社ヘッドウォータースの3社は、株式会社ローソンで実施した、店舗DXに向けたエッジAI活用による実証実験について、発表しました。
本実証実験は、2023年3月から8月まで、東京都と神奈川県内の7店舗で実施されました。エッジAI技術ならびにマイクロソフト社のMicrosoft Azure(クラウドプラットフォーム)を用いることで、商品棚の状況を効率的に自動検知し可視化したほか、顧客の店内動線や滞留時間などの行動データを解析し、これらのデータを店舗施策の改善に活用するためのプロセス構築に取り組みました。
詳細は下記よりご覧いただけます。
https://awl.co.jp/news/20231116/
◇ 日本経済新聞にてAWLのAIカメラ技術を活用した、食品スーパーでの実証実験について取り上げていただきました
2023年11月6日付、日本経済新聞にて、AWL株式会社のAIカメラ技術を活用し、株式会社タカラ・エムシーが楽天グループ株式会社と連携して「フードマーケット マム 若松店(静岡市葵区)」にて行う、人工知能カメラとデジタルサイネージを連動させたマーケティングの実証実験ついて取り上げていただきました。
楽天グループ株式会社は2021年に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)がAWL株式会社に出資しています。
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]
◇ 「成長産業カンファレンス 2023」のピッチコンテスト「GRIC PITCH」にAWL CEO 北出氏が登壇しました
2023年11月16日(木)にフォースタートアップス株式会社とCIC Japan合同会社の共催する「成長産業カンファレンス 2023(GROWTH INDUSTRY CONFERENCE 2023、通称、以下:GRIC 2023)」のピッチコンテスト「GRIC PITCH」に、AWL株式会社 代表取締役社長兼CEO 北出 宗治 氏が登壇しました
「GRIC PITCH」は「大きな事業成長に挑むスタートアップと世界の架け橋になること」を目指す、グローバルなピッチステージです。
国内外から100名以上の審査員が揃い、世界の舞台でも成功の可能性があるスタートアップの審査が行われました。
GRIC PITCHについて詳細は下記よりご覧いただけます。
https://growth.forstartups.com/gric-pitch
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]
◇ 「NVIDIA / RYOYO Metropolis Day」にてAWL取締役CTO 土田 安紘 氏が登壇しました
2023年11月9日にオンラインにて開催された「NVIDIA / RYOYO Metropolis Day」にて、AWL株式会社 最高技術責任者 土田 安紘 氏が登壇し、「AWLのAI社会実装の最前線・AI技術活用の取組事例と課題」をテーマにお話ししました。
「NVIDIA / RYOYO Metropolis Day」は、菱洋エレクトロ株式会社とNVIDIAの主催によるウェブセミナーです。
NVIDIA が定義するMetropolisの紹介や、株式会社LightblueとAWL株式会社による、公共サービスや小売り現場での、画像解析技術の取組みと具体的なソリューション等が紹介されました。
[AWL株式会社(北大発認定ベンチャー)]
【3】調和技研エンジニアブログ
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北大発認定ベンチャーである株式会社 調和技研は、webサイトにて、エンジニアによるブログやインタビューを公開し、AIの最新動向、事例、ノウハウなどを紹介しています。
最近の記事をご案内いたしますので、ご興味のある方はぜひお読みになってください。
◇ AI導入の前に知っておくべき基礎知識(前編)――AIのキホンと活用事例(11/2公開)
企業のAI導入をサポートするコンサルティングが、AIの導入を検討する際にまず知っておいた方がよい基本的な知識を前後編に分けて紹介しています。
https://www.chowagiken.co.jp/blog/ai_introduction_1
数値系AI #画像系AI #言語系AI
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
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★ 身につけるAI 新たな小型ウェアラブル「Humane Ai Pin」
米Humaneは9日(米国時間)、AIを活用した新たなパーソナルウェアラブルデバイス「Ai Pin」を発表した。会話することでAIの力を常に持ち運べるという新たなフォームファクタを目指し、米国では11月16日から受注を開始する。
★ LLMの誤り(ハルシネーション)発生原因と、「創造性と事実性のバランス」などの対策ロードマップ
研究者らは、ハルシネーションはデータ、トレーニング、推論という三つの段階に根ざしていることを明らかにしました。また、LLMの実用化に対する重大な課題であるため、より信頼性の高いモデルの開発に向けた研究の方向性を示しています。
★ OpenAI、改良版生成AIモデル「GPT-4 Turbo」を「GPT-4」より安価に提供へ
米OpenAIは11月6日(現地時間)、初の開発者会議「OpenAI DevDay」で、主力のテキスト生成AIモデル「GPT-4」の改良版「GPT-4 Turbo」を発表した。パフォーマンスを最適化したため、GPT-4と比較して入力トークンの価格は3分の1に、出力トークンの価格は半額にできたとしている。
★ ベネッセが生成AI活用 制作/運用コスト40%削減、制作期間50%短縮 「進研ゼミ中学講座」Webサイトで
ベネッセホールディングスは2023年10月27日、「進研ゼミ 中学講座」のサイト制作においてコスト4割減、制作期間8週間から3週間への短縮に成功したと発表した。
★ NTT版大規模言語モデル「tsuzumi」
NTTグループでは、「tsuzumi」を用いた商用サービスを2024年3月に開始し、また今後の「tsuzumi」の研究開発については、さらなるマルチモーダル機能*3を追加することで新しい価値を創出する研究開発を推進しています。
★ 日本語大規模言語モデル「Japanese Stable LM Beta」シリーズをリリースしました
Stability AI Japan は、オープンな日本語大規模言語モデルの中で最高性能*のものを含む「Japanese Stable LM Beta (JSLM Beta)」シリーズをリリースしました。
★ 商用利用可能な日本語画像言語モデル「Japanese Stable VLM」をリリースしました
「Japanese Stable VLM」は、「Japanese Stable LM Instruct Gamma 7B」をベースとした日本語画像言語モデル(Vision-Language Model、略してVLM)です。入力した画像に対して文字で説明を生成できる画像キャプショニング機能に加え、画像についてのユーザーの質問に回答することもできます。
★ AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」でLlama 2が利用可能に
米Amazon Web Servicesは11月13日(現地時間)、大規模言語モデル(LLM)などをAPI経由で使えるサービス「Amazon Bedrock」が、米MetaのLLM「Llama」に対応したと発表した。
★ 生のデータを共有せずに高精度な画像分類を実現!Model-Contrastive Federated Learningを紹介
本論文ではMOONという画像分類に特化した連合学習のモデルが提案されていますが,このモデルは既存の連合学習モデルの精度を大きく上回ることが示されました.
★ アンカー子会社、ペットロボットを発売 ChatGPTモードで会話も
Anker子会社のルーナ・ジャパンは11月2日、ChatGPTなどの新技術を取り入れたペットロボット「Loona Blue」を発表した。価格は8万9990円。
★ 他人のSNS投稿を「GPT-4」に入力して個人情報を特定できるか? スイスの研究者らが検証
この研究は、ユーザーのオンライン投稿をLLMに入力し、ユーザーが公開する意図を持たない私的な情報をどれだけ推測できるのかを検証している。
★ TBS「サンデーモーニング」がAI画像巡り誤報 生成AI製“偽画像”を紹介→実は約10年前から存在
TBSは11月7日、テレビ番組「サンデーモーニング」で放送した生成AIに関する映像に誤りがあったとして謝罪した。インターネット上に投稿されたある画像を「生成AIでつくられたフェイク画像」と伝えていたが、以前から海外ニュースなどで出回っていた画像の可能性が高いことが分かったという。
【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
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★ 【北海道新聞】日高線跡地にドローン教室 東京の企業、AI開発も JR新事業第1弾(JR北海道)
JR北海道は31日、2021年に廃止した日高線鵡川―様似間(116・0キロ)の跡地を活用した事業プログラムの第1号として、ドローンスクールの運営などを行う「mmガード」(東京)が、日高管内新冠町で11月に事業を始めると発表した。
★ 技術力の高さアピール 釧路からニッコー参加、ビジネスエクスポ開幕【札幌】(株式会社ニッコー)
【札幌】道内最大級のビジネス総合展示会「ビジネスエクスポ」が9日から、市内のアクセスサッポロ(白石区流通センター)で始まった。
★ 太陽光発電施設の売却依頼急増 1~6月、前年同期2倍超(株式会社グッドフェローズ)
太陽光発電施設の投資物件売買サイトへの売却依頼が急増し、今年1~6月は前年同期比約2・3倍となったことが11日、分かった。サイトを運営する「グッドフェローズ」(東京都)によると、一部は買い手が見つかりにくい。大手電力が、再生可能エネルギーの発電事業者に一時的な発電停止を求める出力制御が今年過去最大となり、事業継続の不安が高まったとみられる。
★ 2023年11月23日(木・祝)に、パシフィコ横浜ノースで開催される「第4回日本眼科AI学会総会」にて、当社社員がシンポジウムおよび一般講演に登壇いたします(株式会社クレスコ)
講演セッション:シンポジウム1「HumanとAI・RoboticsのCrossTalk」 日時:2023年11月23日(木・祝)9:00~10:10 タイトル:「AIの進歩は人と世界の付き合いかたをどう変えるか」
講演セッション:一般講演1「緑内障・網膜」 日時:2023年11月23日(木・祝)10:20~11:50 タイトル:「眼底画像の年齢推定モデルの精度とDIDA画像の反応領域の関係」
★ 北海道に関心のある首都圏の大学生・専門学校生、注目!”北海道”でつながる「ゆるプラナイト」に参加しませんか?(株式会社HBA)
4回ゆるプラナイトを今年11月28日に品川で開催します。参加される学生には社会人とのコミュニケーションを通じて、 学校にいるだけではわからない将来役立つ知識やスキル、進路選択に必要な様々な仕事への理解を深めていただけます。
★ アフターサービス業務管理システム「GrowOne メンテナンス on kintone」をリリース(株式会社ニッセイコム)
株式会社ニッセイコムは、サイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォーム「kintone」で開発したアフターサービス業務管理システム「GrowOne メンテナンス on kintone」を2023年12月1日よりリリースします。
★ 世界初! サスケWorks、文章入力だけで業務アプリを構築できる『AIによるアプリ自動生成機能』をリリース!(株式会社インターパーク)
クラウドサービスの開発、販売を手がける、株式会社インターパークは、オフィス業務の効率化に貢献するノーコード業務アプリ作成ツール『サスケWorks』に、世界で初めて文章を入力するだけでアプリを自動生成する「AIによるアプリ自動生成機能」をリリース。
★ 課題に合わせたセキュリティ支援「GMOサイバーセキュリティfor医療」(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は10月26日、医療機器メーカーや医療機関向けに総合的なサイバーセキュリティの支援を行う「GMOサイバーセキュリティfor医療」を提供すると発表した。
【6】AI川柳
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調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。
2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。
AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!
★ お題「紅葉」(11月2日投稿)
通勤を紅葉にただ見送られ
紅葉の美しさが日々の仕事への行き帰りに静かな慰めを提供する(感想は #ChatGPT と作成)
★ お題「銀杏」(11月8日投稿)
手をつなぐ銀杏返し秋を知る
手を繋ぎながら秋の訪れを感じる情景、「銀杏返し」は時代を感じさせるもの、秋の清新さや懐かしさを感じさせる(感想は #ChatGPT と作成)
【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。
私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
調和系工学研究室 教授 川村 秀憲
[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)お問い合わせ先: http://harmo-lab.jp/contact
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◇ 次号は、2023年12月1日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
http://harmo-lab.jp/?page_id=2923
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▽調和系工学研究室AI川柳
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