日経MJ連載コラム「川村教授のなるほどAI」や、「月刊金融ジャーナル」掲載 川村教授のコラム「ChatGPT AIの進化と教育の未来」、最新の人工知能・ディープラーニング情報をお届けします/harmolab100


こんにちは。
北海道大学調和系工学研究室(川村秀憲教授、山下倫央准教授、横山想一郎助教)です。

今号のメルマガでは、新聞などに掲載された川村教授の2つのコラムの内容を詳しく紹介させていただきます。

1つ目のコラムは、 7月5日付、「日経MJ」に掲載された川村教授の連載コラム「川村秀憲のなるほどAI」です。連載第13回は「自己再生産能力の有無が焦点」と題し、AIと人類の滅亡という少しSFめいたテーマで、起こりうる未来について考えを巡らせています。

2つ目のコラムは、7月1日発売、「月刊・金融ジャーナル(2023年7月号)」に掲載されたコラムです。「『ChatGPT』 AIの進化と教育の未来」と題し、AIの発展と教育の意義について、また、人が自発的に学ぶことの重要性について考察しています。

ご興味のある方はぜひ本文をお読みになってください。

尚、本メルマガは、おかげさまで100号を迎えました。
「北海道大学調和系工学研究室メールマガジン」は、研究室の活動や、最新の人工知能・ディープラーニング情報を共有し、本研究室にぜひとも興味を持っていただけるよう2019年8月にスタートしました。
今後も研究に興味がある方や、進学を考えている方、共同研究に興味がある企業の方などに気軽に読んでいただける内容をお届けして参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月7日配信


◇ 本日のTopics ◇
【1】日経MJ「川村秀憲のなるほどAI」
【2】「ChatGPT」AIの進化と教育の未来
【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW
【4】人工知能・ディープラーニングNEWS
【5】調和系工学研究室関連企業NEWS
【6】AI川柳


【1】日経MJ「川村秀憲のなるほどAI」

自己再生産能力の有無が焦点
-人類がAIに滅ぼされる未来の可能性

前回は人工知能(AI)の知能レベルが人間の知能と同じぐらいになる時点をさす「シンギュラリティ」の可能性について述べました。Chat(チャット)GPTに代表される現在のAIは本能や意識を持っているわけではなく、まだまだ人の知能の本質とは乖離(かいり)があります。

しかし、将来的には人の知能に追いつき、シンギュラリティに達する可能性があることは否定できません。そのようなAIの発展を見越して、人類がAIに滅亡されるようなSF的な未来があるのかについて考察してみたいと思います。

人類がAIに滅亡されてしまうシナリオとして、大きく2通り想定できると考えています。まず1つ目は、人類の誤った使い方によってAIが人類を滅ぼしてしまうシナリオです。

AIに限らず、核兵器や生物兵器など人類を滅亡させる可能性のあるテクノロジーは多数あります。当然、様々な規制や倫理観によってそれらの使用を制限することで現在の人類の平和が保たれているわけですが、自制心を失った一握りの人がそれらを使用したり、偶発的な事故によってそれらが使用されたりすることで人類が滅んでしまう可能性は十分にありえます。

シンギュラリティの有無に関係なく、誰かが高度なAIに社会インフラの攻撃を命じたり、兵器AIに無差別に攻撃させたりすることは起こり得ることです。

そのようなことにならないよう、社会が協力してAI利用を規制したり、万が一に備えて安全に制御できるシステムを準備したりしていくことが重要です。

2つ目は、AIが自発的に人類を滅亡させてしまうシナリオです。このシナリオのトリガーは、完全に人の手を離れてロボットやAIが自身を再生産する能力を得るかどうかだと考えています。資源、電力、メンテナンスなど含めてAIの生産に人類の手が必要な状況が保たれているとすると、AIが人類を滅亡させることはAI自身も共倒れになることを意味します。

完全に自己再生産できないならば、高度に発達したAIの論理的帰結として、人類に友好的に協力することで自身の存続を安定化させる道を選ぶはずです。

一方、何かの拍子でロボットやAIが完全に人の手を借りずに自己再生産が可能になるということは、生物がこれまで繰り広げてきた生存競争にAIが参加することを意味します。そうなると、特に人類と資源、空間、エネルギーを奪い合うことになる可能性が高いと考えられます。

AIが自己の再生産を最大化するという目的を設定した時、人類を滅亡させるということが再生産最大化につながるというAIの論理的帰結は十分にありえます。これを防ぐためには、AIの自己再生産の機能について厳しい基準を設け、トリガーを超えないようにコントロールすることが大事だと思います。

AIと人類の滅亡という少しSFめいたテーマで考察してみましたが、ここまで大げさなことではなくてもこの先、AIの発展に伴って想定していない様々なことが起こり得ると思います。その際に慌てふためかないように、多様な価値観と深い洞察をもってAIの発展に準備して行くことが必要だと思っています。


【2】「ChatGPT」AIの進化と教育の未来

本稿では、OpenAIによって開発された人工知能のChatGPTについて考察する。

ChatGPTは、最先端の技術であるGPT-4を活用し、膨大なテキストデータを学習することで、人間が書いたかのような文章を生成する能力を持つ。その学習方法は、テキストデータを途中まで読み込み、続くテキストを予測させることを反復することで実現されている。十分な学習が行われると、与えられたテキストに対して続きを生成し、人々の質問に対応できるようになる。

ChatGPTは、会話や文章生成だけでなく、質問への回答や要約作成など、多岐にわたるタスクをこなすことが可能である。さらに、英語や日本語を含む多言語に対応し、幅広い言語でコミュニケーションが可能である。

「テキストの続きを予測する」という単純なタスクを追求することで、高度な対話が実現できるという事実は驚異的である。しかし、適切な予測を行うためには、言語構造や文法を理解するだけでなく、文脈を把握し、トピックや情報に関する知識を活用する必要がある。学習方法はシンプルながらも、その汎用性は非常に高いものとなっている。

最近、教育現場において、「学生がレポートをChatGPTで作成したらどうするのか」という問いがしばしば出される。この問いに対し、「考える力が落ちるから使うべきではない」「間違った答えになったらどうするのか」などといった答えを見ることがあるが、この問題はより根本的であり、近視眼的に捉えるべきではないと考える。

現代教育の枠組みの中で、人がなぜ勉強しなければならないのかという疑問がある。それは、学校で身に付ける能力が社会を維持するために必要とされるからである。「たくさん勉強して良い学校に行き、良い会社に入り、高い給与を得る」というのは、社会にとって必要な能力を身に付けた結果として高く評価されるからである。個人の自発的興味や知的好奇心を満たすことは目的ではない。

学校で身に付ける、多くの人に求められる汎用的な能力が社会を維持するために必要であるとした場合、その能力を持ったAIを開発することには強い経済合理性がある。巨大な開発費が必要だったとしても、社会に広く普及することで十分に元が取れるはずである。

この文脈で考えると、ChatGPTの登場は社会が広く求める、これまで人が担ってきた能力を代替するためだと理解できる。つまり、ChatGPTで答えられてしまうレポートを出す講義で身に付く能力は、すでに代替されてしまっており、それを人が身に付ける意義はあまりないかもしれない。新技術の登場により、これまでの教育の枠組みを守って永らえさせるのではなく、我々教育者は新しい技術を使いこなすために枠組みを変えていく必要がある。これが最初の問いへの私の答えである。

では、これからのAIの発展を受けて人が学ぶ意味はあるのだろうか。私自身は、AIの発展によって個人の自発的学びはより重要性を増していくと考えている。

現在のAIの仕組みは、例えば精度など単一指標を追求するために膨大なパラメータを調整することで構成されている。ChatGPTも、「あるテキストの先に続くのはなにか」の精度を追求することで構成されている。このような問題はAIが人を超越していくだろう。

一方、すべての問題がこの形に還元できるわけではない。例えば家を借りることを考えた場合、「広さ」「アクセス」「家賃」など複数の指標が存在し、どのようなバランスが自分にとって良いのかは自分で決めなければならない。このような問題を多目的最適化問題と言う。この問題の答えは、どのような指標をどれほど重視するかで変わってくる。しかし、AIには何をどのくらい重視するかは決められない。仕事を選ぶとき、買い物をするとき、食事をするとき、人の意思決定問題は多目的最適化問題であり、良い人生を送るためには自分で良い意思決定をしなければならない。

個人にとって多目的最適化問題がクリアに見えていればよいのだが、多くの場合はどんな指標を考えるべきか、それが自分にとってどうなのか、将来への影響はどうなのかなどが未知で不明瞭である。そこで、少しでも自分が対面している問題がどのようなものか解像度を上げて理解するためには、例えば歴史や文学、芸術、技術、科学などが大いに役に立つ。良い人生を送るために自発的な学びがますます重要になってくると考えられる。

これらの理由から、人間が学ぶことの価値は、AIの発展とともに逆に増していくと考えることができる。AIの発展が私たちに求められる能力を再定義し、学びの意義を変えていく中で、教育の目的は、単に知識の蓄積から、自己理解と自己決定の力を育むことへとシフトしていくべきである。

そして、それが個人の成長と社会全体の進歩につながると信じている。


【3】調和系工学研究室WHAT’S NEW

★ 北海道新聞にて、「札幌AI道場」第2期開設式で行われた川村教授の基調講演を取り上げていただきました

2023年6月26日付、北海道新聞にて、同日に「札幌AI道場」第2期開設式で行われた川村教授の基調講演について取り上げていただきました。
基調講演では「『ChatGPT』との付き合い方 ~生成AI興隆の今、考えたいこと~」をテーマに、ChatGPTの登場により、AIが社会に与える影響について、お話ししました。

「札幌AI道場」では第2期の参加者および課題提供企業を公募しています。
実施内容および応募方法については、こちらからご確認ください。
https://www.s-ail.org/ai-dojo/

[北海道新聞](お読みになるにはログインが必要です。)


★ 山下准教授が実行委員をつとめる「合同エージェントワークショップ&シンポジウム2023 (JAWS2023)」が開催されます

2023年9月12日(火)~9月14日(木)に登別市/オンライン(ハイブリット)にて、山下准教授が実行委員をつとめる「合同エージェントワークショップ&シンポジウム2023 (JAWS2023)」が開催されます。

JAWS(Joint Agent Workshop & Symposium)は、マルチエージェントシステムに関する研究発表を集中し、交流の場を与えることを目的として、日本ソフトウェア科学会「マルチエージェントと協調計算」研究会、電子情報通信学会「人工知能と知識処理」研究専門委員会、情報処理学会「知能システム」研究会、人工知能学会「データ指向構成マイニングとシミュレーション」研究会が協同で開催する学会横断的なイベントです。

今回は、マルチエージェントに対する取り組みにおける変化について、過去・現在・未来について語る場となります。

開催日時:2023年9月12日 (火) ~ 2023年9月14日 (木)
開催方式:ハイブリッド開催(会場/オンライン)
会場:登別グランドホテル (北海道登別市)

開催内容や、発表申込および参加登録については下記よりご確認ください。
https://sites.google.com/view/sig-macc/jaws/jaws-2023


★ Fole 2023年7月号の特集「飛躍する『AI×芸術』」にて川村教授のインタビューが掲載されました

2023年7月1日発行、Fole 2023年7月号 No.250の特集「飛躍する『AI×芸術』」にて、川村教授のインタビューが掲載されました。
人間の営みである芸術とテクノロジーである生成AIが融合することによって生まれる新しい芸術の可能性について、本研究室の取り組む人工知能が俳句を生成する実証実験プロジェクト「AI一茶くん」の開発経験をもとにお話ししています。

Foleは、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社が編集・発行する法人会員向け月刊誌です。


★ 情報処理学会誌(2023年7月号)に山下准教授の論考「AI俳句 -AI一茶くん-」が掲載されました

2023年6月15日発行、情報処理学会誌(2023年7月号)Vol.64 No.7 通巻700号の特集「AIはクリエータになれるか」に、山下准教授の論考「AI俳句 -AI一茶くん-」が掲載されました。

AIはクリエータになれるか:2.AI俳句 -AI一茶くん-

抄録:本稿では,創作分野において,日本の伝統文芸である俳句の生成が人工知能によってどの程度可能であるか,また,人工知能が詠み手である俳人にとってどのような役割を担うべきかについて説明する.現在の人工知能を利用した文学作品生成の概況を説明する.続いて,我々が開発したAI俳句研究の成果である,「AI一茶くん」という俳句生成機能と検索機能を持つシステムを紹介する.最後に,今後の俳人と人工知能の関係性に関する展望を述べる.

[一般社団法人 情報処理学会]
[「AI一茶くん」プロジェクト]


★ 毎日新聞にて「AI一茶くん」を取り上げていただきました

2023年6月26日付、毎日新聞にて「AI一茶くん」を取り上げていただきました。
俳人であり俳句評論家の栗林 浩 氏のインタビュー記事において、栗林氏が世話役をつとめる「連の会」の通信句会に「AI一茶くん」が参加した際の様子をご紹介いただいたものです。
この句会は、AIが句会に加わるとどうなるのかを試そうとして、栗林氏より山下准教授へご依頼があり、初めて実現しました。「AI一茶くん」は23人の参加者とともに投句・選句を行いました。

「AI一茶くん」は、本研究室が「Sapporo AI Lab (札幌AIラボ) 」と共同で取り組む、人工知能の技術を用いて俳句を生成する実証実験プロジェクトです。

[毎日新聞](お読みになるにはログインが必要です。)
https://mainichi.jp/articles/20230623/k00/00m/200/305000c

[「AI一茶くん」プロジェクト]


★ 研究室に関連する企業・ベンチャーのニュース

◇ 「DXゼミナールin札幌 Vol.4」にAWLのCHRO 土田 美那 氏が講師として登壇します

2023年7月14日(金)に、札幌/オンライン(ハイブリット)にて行われる「DXゼミナールin札幌vol.4 北海道のスタートアップ企業たちの挑戦」に、AWL株式会社 人事最高責任者 兼 上席執行役員 土田 美那 氏が講師として登壇します。

「DXゼミナール in 札幌Vol.4」では、未来を目指すスタートアップ企業にフォーカスし、AIやデータサイエンスの知見をコアに事業創出に挑戦する札幌の若手研究者、起業家と先端企業の変革者である大手企業のCDOが議論を展開する予定です。

AWL 土田 美那 氏は、「北大発『エッジAI ソリューション』スタートアップAWL の挑戦!」をテーマにお話しします。

日時:2023年7月14日(金)13時30分~16時45分
開催方法:会場/オンライン(ハイブリッド形式)
開催会場:札幌コンベンションセンター「小ホール」(定員180名)

詳細および参加申込みは下記よりご確認ください。
https://sapporo-innovation-lab.jp/info/2023/06/30/707/

[AWL株式会社]


◇ 北海道大学「ニセコSDGsサマースクール」にAWLのCHRO 土田 美那 氏が講師として登壇しました

2023年6月30日(金)に行われた北海道大学「ニセコSDGsサマースクール」にAWL株式会社 最高人事責任者 兼 上席執行役員 土田 美那 氏が講師として登壇し、ニセコ町とAWL株式会社が共同で取り組んだ、道の駅 ニセコビュープラザでの実証実験の成果についてお話ししました。

「ニセコSDGsサマースクール」は、北海道大学が学生・社会人、海外からの参加者を対象に実施する「Hokkaidoサマー・インスティテュート(HSI)2023」の開講科目の一つです。
本科目は、6月30日から7月2日に開講され、「SDGs未来都市」に選定されたニセコ町でのフィールドワークや、ニセコ町でのSDGsの取り組みについての講義が行われました。

[北大ニセコSDGsサマースクール]
[AWL株式会社]


【4】人工知能・ディープラーニングNEWS

東大×生成AIシンポジウム 生成AIが切り拓く未来と日本の展望(動画が公開されています。)
<概要(made with AI)>
生成AIの発展は新たな創造性をもたらし、私たちの生活や仕事のスタイルを変える可能性がある。しかし、それは人間活動に大きな影響をもたらすという懸念も伴う。この新しい技術の可能性とリスクを各界のリーダー達はどう捉え、どのような戦略を採用し、どのような未来を思い描いているのか。4つのテーマのパネルディスカッションを通じてAIが社会にもたらす変革とその本質を深堀し、人間社会の新たな未来像を探求する機会を提供する。

日本語に特化した大規模言語モデル(生成AI)を試作 日本語のWebデータのみで学習した400億パラメータの生成系大規模言語モデルを開発(国立研究開発法人情報通信研究機構)
400億パラメータの大規模言語モデル(生成AI)をWebから収集した350 GBの日本語テキストを用いて開発。従来から利用していた高品質な日本語テキストを事前学習することで、約4か月で開発。現在1,790億パラメータのモデルも学習中。今後は民間企業、国研、大学等と共同研究等を通して更に発展。

「毎日10億データ収集」のアプリDuolingo、Chat GPT-4公式パートナーへ
<概要(made with AI)>
Duolingoは、42言語を対象にしたAI搭載教育アプリで、毎日2030万人のアクティブユーザーと480万人の有料会員を持つ。加速度的にユーザー数が増え、日々10億データを収集している。また、OpenAIのChat GPT-4.0開発の公式ローンチパートナーでもあり、AI開発にも貢献。その長年のAI開発技術を活用し、「世界で最も人気」の語学学習体験を提供しようとしている。どのように学習者の心をつかむ「最良の教育者」を提供しているのか。

令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」の講演映像及び講演資料を公開しました。
文化庁は、令和5年6月に開催された、令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」の講演映像及び講演資料を公開した。
https://www.youtube.com/watch?v=eYkwTKfxyGY&ab_channel=%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81bunkachannelプレビュー

生成AIは「教育上の課題」、G20教育相成果文書案に明記…各国に対応促す
<概要(made with AI)>
インドで開かれる主要20カ国・地域(G20)の教育相成果文書案に「生成AI」について「教育システムを向上させると同時に課題でもある」と明記。論文や読書感想文などが瞬時に作成されるため、思考力や表現力を育む学習への悪影響を懸念。既にG7教育相会合でも、こうした「負」の側面への対応が必要との考えで一致。G20でも同様の認識が共有される見通し。

目の反射”で相手が何を見ているか特定するAI 眼球に映る画像を3Dシーンで復元 米研究者らが開発
米メリーランド大学カレッジパーク校に所属する研究者らが発表した論文「Seeing the World through Your Eyes」は、瞳に映る画像を3Dシーンで再構築する学習モデルを提案した研究報告である。カメラで目の反射光を複数回取得し、それによって眼球に写る画像を3D形式で再現する。

政治家の演説をAIで評価 声の質や話の筋で定量的に判断
<概要(made with AI)>
カエカが、政治家の話す力をAIで分析し、強みと課題を見つける演説力評価ツール「kaeka score politics」の提供を開始。演説をAIで分析し定量的に診断するテストの提供は日本初。カエカが生み出した独自の学習指標のうち7つに対応。1回の利用料金は2980円で、誰でもパソコンから利用可能。


【5】調和系工学研究室関連企業NEWS

北海道電力、北大キャンパスでの脱炭素実証で連携(ノーステック財団)
<概要(made with AI)>
北海道電力は、北大のキャンパスで脱炭素に関する実証実験を行うため北大と北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団、札幌市)と連携すると発表。2030年まで北大の北キャンパス内で再生可能エネルギーなどの電力を地産地消するモデルを開発し、その後キャンパス全体や道内にもモデル事業の展開を目指す。

北海道ニュースUHB ”便利なIoT” 灯油タンクのフタにセンサー…残量可視化 無駄なく配達「ゼロスペック」多田満朗さん #BOSSTALK(ゼロスペック株式会社)
「IoT」の技術を使って北海道民の生活をサポートするスタートアップ企業が注目されている。ゼロスペック株式会社は、灯油タンクのフタがわりにつけるだけで、センサーが残量を自動計測し無駄なく配達するシステムを提供する会社。代表取締役社長 多田満朗さんに新規ビジネス発想のコツを聞いた。

クレスコが堅調、出資先がインド初の学生向けAI活用ジョブポータルサイトを開設(株式会社クレスコ)
<概要(made with AI)>
クレスコが出資するインド法人、Cognavi Indiaが、インド初のAIテクノロジーマッチング機能搭載の新卒学生向けジョブポータルサイトを開設。レジュメ作成支援、職種マッチング等の機能を提供。AIの活用により学生と企業の最適マッチングを可能にする。今後、インド全土へのサービス拡大を計画。

「クラウドサービスサスケ」がChatGPTを用いた新機能をリリース(株式会社インターパーク)
<概要(made with AI)>
第一弾は通話内容の文字起こしと要約機能の提供を開始。新アップデートにより、サスケの「CloudCTI」を使用した通話内容の自動文字起こしと要約が可能に。これを記念し、新規契約先着10社に対し、1ヶ月間の文字起こしと要約機能を無償提供する。

AIの専門家が企業のAI導入・活用をサポートするサービス「AIエスコート」の提供を開始しました(株式会社クレスコ)
<概要(made with AI)>
2023年6月29日より、AI専門家がお客様の状況をヒアリングし、課題を整理し、AIの活用方法やテーマ選定をアドバイスする新サービス「AIエスコート」の提供を開始する。

【日本経済新聞】東京エレクトロン、生成AI向け需要「24年度上期から貢献」(東京エレクトロン株式会社)
<概要(made with AI)>
東京エレクトロンは、生成AI関連の需要が「2025年3月期の前半にも業績貢献する。当初の収益規模は限定的だが、中長期で成長を牽引する」と見ている。また、不振が続いている記憶用メモリー向けは、「今期終盤または来期から回復基調に入る」と見ている。

GMOサイバーセキュリティbyイエラエと連携し隠れた不正転売を見える化 増加する不正転売を適切に対応して売上機会損失とブランド力の低下を防ぐ(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)
<概要(made with AI)>
ビッグデータを活用してECブランドの販売支援等を行うACROVEと、自動価格調査システム「プライスサーチ」を提供するGMOイエラエが業務提携を結んだ。この提携は、不正転売業者に対処し、商品のブランドイメージの低下と売上機会の損失を防ぐことが目的。

フォーサム2023大阪(第59回日本眼感染症学会)にて、鳥取大学と当社の共同研究の取り組みを発表いたします(株式会社クレスコ)
<概要(made with AI)>
2023年7月7日と8日に大阪国際会議場で開催される「フォーサム2023大阪(第59回日本眼感染症学会)」で、鳥取大学と当社技術研究所の共同研究を発表予定。

セキュリティ・ミニキャンプ in 宮崎 2023 専門講座 開催(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)
<概要(made with AI)>
一般社団法人宮崎県情報産業協会は、2023年8月26日から27日にかけて、「セキュリティ・ミニキャンプ in 宮崎2023」を開催予定。今回は25歳以下の学生を対象に専門講義を実施。情報セキュリティ人材の早期発掘と育成を目的としている。参加者を募集中。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は講師として登壇。

朝日生命保険相互会社様のWebサイトで当社との共同構築事例が紹介されました(株式会社クレスコ)
<概要(made with AI)>
朝日生命保険相互会社は、Azure Open AIの大規模言語モデル(GPT-3.5/GPT-4)を基にしたAIチャットボットを社内業務に導入。本サービスの構築にクレスコが協力。現在は、情報収集や社内資料作成、業務課題の分析等に活用。将来的には社内規定や保険商品の約款などを学習させた自動回答システムを構築し、業務の効率化・高度化を図る予定。

ENECHANGE株式会社様へAIチャットボット社員「helpmeee! KEIKO」を導入 社内問合せ対応工数を約半減。バックオフィスのDX化実現を支援(バリュエンステクノロジーズ株式会社)
<概要(made with AI)>
バリュエンステクノロジーズは、エネルギープラットフォーム事業を展開するENECHANGEの社内問い合わせ対応とヘルプデスクのDXを実現するため、自社開発のAIチャットボット社員「helpmeee! KEIKO」を導入したと発表した。このツールはノーコードでバックオフィスの効率化と高度化を支援する。


【6】AI川柳

調和系工学研究室では、毎日新聞社「仲畑流万能川柳」や第一生命保険「サラリーマン川柳」を学習用の教師データとした「AI川柳」に取り組んでいます。
2020年3月までの1年間「NHK総合 ニュースシブ5時」にて、その週の話題のニュースのキーワードをお題に、バーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが詠んでいたAI川柳も、本研究室が開発した人工知能システムです。
多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、2020年6月にAI川柳のTwitterアカウント( https://twitter.com/ai_senryu )を開設いたしました。
AIには詠んだ句に対する「良し悪し」の感覚はありません。そのため、人間がどのように感じ、どのような情景を思い浮かべるかにより、AIが詠んだ句に意味が生じてきます。
AIが詠んだ句に共感していただけましたら大変うれしく思います!

★ お題「夏」(6月26日投稿)
夕焼の光の中に夏となる
一年で最も昼の長い日である夏至がすぎましたね。これから気温が上がり、夏本番に向けて、暑さは日に日に増していきます。

★ お題「植物」(6月28日投稿)
植物を研究してる人ばかり
朝ドラは見ていますか?北大植物園をつくった宮部博士は牧野博士と交流がありました。北大にはクラーク博士や宮部博士らの集めた植物標本が保管されています。


【ご寄附のお願い】
人工知能によるイノベーションでより素晴らしい世界を実現することが、私たち調和系工学研究室の使命であると考え日々研究に取り組んでいます。
大学での研究活動には、研究に必要な機器の整備のほかにも、学生の学会への参加や論文投稿など研究費が欠かせません。
私たちの取り組みにご賛同いただけ、応援のご寄附を賜れましたら大変心強く、研究を続けるうえで大きな励みとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
調和系工学研究室 教授 川村 秀憲

[北海道大学奨学寄附金制度について](本学への寄附金については、税法上の優遇措置の対象となります)
お問い合わせ先:http://harmo-lab.jp/contact

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◇ 次号は、2023年7月21日に配信する予定です。
◇ メールマガジンのバックナンバー
 http://harmo-lab.jp/?page_id=2923


調和系工学研究室教員
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