11月29日放送の「タイプライターズ」でAI俳句を取り上げていただきました

11月29日(日)放送のBSフジ「タイプライターズ~物書きの世界~」で、本研究室が開発しているAI俳句を取り上げていただきました。

「タイプライターズ」は、新進気鋭の作家を招き、その知られざる素顔や執筆の裏側を探求していく番組です。

番組では、作家としての顔を持つ番組MCの又吉直樹さんと加藤シゲアキさんが、AI一茶くんが作った俳句を鑑賞しました。

番組の中でAI一茶くんによる16句が紹介され、読んだときには一瞬笑いを誘うような句、意味が分からない句に対してなるほどと思わせる解説を披露していただきました。

その中で特に印象に残った解説をご紹介します。

お題「柿」

鉛筆を削るごとくに柿を剥く

音が良い、印象に残る。創作していてどんどん神経は尖っていき、その余韻のまま柿を食べようとしている。

お題「コンビニ」

コンビニの立泳ぎする少女かな

外がすごく暑くて、やっとコンビニの中で涼んでいるさまが立泳ぎに見える。

コンビニがうしろで動く春の風

春に新入社員のひとたちでコンビニがいつもよりせわしない様子を、背後で感じている。

お題「ロボット」

ロボットのかげとなりゆく盆踊り

楽しく盆踊りしていたところに恐ろしい巨大ロボットがやってきて、みんなが見上げている。

番組の中では、想像していた以上にAI一茶くんの生成した句に良い句があると高い評価をいただきました。

また、人間が普段思いつかないような言葉の組み合わせの俳句からインスピレーションを得て感性が刺激され、普段考えないようなことを考えるので読むのが楽しいと仰っていただきました。

3人がランダムに1句ずつ受け持って、それぞれの解釈で戦わせるのは面白いのではないかとのご意見もいただいたので、ぜひ俳句解釈バトルにも挑戦したいと思います。

[タイプライターズ~物書きの世界~](BSフジ)

放送日時:2020年11月29日(日)17時~